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大阪市城東区は治安悪い?最初に結論
こちらの結論に至った理由を、下記から具体的な数値とともに紹介いたします。大阪市城東区の治安が気になる人は、是非最後までご覧ください。
本記事のデータ参照元
▼別エリアの治安
大阪市城東区の犯罪状況
大阪市城東区の2022年と2023年の犯罪認知件数に関して、各年のデータを比較しました。
1. 犯罪認知件数の総数
- 2022年:1,014件
- 2023年:1,274件
前年と比較して約26%増加しました。
2. 主な犯罪種類別の変化
- 凶悪犯
- 2022年:10件
- 2023年:11件(+1件、約10%増加)
- 窃盗犯
- 2022年:719件
- 2023年:920件(+201件、約28%増加)
- 特に自転車盗(2022年:408件 → 2023年:480件)が増加。
- 粗暴犯
- 2022年:51件
- 2023年:75件(+24件、約47%増加)
3. 増加が顕著な犯罪
- 自転車盗:+72件(約18%増加)
- 粗暴犯全体:+24件(約47%増加)
- 放火:+2件(2022年:1件 → 2023年:3件)
5. 全体的な傾向
2023年の城東区では、総じて犯罪認知件数が増加しています。特に窃盗犯や粗暴犯の増加が顕著で、防犯意識の強化が求められます。
大阪市城東区と隣接自治体との比較
大阪市城東区の2023年の治安状況を隣接する自治体(大阪市鶴見区、大阪市旭区、大阪市都島区)と比較しました。
犯罪認知件数(人口10万人あたりの件数)
自治体 | 犯罪認知件数 | 人口(約) | 人口10万人あたりの件数 | 特徴 |
---|---|---|---|---|
城東区 | 1,274件 | 169,379人 | 752件 | 犯罪認知件数は中程度で、治安は比較的安定している。 |
鶴見区 | 882件 | 111,725人 | 790件 | 城東区とほぼ同程度の治安状況。 |
旭区 | 797件 | 90,135人 | 885件 | 人口比で城東区よりも犯罪率がやや高い。 |
都島区 | 1,384件 | 81,311人 | 1,703件 | 人口比で犯罪発生率が最も高い。 |
城東区は、隣接する自治体の中で比較的良好な治安状況を維持していると評価されます。
犯罪種別ごとの比較
- 窃盗犯
- 城東区: 920件
- 鶴見区: 690件
- 旭区: 529件
- 都島区: 1,010件
→ 城東区は都島区に次いで窃盗犯が多いが、鶴見区や旭区より高い。
- 粗暴犯
- 城東区: 75件
- 鶴見区: 43件
- 旭区: 44件
- 都島区: 102件
→ 粗暴犯は旭区と鶴見区より多いが、都島区ほど多くはない。
- 凶悪犯
- 城東区: 11件
- 鶴見区: 5件
- 旭区: 13件
- 都島区: 24件
→ 凶悪犯の発生は中程度で、旭区や都島区より少ない。
大阪市城東区は、2023年において隣接自治体と比較して犯罪認知件数が中程度の水準にあり、治安は比較的安定しています。一方で、窃盗犯や粗暴犯の割合が高いことから、引き続き防犯対策が必要です。
大阪府全体で見た大阪市城東区の治安状況(2023年)
大阪市城東区の治安状況について、大阪府全体および他の自治体と比較しました。
犯罪認知件数(人口10万人あたりの件数)
自治体 | 犯罪認知件数 | 人口(約) | 人口10万人あたりの件数 | 特徴 |
---|---|---|---|---|
城東区 | 1,274件 | 169,379人 | 752件 | 大阪府全体および大阪市全体より低い犯罪発生率を示す。 |
大阪府全体 | 80,037件 | 8,764,509人 | 914件 | 府平均より低めの犯罪発生率。 |
大阪市全体 | 39,408件 | 2,761,550人 | 1,426件 | 市平均と比較して城東区の治安は良好。 |
城東区は大阪府全体および大阪市全体の平均と比較して犯罪発生率が低く、治安は良好です。
大阪府内治安ランキング(犯罪認知件数多い順)
順位 | 自治体 | 犯罪認知件数 | 人口(約) | 人口10万人あたりの件数 |
---|---|---|---|---|
1 | 大阪市中央区 | 6,106件 | 116,687人 | 5,230件 |
2 | 大阪市北区 | 4,906件 | 139,802人 | 3,510件 |
… | … | … | … | … |
47 | 大阪市城東区 | 1,274件 | 169,379人 | 752件 |
城東区は、大阪府内で 47位 に位置し、府内では特に治安が良いエリアの一つです。
2023年における大阪市城東区の治安状況は、大阪府全体および大阪市全体の平均よりも犯罪発生率が低く、非常に良好です。特に人口10万人あたりの犯罪発生率が低く、安心して暮らせる地域と言えます。引き続き地域の防犯意識を維持することが重要です。
大阪市が推進する防犯対策
ここまでの内容から、大阪市城東区は治安の悪いエリアと認識させてしまったと思います。事実、件数などを見るとそうなってしまうのですが、大阪市もこの状況を看過してはいません。ということで、次より大阪市の防犯への取り組みを見てみましょう。
1. 安全なまちづくり基本計画の策定
市民、事業者、警察などと連携し、「大阪市安全なまちづくり条例」に基づき、基本計画を策定。自らを守る意識の高揚、地域防犯活動の推進、推進体制の整備を基本方針としています。
2. 地域安全防犯対策の実施
- 大阪市安全なまちづくり推進協議会: 関係機関と連携し、防犯活動を推進。
- 客引き行為等の適正化: 迷惑行為の防止を図る。
- 子どものための「見守りカメラ」の設置: 公園や通学路に防犯カメラを設置し、子どもの安全を確保。
- 防犯ボランティア活動団体登録制度: 地域の防犯活動を支援。
- 市職員によるあんしんパトロール: 職員が地域を巡回し、安全を確認。
- 地域防犯活動のための市営住宅等活用: 市営住宅を防犯活動の拠点として提供。
これらの取り組みにより、大阪市は地域の安全と防犯意識の向上を図っています。
大阪市東成区はやばい?治安を総括
2023年の大阪市城東区は、犯罪認知件数が前年に比べて大幅に増加したものの、大阪市全体および大阪府全体の平均よりも犯罪発生率が低く、比較的良好な治安を維持しています。特に人口10万人あたりの犯罪発生率では、大阪府内でも治安が良い地域と評価されます。しかし、窃盗犯(特に自転車盗)や粗暴犯の増加が課題となっているため、防犯意識の向上や地域での協力を通じた防犯対策の強化が必要です。
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2023年の犯罪認知件数は前年に比べて約26%増加し、特に窃盗犯と粗暴犯が顕著な増加を示しました。
自転車盗を含む窃盗犯が大幅に増加しており、防犯意識と対策の強化が求められています。
隣接する鶴見区や旭区よりも犯罪発生率が低く、大阪市全体と比べても治安は良好です。