大阪市西淀川区は治安悪い?やばい?前年の犯罪認知件数や他のエリアと治安を比較

大阪市西淀川区やばい

大阪市西淀川区の治安はやばい?最初に結論

最初に結論
  • 犯罪認知件数が約3%増加
    大阪市西淀川区の2023年の犯罪認知件数は712件で、前年より約3%増加しました。特に粗暴犯(暴行)の増加が目立ちます。
  • 人口10万人あたりの犯罪発生率は府平均以下
    西淀川区の人口10万人あたりの犯罪発生率は727件で、大阪府平均(914件)を下回り、治安が良好なエリアに位置づけられます。
  • 自転車盗の増加が課題
    窃盗犯全体はわずかに減少しましたが、自転車盗が大幅に増加し、地域の主要な課題として挙げられます。
コミン

こちらの結論に至った理由を、下記から具体的な数値とともに紹介いたします。大阪市西淀川区の治安が気になる人は、是非最後までご覧ください。

本記事のデータ参照元

▼別エリアの治安

大阪市西淀川区の犯罪状況(2022年 vs. 2023年)

大阪市西淀川区の2022年と2023年の犯罪傾向の違いをまとめました。

犯罪認知件数の全体的な傾向

  • 2022年: 犯罪認知件数は 691件
  • 2023年: 犯罪認知件数は 712件
    • 増加率: 約3%

凶悪犯

  • 2022年: 10件。
  • 2023年: 7件。
    • 減少傾向(特に強盗が2件から4件に増加したものの、放火は0件に減少)。

粗暴犯

  • 2022年: 28件。
  • 2023年: 52件。
    • 大幅な増加(暴行が10件から19件に増加)。

窃盗犯

  • 2022年: 509件。
  • 2023年: 505件。
    • わずかな減少。
    • 特に自転車盗が197件から260件に増加した一方で、車上ねらいや置引きは減少。
コミン

2023年の大阪市西淀川区では、犯罪認知件数が全体的に増加しています。特に粗暴犯(暴行)の増加が目立ち、防犯対策の必要性が高まっています。一方で、窃盗犯は全体的に減少傾向にありますが、自転車盗が依然として大きな課題です。

地域特性として、住宅地が多い西淀川区では、自転車盗や暴行事件が主な問題となっています。防犯カメラの設置や地域住民の防犯意識向上が効果的な対策と考えられます。

大阪市西淀川区と周辺自治体の治安比較(2023年)

以下は、大阪市西淀川区と隣接する周辺自治体(大阪市此花区、大阪市福島区、大阪市淀川区)の2023年における治安傾向を比較した内容です。

犯罪認知件数(人口10万人あたりの件数)

  • 西淀川区
    • 犯罪認知件数: 712件
    • 人口10万人あたり: 730件
    • 特徴: 周辺自治体と比較して治安が中程度。
  • 此花区
    • 犯罪認知件数: 760件
    • 人口10万人あたり: 1,180件
    • 特徴: 西淀川区よりもやや高い犯罪発生率。
  • 福島区
    • 犯罪認知件数: 879件
    • 人口10万人あたり: 1,360件
    • 特徴: 西淀川区よりも高く、特に窃盗犯が多い。
  • 淀川区
    • 犯罪認知件数: 1,902件
    • 人口10万人あたり: 1,040件
    • 特徴: 西淀川区の2倍以上の犯罪認知件数で、自転車盗が多発。

犯罪種別ごとの比較

  1. 凶悪犯
    • 西淀川区: 7件
    • 此花区: 8件
    • 福島区: 12件
    • 淀川区: 26件
    • 傾向: 西淀川区は凶悪犯の発生件数が比較的少ない。
  2. 粗暴犯
    • 西淀川区: 52件
    • 此花区: 50件
    • 福島区: 70件
    • 淀川区: 123件
    • 傾向: 西淀川区と此花区は粗暴犯が少ないが、福島区や淀川区では増加傾向。
  3. 窃盗犯
    • 西淀川区: 505件
    • 此花区: 561件
    • 福島区: 614件
    • 淀川区: 1,385件
    • 傾向: 西淀川区は窃盗犯が最も少ないが、自転車盗は依然として課題。
コミン

2023年の大阪市西淀川区は、隣接する此花区や福島区、淀川区と比べて治安はやや良好ですが、粗暴犯や窃盗犯が一定数発生しています。特に粗暴犯の増加が懸念されるため、地域住民の安全意識向上や暴力犯罪の抑制に向けた取り組みが求められます。

大阪府全体で見た大阪市西淀川区の治安状況(2023年)

大阪市西淀川区の治安状況について、大阪府全体および他の自治体と比較しました。

犯罪認知件数(人口10万人あたりの件数)

自治体犯罪認知件数人口(約)人口10万人あたりの件数特徴
西淀川区712件98,001人727件大阪府平均を下回る低い犯罪発生率。
大阪府全体80,037件8,764,509人914件府平均より低い犯罪発生率。
大阪市全体39,408件2,761,550人1,426件市平均と比較しても非常に良好な治安状況。

西淀川区は、大阪府全体および大阪市全体と比較して、犯罪発生率が低く、治安が良好です​。

大阪府内治安ランキング(犯罪認知件数多い順)

順位自治体犯罪認知件数人口(約)人口10万人あたりの件数
1大阪市中央区6,106件116,687人5,230件
2大阪市北区4,906件139,802人3,510件
43大阪市西淀川区712件98,001人727件

西淀川区は、大阪府内で 43位 に位置し、府内では特に治安が良いエリアの一つです。

コミン

2023年における大阪市西淀川区の治安状況は、大阪府全体および大阪市全体の平均を大きく下回り、非常に良好です。特に人口10万人あたりの犯罪発生率が低く、住みやすいエリアと言えます。地域での防犯対策が効果を上げている可能性があります。

大阪市が推進する防犯対策

ここまでの内容から、大阪市西淀川区は治安の悪いエリアと認識させてしまったと思います。事実、件数などを見るとそうなってしまうのですが、大阪市もこの状況を看過してはいません。ということで、次より大阪市の防犯への取り組みを見てみましょう。

1. 安全なまちづくり基本計画の策定

市民、事業者、警察などと連携し、「大阪市安全なまちづくり条例」に基づき、基本計画を策定。自らを守る意識の高揚、地域防犯活動の推進、推進体制の整備を基本方針としています。

大阪市公式ウェブサイト

2. 地域安全防犯対策の実施

  • 大阪市安全なまちづくり推進協議会: 関係機関と連携し、防犯活動を推進。
  • 客引き行為等の適正化: 迷惑行為の防止を図る。
  • 子どものための「見守りカメラ」の設置: 公園や通学路に防犯カメラを設置し、子どもの安全を確保。
  • 防犯ボランティア活動団体登録制度: 地域の防犯活動を支援。
  • 市職員によるあんしんパトロール: 職員が地域を巡回し、安全を確認。
  • 地域防犯活動のための市営住宅等活用: 市営住宅を防犯活動の拠点として提供。

大阪市公式ウェブサイト

コミン

これらの取り組みにより、大阪市は地域の安全と防犯意識の向上を図っています。

大阪市西淀川区はやばい?治安を総括

2023年の大阪市西淀川区の治安状況は、大阪府全体および大阪市全体と比較して非常に良好です。犯罪認知件数は前年よりわずかに増加しましたが、人口10万人あたりの犯罪発生率は727件で、大阪府平均を下回る水準です。

粗暴犯(特に暴行)の増加が懸念される一方で、凶悪犯の発生率は減少しており、全体的に深刻な犯罪は少ない地域と言えます。ただし、自転車盗の増加が依然として課題であり、防犯意識の向上や対策の強化が求められます。

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