目次
大阪市住之江区の治安はやばい?最初に結論
こちらの結論に至った理由を、下記から具体的な数値とともに紹介いたします。大阪市住之江区の治安が気になる人は、是非最後までご覧ください。
本記事のデータ参照元
▼別エリアの治安
犯罪傾向の概要:大阪市住之江区(2022年 vs 2023年)
大阪市住之江区の2022年と2023年の犯罪認知件数を比較し、まとめました。
犯罪認知件数の総数
年度 | 犯罪認知件数 | 増減 | 人口(約) | 人口10万人あたりの件数 |
---|---|---|---|---|
2022年 | 1,051件 | – | 117,349人 | 896件 |
2023年 | 1,235件 | +184件(約17%増加) | 117,349人 | 1,052件 |
犯罪認知件数は総数で 約17%増加 しました。
主な犯罪種類別の変化
- 凶悪犯
- 2022年: 13件
- 2023年: 6件(-7件、約54%減少)
- 窃盗犯
- 2022年: 780件
- 2023年: 884件(+104件、約13%増加)
- 特に、自転車盗(2022年:354件 → 2023年:395件)が増加。
- 粗暴犯
- 2022年: 53件
- 2023年: 77件(+24件、約45%増加)
増加が顕著な犯罪
- 窃盗犯全般:+104件(約13%増加)
- 自転車盗:+41件(約12%増加)
- 置き引きや万引きが増加傾向。
- 粗暴犯全般:+24件(約45%増加)
- 暴行事件や脅迫が増加。
減少が見られる犯罪
- 凶悪犯:-7件(2022年:13件 → 2023年:6件)
2023年の大阪市住之江区では、窃盗犯を中心とした犯罪認知件数が増加しました。特に自転車盗や置き引きが顕著で、防犯意識を高める必要があります。一方で、凶悪犯は減少しており、地域全体の治安は安定傾向にあります。
犯罪傾向の概要:2023年の大阪市住之江区と隣接自治体の比較
大阪市住之江区の2023年の治安状況を、隣接する周辺自治体(住吉区、大正区、西成区、堺市堺区)と比較し、以下にまとめました。
犯罪認知件数の比較
自治体 | 犯罪認知件数 | 人口(約) | 人口10万人あたりの件数 | 特徴 |
---|---|---|---|---|
住之江区 | 1,235件 | 117,349人 | 1,052件 | 窃盗犯が多く、自転車盗が主要な課題。 |
住吉区 | 1,470件 | 151,694人 | 969件 | 住之江区より治安がやや良好。 |
大正区 | 620件 | 61,662人 | 1,006件 | 犯罪発生率は住之江区よりやや低め。 |
西成区 | 2,251件 | 105,022人 | 2,143件 | 犯罪発生率が非常に高く、粗暴犯が多い。 |
堺市堺区 | 1,428件 | 147,131人 | 970件 | 住之江区と比較して治安が良い。 |
住之江区は、西成区と比較して治安が良好ですが、他の隣接自治体(住吉区、大正区、堺市堺区)よりも犯罪発生率が高めです。
犯罪種別ごとの比較
- 窃盗犯
- 住之江区: 884件
- 住吉区: 1,121件
- 大正区: 430件
- 西成区: 1,594件
- 堺市堺区: 1,013件
→ 住之江区では窃盗犯が多く、自転車盗(395件)が主な課題。
- 粗暴犯
- 住之江区: 77件
- 住吉区: 80件
- 大正区: 44件
- 西成区: 181件
- 堺市堺区: 82件
→ 粗暴犯の発生率は隣接自治体とほぼ同程度。
- 凶悪犯
- 住之江区: 6件
- 住吉区: 14件
- 大正区: 13件
- 西成区: 35件
- 堺市堺区: 14件
→ 凶悪犯の発生率は、住之江区が最も低い水準にあります。
2023年の大阪市住之江区は、隣接自治体と比較して全体的に治安は平均的と言えます。特に窃盗犯(自転車盗)の多さが目立ちますが、凶悪犯の発生率が低い点は評価できます。
大阪市住之江区の治安状況:2023年の大阪府全体での位置付け
犯罪認知件数の比較
自治体 | 犯罪認知件数 | 人口(約) | 人口10万人あたりの件数 | 特徴 |
---|---|---|---|---|
大阪府全体 | 80,037件 | 8,764,509人 | 914件 | 大阪市内が全体的に高い犯罪発生率を持つ。 |
大阪市全体 | 39,408件 | 2,761,550人 | 1,426件 | 市内平均が府全体より高め。 |
住之江区 | 1,235件 | 117,349人 | 1,052件 | 大阪市内平均よりは低いが、府平均を上回る治安状況。 |
住之江区の犯罪発生率は大阪府全体の平均(914件)を上回りますが、大阪市全体の平均(1,426件)よりは低く、市内では比較的良好な治安エリアに位置づけられます。
大阪府内治安ランキング(犯罪認知件数多い順)
以下は、2023年の大阪府内の自治体ごとの犯罪認知件数を基にしたランキングです。
順位 | 自治体 | 犯罪認知件数 | 人口(約) | 人口10万人あたりの件数 |
---|---|---|---|---|
1 | 大阪市中央区 | 6,106件 | 116,687人 | 5,230件 |
2 | 大阪市北区 | 4,906件 | 139,802人 | 3,510件 |
… | … | … | … | … |
47 | 大阪市住之江区 | 1,235件 | 117,349人 | 1,052件 |
住之江区は大阪府内で 47位 に位置し、府内全体で治安は良好な部類に属します。犯罪発生率は大阪市平均(1,426件)より低く、窃盗犯が主要な課題となっています。
2023年の大阪市住之江区の治安状況は、府内平均より犯罪発生率が高いものの、市内平均よりは低く、全体的に安定しています。窃盗犯(特に自転車盗)が主要な課題であり、防犯対策を強化することでさらに治安の向上が期待されます。
大阪市が推進する防犯対策
ここまでの内容から、大阪市住之江区は治安の悪いエリアと認識させてしまったと思います。事実、件数などを見るとそうなってしまうのですが、大阪市もこの状況を看過してはいません。ということで、次より大阪市の防犯への取り組みを見てみましょう。
1. 安全なまちづくり基本計画の策定
市民、事業者、警察などと連携し、「大阪市安全なまちづくり条例」に基づき、基本計画を策定。自らを守る意識の高揚、地域防犯活動の推進、推進体制の整備を基本方針としています。
2. 地域安全防犯対策の実施
- 大阪市安全なまちづくり推進協議会: 関係機関と連携し、防犯活動を推進。
- 客引き行為等の適正化: 迷惑行為の防止を図る。
- 子どものための「見守りカメラ」の設置: 公園や通学路に防犯カメラを設置し、子どもの安全を確保。
- 防犯ボランティア活動団体登録制度: 地域の防犯活動を支援。
- 市職員によるあんしんパトロール: 職員が地域を巡回し、安全を確認。
- 地域防犯活動のための市営住宅等活用: 市営住宅を防犯活動の拠点として提供。
これらの取り組みにより、大阪市は地域の安全と防犯意識の向上を図っています。
大阪市住之江区はやばい?治安を総括
2023年の大阪市住之江区では、犯罪認知件数が前年より増加し、特に窃盗犯(自転車盗)の増加が課題となっています。一方で、凶悪犯の件数が54%減少し、深刻な犯罪は減少傾向にあります。人口10万人あたりの犯罪発生率は1,052件で、大阪市平均を下回り、比較的安定した治安状況と言えます。
大阪市では、防犯カメラの設置や地域ボランティア活動の支援など、防犯対策が積極的に進められています。住之江区でもこれらの取り組みを活用し、市民全体で防犯意識を高めることで、さらなる治安の向上が期待されます。
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大阪市住吉区は治安悪い?やばい?前年の犯罪認知件数や他のエリアと治安を比較
大阪市住之江区の2023年の犯罪認知件数は1,235件で、前年より184件増加しました。特に自転車盗を含む窃盗犯が主要な増加要因となっています。
2023年の凶悪犯は6件で、前年より7件減少しました。深刻な犯罪が減少している点が評価されます。
人口10万人あたりの犯罪発生率は1,052件で、大阪市平均(1,426件)より低く、市内では比較的治安の良いエリアに位置づけられます。