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泉佐野市は治安悪い?最初に結論
こちらの結論に至った理由を、下記から具体的な数値とともに紹介いたします。泉佐野市の治安が気になる人は、是非最後までご覧ください。
本記事のデータ参照元
▼別エリアの治安
大阪府泉佐野市の2022年と2023年の犯罪傾向の違い
大阪府泉佐野市の2022年と2023年の犯罪傾向の違いを以下のようにまとめました。
2022年の犯罪傾向
総認知件数: 681件
主な内訳:
- 凶悪犯: 9件
- 粗暴犯: 38件
- 窃盗犯: 467件
- 自転車盗: 136件
2023年の犯罪傾向
総認知件数: 782件
主な内訳:
- 凶悪犯: 10件
- 粗暴犯: 50件
- 窃盗犯: 538件
- 自転車盗: 170件
2022年と2023年の比較
- 総認知件数
2022年の681件から2023年は782件へと、約15%増加しました。 - 凶悪犯
2022年の9件から2023年は10件に増加しました。 - 粗暴犯
2022年の38件から2023年は50件へと増加しました。 - 窃盗犯
2022年の467件から2023年は538件へと、大幅に増加しています。 - 自転車盗難
2022年の136件から2023年は170件へと、増加傾向が続いています。
2023年の泉佐野市は、2022年と比較して犯罪認知件数が増加しました。特に窃盗犯や自転車盗難の増加が顕著であり、これらの抑止が課題となっています。
泉佐野市と周辺自治体の治安比較(2023年)
- 総認知件数
泉佐野市の認知件数は782件で、隣接する岸和田市(1,433件)や貝塚市(572件)より少ないものの、泉南市(344件)や熊取町(187件)と比較すると多い水準です。 - 人口あたりの犯罪率
泉佐野市の犯罪率は0.79%で、岸和田市(0.76%)よりやや高く、貝塚市(0.70%)、泉南市(0.59%)、熊取町(0.44%)と比べても高い数値です。 - 自転車盗の多さ
泉佐野市の自転車盗は170件と、隣接自治体の中では比較的多く、全体の犯罪の中で大きな割合を占めています。 - 窃盗犯の増加
窃盗犯が538件と、隣接する泉南市や熊取町と比べても多く、泉佐野市の課題となっています。
泉佐野市は、隣接する泉南市や熊取町と比べて犯罪件数が多く、人口あたりの犯罪率も高い傾向にあります。特に窃盗犯や自転車盗難の発生が目立ち、これらの犯罪の抑止が治安改善の鍵となるでしょう。岸和田市と比較すると総件数は少ないものの、犯罪率ではわずかに上回っており、地域全体での防犯意識の向上が求められます。
泉佐野市の治安ランキング(大阪府全体との比較)
大阪府全体で見た、泉佐野市の治安ランキングを見てみましょう。
大阪府の治安が悪い自治体ランキング(犯罪率が高い順)
- 大阪市中央区(犯罪率: 5.23%)
- 大阪市北区(犯罪率: 3.51%)
- 大阪市浪速区(犯罪率: 3.07%)
- 大阪市西成区(犯罪率: 2.14%)
- 大阪市天王寺区(犯罪率: 1.36%)
対して、泉佐野市の犯罪率(0.79%)は、大阪府内の72自治体中30位でした。
泉佐野市は、大阪府全体の平均犯罪率を下回っていますが、依然として犯罪発生件数は増加傾向にあります。特に窃盗犯や自転車盗が犯罪の大部分を占めており、防犯意識を高めるとともに対策の強化が求められます。
大阪府泉佐野市の防犯の取り組み
ここまでの内容から、泉佐野市の治安に不安を感じる方もいらっしゃると思います。事実、件数などを見るとそうなってしまうのですが、泉佐野市もこの状況を看過してはいません。ということで、次より泉佐野市の防犯への取り組みを見てみましょう。
- 無線通信式防犯カメラの運用開始
市内各所に無線通信式防犯カメラを設置し、犯罪の抑止および市民の安心・安全を確保するための監視体制を強化しています。 - 暴力団排除条例の制定
泉佐野市では暴力団の排除を目的とした条例を制定し、市民の安全な暮らしと地域社会の秩序維持を推進しています。 - ランニングパトロールの実施
市民参加型の「ランニングパトロール」を通じて地域を巡回し、不審者や犯罪の早期発見・未然防止に努めています。 - 防犯推進事業費補助金の提供
自治会や町会が行う防犯活動に対して、泉佐野市は補助金を交付し、地域防犯力の強化を支援しています。
詳細は泉佐野市公式サイトをご参照ください。
出典元: 泉佐野市公式サイト
泉佐野市では、防犯カメラの運用開始やランニングパトロールの実施、防犯活動への補助金提供など、防犯意識を高める取り組みが進められています。今後も市民一人ひとりが防犯意識を高めることで、より安全で安心な街づくりが期待されます。
泉佐野市はやばい?治安を総括
2023年の泉佐野市では、犯罪認知件数が増加傾向にあり、特に窃盗犯や自転車盗難が目立つ結果となりました。隣接する自治体と比較しても犯罪率はやや高く、地域全体での防犯対策が求められます。
泉佐野市の犯罪認知件数は2022年から2023年にかけて約15%増加し、窃盗犯や自転車盗難の増加が顕著です。
泉佐野市は隣接する岸和田市や貝塚市に比べて犯罪件数が少ないものの、泉南市や熊取町より件数・犯罪率ともに高い水準にあります。
泉佐野市の犯罪率は府内平均を下回るものの、72自治体中30位と中程度に位置し、特に窃盗犯の対策が課題です。