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大阪市大正区は治安悪い?最初に結論
こちらの結論に至った理由を、下記から具体的な数値とともに紹介いたします。大阪市大正区の治安が気になる人は、是非最後までご覧ください。
本記事のデータ参照元
▼別エリアの治安
大阪市大正区の犯罪状況
大阪市大正区の2022年と2023年の犯罪傾向を比較すると、以下のような変化が見られます。
1. 総犯罪認知件数の変化
年度 | 件数 | 増減数 | 増減率 |
---|---|---|---|
2022年 | 594件 | – | – |
2023年 | 620件 | +26件 | +4.4% |
総犯罪認知件数は、前年と比較して約4.4%増加しています。
2. 犯罪種別の変化
犯罪種別 | 2022年 | 2023年 | 増減数 | 増減率 |
---|---|---|---|---|
凶悪犯 | 0件 | 13件 | +13件 | – |
粗暴犯 | 50件 | 44件 | -6件 | -12.0% |
窃盗犯 | 442件 | 430件 | -12件 | -2.7% |
知能犯 | 34件 | 34件 | 0件 | 0.0% |
風俗犯 | 1件 | 2件 | +1件 | +100.0% |
その他の刑法犯 | 67件 | 97件 | +30件 | +44.8% |
主な傾向
- 凶悪犯の増加: 2022年は0件だった凶悪犯が、2023年には13件発生しています。
- 粗暴犯の減少: 粗暴犯は12.0%減少しています。
- 窃盗犯の微減: 窃盗犯は2.7%減少しています。
- その他の刑法犯の増加: その他の刑法犯が44.8%増加しています。
2023年は、凶悪犯の増加が特に顕著であり、その他の刑法犯も増加傾向にあります。
周辺の自治体と比べた大阪市大正区の治安
自治体 | 犯罪認知件数 | 人口 | 人口1万人あたりの犯罪件数 |
---|---|---|---|
大阪市北区 | 4,906件 | 139,802人 | 約351件 |
大阪市此花区 | 760件 | 64,586人 | 約118件 |
大阪市西区 | 1,453件 | 108,930人 | 約133件 |
大阪市大正区 | 620件 | 61,662人 | 約101件 |
大正区は、周辺の自治体と比較して人口1万人あたりの犯罪件数が最も低く、治安が比較的良好であると考えられます。
犯罪種別ごとの比較
犯罪種別 | 大正区 | 北区 | 此花区 | 西区 |
---|---|---|---|---|
凶悪犯 | 13件 | 41件 | 8件 | 11件 |
粗暴犯 | 44件 | 352件 | 50件 | 89件 |
窃盗犯 | 430件 | 3,667件 | 561件 | 1,108件 |
知能犯 | 34件 | 277件 | 33件 | 164件 |
風俗犯 | 2件 | 136件 | 31件 | 28件 |
その他の刑法犯 | 97件 | 433件 | 75件 | 164件 |
大正区は、全体的に他の自治体と比較して各犯罪種別の件数が少ない傾向にあります。
大阪市大正区とその周辺の特徴的な犯罪の傾向
- 大正区:
- 自転車盗: 178件(区内で最多)
- 万引き: 46件(窃盗犯全体の約10.7%)
- 住宅地が多く、侵入窃盗の発生も見られます。
- 北区:
- 自転車盗: 1,115件
- 万引き: 891件
- 繁華街や商業施設が多く、窃盗犯の発生率が高い傾向があります。
- 此花区:
- 自転車盗: 220件
- 万引き: 81件
- 住宅地が多く、侵入窃盗の発生も見られます。
- 西区:
- 自転車盗: 565件
- 万引き: 122件
- 比較的犯罪発生率は低いものの、自転車盗が主要な犯罪となっています。
大正区では、自転車盗や万引きが主な犯罪であり、特に自転車盗が多発しています。
大阪市大正区の治安ランキング
2023年の大阪市大正区の治安状況をランキング形式でまとめました。
1. 総犯罪認知件数ランキング
順位 | 自治体名 | 犯罪認知件数 | 人口 | 人口1万人あたりの犯罪件数 |
---|---|---|---|---|
1 | 大阪市中央区 | 6,106件 | 116,687人 | 約523件 |
2 | 大阪市北区 | 4,906件 | 139,802人 | 約351件 |
3 | 大阪市浪速区 | 2,375件 | 77,460人 | 約307件 |
4 | 大阪市西成区 | 2,251件 | 105,022人 | 約214件 |
15 | 大阪市大正区 | 620件 | 61,662人 | 約101件 |
大阪市大正区は、総犯罪認知件数で大阪府内第15位に位置しています。
2. 犯罪種別ランキング
犯罪種別 | 大正区の認知件数 | 大阪府内順位 | 備考 |
---|---|---|---|
窃盗犯 | 430件 | 16位 | 自転車盗が中心 |
粗暴犯 | 44件 | 17位 | 暴行や傷害事件が目立つ |
知能犯 | 34件 | 20位 | 詐欺事件が含まれる |
風俗犯 | 2件 | 25位 | 件数が少ないが注意が必要 |
凶悪犯 | 13件 | 19位 | 件数は少ないが治安に影響を与える可能性有 |
その他の刑法犯 | 97件 | 18位 | 小規模犯罪を多く含む |
3. 人口1万人あたり犯罪認知件数ランキング
順位 | 自治体名 | 人口1万人あたりの犯罪件数 |
---|---|---|
1 | 大阪市中央区 | 約523件 |
2 | 大阪市北区 | 約351件 |
3 | 大阪市浪速区 | 約307件 |
4 | 大阪市西成区 | 約214件 |
15 | 大阪市大正区 | 約101件 |
大阪市大正区は、人口1万人あたりの犯罪認知件数では大阪府内第15位に位置しています。
大阪市大正区の犯罪認知件数は620件で、大阪府内では中位からやや下位に位置しています。特に窃盗犯が全体の約69.4%を占め、自転車盗(178件)が多発しています。一方で、凶悪犯や風俗犯の件数は少なく、重大犯罪の発生頻度は低いと言えます。
人口1万人あたりの犯罪認知件数は約101件で、大阪府全体の平均を下回っており、治安は比較的良好と言えるでしょう。ただし、自転車盗が主要な犯罪となっているため、防犯意識を高めることが重要です。
大阪市が推進する防犯対策
ここまでの内容から、大阪市大正区は治安の悪いエリアと認識させてしまったと思います。事実、件数などを見るとそうなってしまうのですが、大阪市もこの状況を看過してはいません。ということで、次より大阪市の防犯への取り組みを見てみましょう。
1. 安全なまちづくり基本計画の策定
市民、事業者、警察などと連携し、「大阪市安全なまちづくり条例」に基づき、基本計画を策定。自らを守る意識の高揚、地域防犯活動の推進、推進体制の整備を基本方針としています。
2. 地域安全防犯対策の実施
- 大阪市安全なまちづくり推進協議会: 関係機関と連携し、防犯活動を推進。
- 客引き行為等の適正化: 迷惑行為の防止を図る。
- 子どものための「見守りカメラ」の設置: 公園や通学路に防犯カメラを設置し、子どもの安全を確保。
- 防犯ボランティア活動団体登録制度: 地域の防犯活動を支援。
- 市職員によるあんしんパトロール: 職員が地域を巡回し、安全を確認。
- 地域防犯活動のための市営住宅等活用: 市営住宅を防犯活動の拠点として提供。
これらの取り組みにより、大阪市は地域の安全と防犯意識の向上を図っています。
大阪市大正区はやばい?治安を総括
2023年の大阪市大正区は、犯罪認知件数が前年より増加しましたが、人口1万人あたりの犯罪発生率では大阪府および大阪市平均を下回り、比較的良好な治安を維持しています。特に窃盗犯(自転車盗)の割合が大きく、防犯意識の向上が課題となっています。一方で、凶悪犯の増加が目立つ点は注意が必要です。
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大阪市港区の治安はやばい?悪い?周辺の区や前年と比較してみた結果
2023年、大正区の犯罪認知件数は前年の594件から620件に増加し、特に凶悪犯の増加が顕著でした。
全体の約69.4%を占める窃盗犯が中心で、自転車盗(178件)が最も多い犯罪種類となっています。
人口1万人あたりの犯罪認知件数は約101件で、大阪市全体および府平均を下回り、周辺自治体と比べても治安は安定しています。