目次
富田林市は治安悪い?最初に結論
こちらの結論に至った理由を、下記から具体的な数値とともに紹介いたします。富田林市の治安が気になる人は、是非最後までご覧ください。
本記事のデータ参照元
▼別エリアの治安
大阪府富田林市の2022年と2023年の犯罪傾向の違い
大阪府富田林市の2022年と2023年の犯罪傾向の違いを以下のようにまとめました。
2022年の犯罪傾向
- 総認知件数: 489件
- 主な内訳:
- 凶悪犯: 7件
- 粗暴犯: 26件
- 窃盗犯: 322件
- 自転車盗難: 78件
- その他刑法犯: 85件
2023年の犯罪傾向
- 総認知件数: 538件
- 主な内訳:
- 凶悪犯: 6件
- 粗暴犯: 20件
- 窃盗犯: 359件
- 自転車盗難: 95件
- その他刑法犯: 87件
2022年と2023年の比較
- 総認知件数
2022年の489件から2023年は538件へと、約10%増加しました。 - 凶悪犯
2022年の7件から2023年は6件へと微減しました。 - 粗暴犯
2022年の26件から2023年は20件へと減少しました。 - 窃盗犯
2022年の322件から2023年は359件へと、増加が見られました。 - 自転車盗難
2022年の78件から2023年は95件へと増加しました。 - その他刑法犯
2022年の85件から2023年は87件と、ほぼ横ばいです。
2023年の富田林市は、2022年と比較して犯罪認知件数が増加しました。特に窃盗犯と自転車盗難が増加しており、抑止対策が必要です。一方で、凶悪犯や粗暴犯は微減または減少しており、治安の改善が一部で見られます。
富田林市と周辺自治体の治安比較(2023年)
富田林市で発生した犯罪内容は、下記の通りとなります。
- 総認知件数: 538件
- 人口あたりの犯罪率: 0.50%
- 主な内訳:
- 凶悪犯: 6件
- 粗暴犯: 20件
- 窃盗犯: 359件
- 自転車盗難: 95件
- その他刑法犯: 87件
富田林市の治安傾向の特徴
- 総認知件数
富田林市は538件で、隣接する河内長野市(371件)や大阪狭山市(218件)と比較して多いものの、羽曳野市(537件)とほぼ同水準です。 - 人口あたりの犯罪率
富田林市の犯罪率は0.50%で、隣接自治体と比べると藤井寺市(0.55%)と同程度ですが、河内長野市や大阪狭山市(いずれも0.38%)より高い傾向にあります。 - 窃盗犯の多さ
富田林市では359件と、犯罪件数全体の約67%が窃盗犯です。隣接自治体の河内長野市や大阪狭山市と比べても窃盗が多く発生しています。 - 自転車盗難
自転車盗難は95件と、隣接する自治体と比べると藤井寺市(101件)より少ないものの、大阪狭山市や河内長野市より高い件数です。
富田林市は大阪府全体の中で犯罪率が平均を下回るものの、窃盗犯や自転車盗難が多く発生している点が特徴です。治安は比較的良好ですが、防犯意識をさらに高めることで、より安全な地域となることが期待されます。
富田林市の治安ランキング(大阪府全体との比較)
大阪府内における富田林市の治安ランキングを見ていきましょう。
富田林市
おさらいになりますが、富田林市の犯罪発生数は以下の通りとなります。
- 総認知件数: 538件
- 人口あたりの犯罪率: 0.50%
大阪府全体の治安状況(2023年)
対して大阪府全体で見ると、以下の通りとなります。
- 大阪府全体の犯罪認知件数: 80,037件
- 人口あたりの犯罪率: 0.91%
富田林市の大阪府内での順位(犯罪率が高い順)
富田林市の犯罪率(0.50%)は大阪府内72自治体のうち49位に位置します。
富田林市の治安評価
- 犯罪率
大阪府全体の平均犯罪率(0.91%)を下回る0.50%となっており、比較的治安が良い自治体といえます。 - 窃盗犯の多さ
富田林市の犯罪認知件数の大部分は窃盗犯(359件)が占めており、対策が求められます。 - 大阪府内での位置づけ
犯罪率49位という順位から、大阪府内の中では中程度の治安水準にあります。
富田林市は大阪府全体の中で犯罪率が平均を下回るものの、窃盗犯や自転車盗難が多く発生している点が特徴です。治安は比較的良好ですが、防犯意識をさらに高めることで、より安全な地域となることが期待されます。
大阪府富田林市の防犯の取り組み
ここまでの内容から、富田林市の治安に不安を感じる方もいらっしゃると思います。事実、件数などを見るとそうなってしまうのですが、富田林市もこの状況を看過してはいません。ということで、次より富田林市の防犯への取り組みを見てみましょう。
- 特殊詐欺被害防止の対策
特殊詐欺の増加を防ぐため、自動通話録音装置の無料貸し出しを実施し、高齢者や詐欺被害が懸念される市民を支援しています。 - 防犯カメラ設置補助制度
市内の防犯力を高めるため、自治会や町会が防犯カメラを設置する際の費用を一部補助しています。 - 青色防犯パトロール活動
地域住民が参加する青色防犯パトロール活動に対して運行助成を行い、見回り活動を支援することで地域の安全を守っています。 - 防犯灯の整備
市内各所に防犯灯を設置し、犯罪の抑止と市民の安全な生活環境の確保に取り組んでいます。 - 啓発活動
「車上ねらい」や「還付金詐欺」への注意喚起を定期的に行い、犯罪被害の未然防止を図っています。
詳細は富田林市公式サイトをご参照ください。
出典元: 富田林市公式サイト
富田林市は防犯カメラの設置補助制度や青色防犯パトロール活動、特殊詐欺被害防止対策など、防犯への取り組みを進めています。市民一人ひとりが防犯意識を高め、地域と行政が協力することで、より安全で安心な街づくりが期待されます。
富田林市はやばい?治安を総括
2023年の富田林市では、犯罪認知件数が前年より増加し、窃盗犯や自転車盗難が犯罪の大部分を占めています。隣接する自治体と比較しても犯罪率がやや高い傾向にあり、防犯対策が課題となっています。
富田林市の犯罪認知件数は2022年から2023年にかけて約10%増加し、特に窃盗犯と自転車盗難の増加が目立ちます。
富田林市の犯罪率は0.50%で、河内長野市や大阪狭山市より高く、羽曳野市や藤井寺市とほぼ同水準です。
富田林市の犯罪率は府平均(0.91%)を下回り、大阪府内72自治体中49位と中程度に位置します。