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大阪市東成区の治安は悪い?やばい?最初に結論
こちらの結論に至った理由を、下記から具体的な数値とともに紹介いたします。大阪市東成区の治安が気になる人は、是非最後までご覧ください。
本記事のデータ参照元
▼別エリアの治安
大阪市東成区の犯罪状況
大阪市東成区の2022年と2023年の犯罪傾向の違いをまとめました。
犯罪認知件数の全体的な傾向
- 2022年: 犯罪認知件数は 867件。
- 2023年: 犯罪認知件数は 908件。
- 増加率: 約4.7%。
凶悪犯
- 2022年: 5件。
- 2023年: 6件。
- わずかに増加。
粗暴犯
- 2022年: 50件。
- 2023年: 52件。
- 暴行や恐喝が微増。
窃盗犯
- 2022年: 656件。
- 2023年: 665件。
- 主な増加要因:
- 自転車盗: 312件から318件に増加。
- 主な増加要因:
その他の犯罪
- 2022年: 92件。
- 2023年: 114件。
- 増加率が最も高いカテゴリ。
2023年の大阪市東成区では、犯罪認知件数が全体的に増加しました。特に窃盗犯やその他の犯罪の増加が目立ちます。一方で、粗暴犯や凶悪犯は比較的抑えられています。
東成区は住宅地が多く、特に自転車盗が主要な課題となっています。
大阪市東成区と周辺自治体の治安比較
以下は、大阪市東成区と隣接する周辺自治体(大阪市天王寺区、大阪市生野区、大阪市中央区)の2023年における治安傾向を比較しました。
犯罪認知件数(人口10万人あたりの件数)
- 東成区
- 犯罪認知件数: 908件
- 人口10万人あたり: 1,060件
- 特徴: 周辺自治体と比較して中程度の犯罪発生率。
- 天王寺区
- 犯罪認知件数: 1,135件
- 人口10万人あたり: 1,360件
- 特徴: 東成区よりも高い犯罪発生率。
- 生野区
- 犯罪認知件数: 1,309件
- 人口10万人あたり: 1,040件
- 特徴: 東成区とほぼ同程度の治安状況。
- 中央区
- 犯罪認知件数: 6,106件
- 人口10万人あたり: 5,230件
- 特徴: 東成区の約5倍の発生率で、商業地や観光地が多いエリア特有の課題が顕著。
犯罪種別ごとの比較
- 凶悪犯
- 東成区: 6件
- 天王寺区: 18件
- 生野区: 11件
- 中央区: 51件
- 傾向: 東成区は凶悪犯の発生率が低い。
- 粗暴犯
- 東成区: 52件
- 天王寺区: 88件
- 生野区: 93件
- 中央区: 436件
- 傾向: 東成区は粗暴犯の発生が少ない。
- 窃盗犯
- 東成区: 665件
- 天王寺区: 803件
- 生野区: 959件
- 中央区: 4,562件
- 傾向: 東成区は周辺自治体より窃盗犯が少ないが、依然として高水準。
2023年の大阪市東成区は、隣接する天王寺区や中央区に比べると治安が良好ですが、生野区とはほぼ同程度の治安状況です。特に、凶悪犯や粗暴犯が少なく比較的安全な地域といえます。一方で、窃盗犯(特に自転車盗)が多く、防犯対策が重要です。
大阪府全体で見た大阪市東成区の治安状況(2023年)
大阪市東成区の治安状況について、大阪府全体および他の自治体と比較しました。
犯罪認知件数(人口10万人あたりの件数)
自治体 | 犯罪認知件数 | 人口(約) | 人口10万人あたりの件数 | 特徴 |
---|---|---|---|---|
東成区 | 908件 | 85,825人 | 1,059件 | 大阪府平均を上回る犯罪発生率。 |
大阪府全体 | 80,037件 | 8,764,509人 | 914件 | 府全体平均よりも高い犯罪発生率。 |
大阪市全体 | 39,408件 | 2,761,550人 | 1,426件 | 市平均より治安は良好。 |
東成区は大阪府全体の平均を上回る犯罪発生率ですが、大阪市全体の平均と比較すると良好な治安状況にあります。
大阪府内治安ランキング(犯罪認知件数多い順)
順位 | 自治体 | 犯罪認知件数 | 人口(約) | 人口10万人あたりの件数 |
---|---|---|---|---|
1 | 大阪市中央区 | 6,106件 | 116,687人 | 5,230件 |
2 | 大阪市北区 | 4,906件 | 139,802人 | 3,510件 |
… | … | … | … | … |
38 | 大阪市東成区 | 908件 | 85,825人 | 1,059件 |
東成区は、大阪府内で 38位 に位置し、治安は中間程度と評価されます。
2023年における大阪市東成区の治安状況は、大阪市内では比較的良好な部類に入りますが、大阪府全体の平均と比較すると犯罪発生率が高いです。窃盗犯の占める割合が大きく、特に自転車盗や置引きに対する対策が求められます。
大阪市が推進する防犯対策
ここまでの内容から、大阪市東成区は治安の悪いエリアと認識させてしまったと思います。事実、件数などを見るとそうなってしまうのですが、大阪市もこの状況を看過してはいません。ということで、次より大阪市の防犯への取り組みを見てみましょう。
1. 安全なまちづくり基本計画の策定
市民、事業者、警察などと連携し、「大阪市安全なまちづくり条例」に基づき、基本計画を策定。自らを守る意識の高揚、地域防犯活動の推進、推進体制の整備を基本方針としています。
2. 地域安全防犯対策の実施
- 大阪市安全なまちづくり推進協議会: 関係機関と連携し、防犯活動を推進。
- 客引き行為等の適正化: 迷惑行為の防止を図る。
- 子どものための「見守りカメラ」の設置: 公園や通学路に防犯カメラを設置し、子どもの安全を確保。
- 防犯ボランティア活動団体登録制度: 地域の防犯活動を支援。
- 市職員によるあんしんパトロール: 職員が地域を巡回し、安全を確認。
- 地域防犯活動のための市営住宅等活用: 市営住宅を防犯活動の拠点として提供。
これらの取り組みにより、大阪市は地域の安全と防犯意識の向上を図っています。
大阪市東成区はやばい?治安を総括
2023年の大阪市東成区は、前年に比べて犯罪認知件数が増加したものの、大阪市内では比較的良好な治安を維持しています。特に凶悪犯や粗暴犯の発生率が低く、安全性が高い地域といえます。しかしながら、窃盗犯(特に自転車盗)の増加が課題となっており、防犯意識の向上と効果的な防犯対策が求められます。
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2023年の犯罪認知件数は、前年と比べて約4.7%増加し、特に窃盗犯やその他の犯罪が目立ちました。
窃盗犯が犯罪全体の多くを占め、自転車盗が特に顕著な増加要因となっています。
隣接する天王寺区や中央区と比べると治安は良好ですが、生野区と同程度の治安状況を示しています。