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大阪市阿倍野区の治安はやばい?最初に結論
こちらの結論に至った理由を、下記から具体的な数値とともに紹介いたします。大阪市阿倍野区の治安が気になる人は、是非最後までご覧ください。
本記事のデータ参照元
▼別エリアの治安
犯罪傾向の概要:大阪市阿倍野区(2022年 vs 2023年)
大阪市阿倍野区の2022年と2023年の犯罪認知件数を比較し、犯罪傾向の違いをまとめました。
犯罪認知件数の総数
年度 | 犯罪認知件数 | 増減 | 人口(約) | 人口10万人あたりの件数 |
---|---|---|---|---|
2022年 | 1,143件 | – | 111,614人 | 1,024件 |
2023年 | 1,324件 | +181件(約16%増加) | 111,614人 | 1,186件 |
犯罪認知件数は総数で 約16%増加 しました。
主な犯罪種類別の変化
- 凶悪犯
- 2022年: 10件
- 2023年: 7件(-3件、約30%減少)
- 窃盗犯
- 2022年: 889件
- 2023年: 1,047件(+158件、約18%増加)
- 特に、自転車盗(2022年:324件 → 2023年:425件)が増加。
- 粗暴犯
- 2022年: 59件
- 2023年: 73件(+14件、約24%増加)
増加が顕著な犯罪
- 窃盗犯全般:+158件(約18%増加)
- 自転車盗:+101件(約31%増加)
- 置き引きや車上ねらいも増加傾向。
- 粗暴犯全般:+14件(約24%増加)
- 暴行事件や傷害が増加。
減少が見られる犯罪
- 凶悪犯:-3件(2022年:10件 → 2023年:7件)
2023年の大阪市阿倍野区では、窃盗犯を中心とした犯罪認知件数が増加しました。特に自転車盗や置き引きが顕著で、引き続き防犯対策が必要です。一方で、凶悪犯は減少しており、地域全体の治安状況は部分的な改善が見られます。
犯罪傾向の概要:2023年の大阪市阿倍野区と隣接自治体の比較
大阪市阿倍野区の2023年の治安状況を、隣接する周辺自治体(大阪市天王寺区、大阪市住吉区、大阪市西成区)と比較しました。
犯罪認知件数の比較
自治体 | 犯罪認知件数 | 人口(約) | 人口10万人あたりの件数 | 特徴 |
---|---|---|---|---|
阿倍野区 | 1,324件 | 111,614人 | 1,186件 | 窃盗犯が多く、特に自転車盗が顕著。 |
天王寺区 | 1,135件 | 83,346人 | 1,361件 | 粗暴犯の割合が高く、窃盗犯も多い。 |
住吉区 | 1,470件 | 151,694人 | 969件 | 阿倍野区より治安が良い。 |
西成区 | 2,251件 | 105,022人 | 2,143件 | 隣接自治体の中で最も犯罪発生率が高い。 |
阿倍野区の犯罪発生率は、天王寺区と比較すると低いものの、住吉区より高く、西成区よりは治安が良い状況です。
犯罪種別ごとの比較
- 窃盗犯
- 阿倍野区: 1,047件
- 天王寺区: 803件
- 住吉区: 1,121件
- 西成区: 1,594件
→ 阿倍野区は窃盗犯が多く、特に自転車盗が主な要因。
- 粗暴犯
- 阿倍野区: 73件
- 天王寺区: 88件
- 住吉区: 80件
- 西成区: 181件
→ 阿倍野区は粗暴犯の発生率が低め。
- 凶悪犯
- 阿倍野区: 7件
- 天王寺区: 18件
- 住吉区: 14件
- 西成区: 35件
→ 凶悪犯は周辺自治体と比較して最も少ない。
2023年の大阪市阿倍野区は、窃盗犯を中心に犯罪認知件数が多いですが、粗暴犯や凶悪犯の発生率は低く、全体的に治安は安定しています。特に西成区と比較すると、阿倍野区の治安は良好です。ただし、自転車盗が多いことから、防犯意識を高める必要があります。
大阪市阿倍野区の治安状況:2023年の大阪府全体での位置付け
犯罪認知件数の比較
自治体 | 犯罪認知件数 | 人口(約) | 人口10万人あたりの件数 | 特徴 |
---|---|---|---|---|
阿倍野区 | 1,324件 | 111,614人 | 1,186件 | 窃盗犯の発生が目立つものの、大阪市平均を下回る犯罪発生率。 |
大阪府全体 | 80,037件 | 8,764,509人 | 914件 | 阿倍野区は府平均より高め。 |
大阪市全体 | 39,408件 | 2,761,550人 | 1,426件 | 市平均よりも低く、治安が良いエリアと評価。 |
阿倍野区の犯罪発生率(人口10万人あたりの件数)は、大阪府平均(914件)を上回るものの、大阪市平均(1,426件)よりも低いことから、市内では比較的治安が良い地域に位置づけられます。
大阪府内治安ランキング(犯罪認知件数多い順)
順位 | 自治体 | 犯罪認知件数 | 人口(約) | 人口10万人あたりの件数 |
---|---|---|---|---|
1 | 大阪市中央区 | 6,106件 | 116,687人 | 5,230件 |
2 | 大阪市北区 | 4,906件 | 139,802人 | 3,510件 |
… | … | … | … | … |
47 | 阿倍野区 | 1,324件 | 111,614人 | 1,186件 |
阿倍野区は大阪府内で 47位 に位置し、府内全体では治安が良好な部類に入ります。
2023年における大阪市阿倍野区の治安状況は、大阪府平均をわずかに上回る犯罪発生率ですが、大阪市全体の平均を下回り、比較的良好な治安状況です。窃盗犯が主要な課題ですが、粗暴犯や凶悪犯は少ない地域と言えます。
大阪市が推進する防犯対策
ここまでの内容から、大阪市阿倍野区は治安の悪いエリアと認識させてしまったと思います。事実、件数などを見るとそうなってしまうのですが、大阪市もこの状況を看過してはいません。ということで、次より大阪市の防犯への取り組みを見てみましょう。
1. 安全なまちづくり基本計画の策定
市民、事業者、警察などと連携し、「大阪市安全なまちづくり条例」に基づき、基本計画を策定。自らを守る意識の高揚、地域防犯活動の推進、推進体制の整備を基本方針としています。
2. 地域安全防犯対策の実施
- 大阪市安全なまちづくり推進協議会: 関係機関と連携し、防犯活動を推進。
- 客引き行為等の適正化: 迷惑行為の防止を図る。
- 子どものための「見守りカメラ」の設置: 公園や通学路に防犯カメラを設置し、子どもの安全を確保。
- 防犯ボランティア活動団体登録制度: 地域の防犯活動を支援。
- 市職員によるあんしんパトロール: 職員が地域を巡回し、安全を確認。
- 地域防犯活動のための市営住宅等活用: 市営住宅を防犯活動の拠点として提供。
これらの取り組みにより、大阪市は地域の安全と防犯意識の向上を図っています。
大阪市阿倍野区はやばい?治安を総括
2023年の大阪市阿倍野区は、窃盗犯を中心に犯罪認知件数が増加しました。特に自転車盗や置き引きの増加が課題となっていますが、凶悪犯の件数が減少するなど、治安の安定した側面も見られます。人口10万人あたりの犯罪発生率は大阪市平均を下回り、市内では比較的良好な治安状況と言えます。
大阪市では、防犯カメラの設置や地域防犯活動の支援など、防犯対策を積極的に進めています。これらの取り組みを通じて、阿倍野区はさらに安全で住みやすい地域として発展することが期待されます。引き続き、市民や地域が連携し、治安改善への取り組みを進めることが重要です。
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大阪市阿倍野区の2023年の犯罪認知件数は1,324件で、前年より181件増加しました。特に窃盗犯が犯罪全体の約79%を占め、自転車盗が増加の主な要因となっています。
人口10万人あたりの犯罪発生率は1,186件で、大阪市平均(1,426件)を下回り、市内では比較的治安が良好な地域に位置付けられます。
凶悪犯の件数は2022年の10件から2023年には7件に減少し、全体的に深刻な犯罪の発生は抑えられています。