大阪市淀川区は治安悪い?やばい?前年の犯罪認知件数や他のエリアと治安を比較

大阪市淀川区やばい

大阪市淀川区は治安悪い?最初に結論

最初に結論
  • 犯罪認知件数が約10%増加
    大阪市淀川区の2023年の犯罪認知件数は1,902件で、前年より約10%増加しました。特に自転車盗が主要な増加要因となっています。
  • 犯罪発生率は大阪府平均を上回る
    人口10万人あたりの犯罪発生率は1,038件で、大阪府平均(914件)を上回る水準です。ただし、大阪市全体の平均(1,426件)よりは低い治安状況にあります。
  • 窃盗犯が全体の約72.8%を占める
    犯罪種別では窃盗犯が最多で、特に自転車盗(746件)が目立ちます。一方で、凶悪犯は横ばいを維持しています。
コミン

こちらの結論に至った理由を、下記から具体的な数値とともに紹介いたします。大阪市淀川区の治安が気になる人は、是非最後までご覧ください。

本記事のデータ参照元

▼別エリアの治安

大阪市淀川区の犯罪状況(2022年 vs. 2023年)

大阪市淀川区の2022年と2023年の犯罪傾向を比較すると、以下の変化が見られました。

犯罪認知件数の全体的な傾向

  • 2022年: 犯罪認知件数は 1,728件​。
  • 2023年: 犯罪認知件数は 1,902件​。
    • 増加率: 約10%。

凶悪犯

  • 2022年: 20件。
  • 2023年: 26件。
    • 増加傾向(強盗が9件から7件に減少したが、放火が増加)。

粗暴犯

  • 2022年: 110件。
  • 2023年: 123件。
    • 暴行事件が大幅に増加。

窃盗犯

  • 2022年: 1,208件。
  • 2023年: 1,385件。
    • 増加の主要要因:
      • 自転車盗: 597件から746件に増加。
      • 車上ねらい: 79件から92件に増加。

その他の犯罪

  • 2022年: 254件。
  • 2023年: 245件。
    • 軽犯罪に分類されるものはほぼ横ばい。
コミン

2023年の大阪市淀川区では、犯罪認知件数が前年と比べて増加しています。特に窃盗犯(自転車盗や車上ねらい)の増加が顕著であり、防犯対策が急務です。一方で、知能犯やその他の犯罪は横ばいか減少傾向にあります。

大阪市淀川区と周辺自治体の治安比較(2023年)

以下では、大阪市淀川区と隣接する周辺自治体(大阪市東淀川区、西淀川区、豊中市)の2023年における治安傾向を比較してみました。

犯罪認知件数(人口10万人あたりの件数)

  • 淀川区
    • 犯罪認知件数: 1,902件
    • 人口10万人あたり: 1,040件
    • 特徴: 周辺自治体の中で高めの犯罪発生率。
  • 東淀川区
    • 犯罪認知件数: 1,749件
    • 人口10万人あたり: 1,020件
    • 特徴: 淀川区とほぼ同程度の治安状況。
  • 西淀川区
    • 犯罪認知件数: 712件
    • 人口10万人あたり: 730件
    • 特徴: 淀川区よりも犯罪発生率が低く、治安が良い。
  • 豊中市
    • 犯罪認知件数: 2,040件
    • 人口10万人あたり: 500件
    • 特徴: 犯罪認知件数自体は多いが、人口に対しては低い発生率。

犯罪種別ごとの比較

  1. 凶悪犯
    • 淀川区: 26件
    • 東淀川区: 17件
    • 西淀川区: 7件
    • 豊中市: 12件
    • 傾向: 淀川区は隣接自治体の中で最も多い。
  2. 粗暴犯
    • 淀川区: 123件
    • 東淀川区: 105件
    • 西淀川区: 52件
    • 豊中市: 140件
    • 傾向: 豊中市に次いで多く、東淀川区を上回る。
  3. 窃盗犯
    • 淀川区: 1,385件
    • 東淀川区: 1,319件
    • 西淀川区: 505件
    • 豊中市: 1,319件
    • 傾向: 淀川区が最多で、自転車盗が犯罪認知件数の大半を占める。
コミン

2023年の大阪市淀川区は、隣接する東淀川区、西淀川区、豊中市と比較して、治安がやや悪い傾向にあります。特に窃盗犯の発生率が高く、自転車盗が多発している点が特徴です。一方、西淀川区は犯罪発生率が低く、相対的に治安が良い地域といえます。

大阪府全体で見た大阪市淀川区の治安状況(2023年)

大阪市淀川区の治安状況について、大阪府全体および他の自治体と比較しました。

犯罪認知件数(人口10万人あたりの件数)

自治体犯罪認知件数人口(約)人口10万人あたりの件数特徴
淀川区1,902件183,197人1,038件大阪府平均を上回る犯罪発生率。
大阪府全体80,037件8,764,509人914件府平均より犯罪発生率が高い。
大阪市全体39,408件2,761,550人1,426件市平均より治安は良好。

淀川区は大阪府全体の平均を上回る犯罪発生率ですが、大阪市全体の平均と比較すると良好な治安状況にあります​。

大阪府内治安ランキング(犯罪認知件数多い順)

順位自治体犯罪認知件数人口(約)人口10万人あたりの件数
1大阪市中央区6,106件116,687人5,230件
2大阪市北区4,906件139,802人3,510件
25大阪市淀川区1,902件183,197人1,038件

淀川区は、大阪府内で 25位 に位置し、治安は中間程度と評価されます。

コミン

2023年における大阪市淀川区の治安状況は、大阪市内では比較的良好な部類に入りますが、大阪府全体の平均と比較すると犯罪発生率が高いです。特に窃盗犯が多く、自転車盗や置き引きに対する対策が求められます。

大阪市が推進する防犯対策

ここまでの内容から、大阪市淀川区は治安の悪いエリアと認識させてしまったと思います。事実、件数などを見るとそうなってしまうのですが、大阪市もこの状況を看過してはいません。ということで、次より大阪市の防犯への取り組みを見てみましょう。

1. 安全なまちづくり基本計画の策定

市民、事業者、警察などと連携し、「大阪市安全なまちづくり条例」に基づき、基本計画を策定。自らを守る意識の高揚、地域防犯活動の推進、推進体制の整備を基本方針としています。

大阪市公式ウェブサイト

2. 地域安全防犯対策の実施

  • 大阪市安全なまちづくり推進協議会: 関係機関と連携し、防犯活動を推進。
  • 客引き行為等の適正化: 迷惑行為の防止を図る。
  • 子どものための「見守りカメラ」の設置: 公園や通学路に防犯カメラを設置し、子どもの安全を確保。
  • 防犯ボランティア活動団体登録制度: 地域の防犯活動を支援。
  • 市職員によるあんしんパトロール: 職員が地域を巡回し、安全を確認。
  • 地域防犯活動のための市営住宅等活用: 市営住宅を防犯活動の拠点として提供。

大阪市公式ウェブサイト

コミン

これらの取り組みにより、大阪市は地域の安全と防犯意識の向上を図っています。

大阪市淀川区はやばい?治安を総括

2023年の大阪市淀川区は、犯罪認知件数が前年より増加し、特に窃盗犯が大きな割合を占めています。人口10万人あたりの犯罪発生率は1,038件で、大阪府平均を上回るものの、大阪市全体の平均を下回る治安状況です。自転車盗や車上ねらいといった日常的な犯罪への対策が急務となっています。

一方で、大阪市では防犯カメラの設置や地域ボランティア活動の支援など、防犯対策が進められており、地域全体で治安改善に取り組んでいます。これらの取り組みを通じて、さらに安全で安心できる街づくりが期待されます。

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