大阪市治安悪いワーストランキング2023
順位 | 区 | 件数 | 人口10万人あたりの犯罪件数 |
---|---|---|---|
1位 | 中央区 | 6,106件 | 5.23 |
2位 | 北区 | 4,906件 | 3.51 |
3位 | 浪速区 | 2,375件 | 3.07 |
4位 | 西成区 | 2,251件 | 2.14 |
5位 | 淀川区 | 1,902件 | 1.04 |
6位 | 平野区 | 1,790件 | 0.95 |
7位 | 東淀川区 | 1,749件 | 1.02 |
大阪市内にある全24区を2023年の犯罪認知件数でランキングにすると、このようになります。
人口密度が高い:中央区、北区、浪速区は大阪市内でも人口密度が高い地域です。人口密度が高いほど、人同士の接触機会が増え、犯罪が発生するリスクが高まるようです。
繁華街が多い:中央区、北区、浪速区には、多くの飲食店や商業施設が集中する繁華街があります。繁華街は人流が多く、犯罪の標的となる場所や機会が増える傾向があります。
人口10万人あたりの犯罪件数:犯罪認知件数の総数で算出したランキングと、人口10万人あたりのランキングも、上位4つの区は同じ順位となりました。尚、犯罪件数が少ないものの10万人あたりで慣らすと上位に来る区は、都島区=1.7件、天王寺区=1.36件、福島区=同じく1.36件でした。
前年との比較
順位 | 区 | 件数 | 人口10万人あたりの犯罪件数 |
---|---|---|---|
1位 | 中央区 | 5,121件 | 4.39 |
2位 | 北区 | 3,995件 | 2.86 |
3位 | 浪速区 | 1,898件 | 2.45 |
4位 | 淀川区 | 1,728件 | 0.94 |
5位 | 平野区 | 1,649件 | 0.88 |
6位 | 住吉区 | 1,300件 | 0.86 |
7位 | 生野区 | 1,182件 | 0.94 |
2022年と2023年のランキングを比較すると、上位3区は変わっていませんが、その他の区では順位に変動が見られます。特に、西成区は2022年では9位でしたが、2023年には4位に上昇しています。
また、全体的に多くの区で犯罪認知件数が増加傾向にあることがわかります。
大阪市の凶悪犯ランキング
順位 | 区 | 件数 |
---|---|---|
1位 | 中央区 | 51件 |
2位 | 北区 | 41件 |
3位 | 西成区 | 35件 |
4位 | 浪速区 | 26件 |
4位 | 淀川区 | 26件 |
6位 | 平野区 | 21件 |
7位 | 天王寺区 | 18件 |
凶悪犯の数だけでランキングを集計すると、このようになりました。
凶悪犯は?
凶悪犯罪に該当する犯罪は、殺人・強盗・放火・強制性交などが該当します。
凶悪犯の認知件数ランキングを見ると、中央区、浪速区、西成区、北区が上位を占めています。これらの区は、犯罪認知件数で見たランキングと同様、人口が多く、繁華街が多いという特徴があります。
大阪市治安が良い区ランキング2023
順位 | 区 | 件数 |
---|---|---|
1位 | 大正区 | 620件 |
2位 | 西淀川区 | 712件 |
3位 | 此花区 | 760件 |
4位 | 港区 | 775件 |
5位 | 旭区 | 797件 |
6位 | 福島区 | 879件 |
7位 | 鶴見区 | 882件 |
これまでとは反対に、治安が良い区もランキングにしてみましたので紹介します。尚、先ほどと同じように治安の良し悪しは犯罪認知件数の多さを基準としました。
人口の少なさとの相関: 犯罪認知件数が少ない区は、概ね人口が少ない区と一致しています。人口が少ない区は、人同士の接触機会が少なく、犯罪が発生するリスクが低くなるためだと考えられます。
住宅地の多さ: 犯罪認知件数が少ない区は、大阪市内でも比較的郊外に位置し、住宅地が多いという特徴があります。住宅地は、商業地域や繁華街と比べて人流が少なく、犯罪の標的となる場所や機会が限られる傾向があります。
大阪市の治安を総括
大阪市内では、2022年と比べ2023年の犯罪認知件数が全体的に増加傾向にあることがわかりました。また、治安の悪い地域と良い地域の格差が大きい点も特徴的で、地域ごとの生活環境の差が犯罪リスクに大きく影響しているといえます。
繁華街が多い地域は利便性が高い反面、治安のリスクが伴うため、引越しなどを検討する際は、バランスを取る住環境の選択が求められます。
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