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大東市は治安悪い?最初に結論
こちらの結論に至った理由を、下記から具体的な数値とともに紹介いたします。大東市の治安が気になる人は、是非最後までご覧ください。
本記事のデータ参照元
▼別エリアの治安
大東市の2022年と2023年の犯罪傾向の違い
大阪府大東市では、2022年から2023年にかけて犯罪認知件数が微増しており、特定の犯罪タイプにおいて増減が見られます。本記事では、主な犯罪傾向の違いについて分析します。
犯罪認知件数の推移
- 2022年:928件
- 2023年:1,108件(前年比 +19.4%)
2023年は2022年に比べ、犯罪認知件数が増加しました。特に窃盗犯や粗暴犯の増加が顕著です。
主な犯罪種別ごとの比較
窃盗犯
- 2022年:670件
- 2023年:840件(前年比 +25.4%)
- 自転車盗や置引きが増加傾向にあり、特に地域の防犯対策が求められる分野です。
粗暴犯
- 2022年:46件
- 2023年:54件(前年比 +17.4%)
- 暴行や傷害の増加が目立ちます。個人間のトラブルや地域の治安維持が課題といえます。
その他注目すべき増減
- 住居侵入:
- 2022年:5件
- 2023年:8件(前年比 +60.0%)
一部地域では、住宅街での防犯対策が急務です。
大東市では、2023年に犯罪認知件数が増加し、特に窃盗犯や粗暴犯が多く見られました。防犯カメラ設置や地域ぐるみの防犯活動の強化により、治安改善が期待されます。
大東市と周辺自治体の治安比較(2023年)
大阪府大東市は、2023年において周辺自治体と比較した場合、犯罪発生件数や人口比率に一定の特徴が見られます。下記では、大東市の治安状況を周辺自治体と比較しました。
犯罪認知件数の比較
自治体 | 人口 | 犯罪認知件数 | 人口比率(%) |
---|---|---|---|
大東市 | 116,193 | 1,108 | 0.95 |
東大阪市 | 477,684 | 4,642 | 0.97 |
門真市 | 116,836 | 1,406 | 1.20 |
守口市 | 140,974 | 1,261 | 0.89 |
四條畷市 | 54,131 | 504 | 0.93 |
大東市の犯罪認知件数は、人口比率で見ると周辺自治体と比較して中程度の値ですが、門真市よりは低く、守口市と四條畷市に近い値です。
主な犯罪種別ごとの比較
窃盗犯
- 大東市:840件(全犯罪の75.8%)
- 東大阪市:3,447件(74.3%)
- 門真市:1,037件(73.8%)
- 守口市:952件(75.5%)
- 四條畷市:398件(79.0%)
窃盗犯はどの自治体でも全犯罪の大部分を占めていますが、大東市は東大阪市より割合がやや高く、四條畷市に近い水準です。
粗暴犯
- 大東市:54件
- 東大阪市:302件
- 門真市:75件
- 守口市:43件
- 四條畷市:17件
粗暴犯の件数では、大東市は門真市より少ないものの、守口市や四條畷市より多い状況です。
大東市は、犯罪認知件数や人口比率で周辺自治体と比較して中程度の位置にありますが、粗暴犯や詐欺など特定の犯罪種別において課題が見られます。
大東市の治安ランキング(大阪府全体との比較)
大阪府全体で見た大東市の治安状況を以下にまとめました。
犯罪認知件数と人口あたりの犯罪発生率
- 大東市:1,108件
人口比率:0.95% - 大阪府全体:80,037件
人口比率:0.91%
大東市の人口あたりの犯罪発生率は、大阪府全体平均(0.91%)をやや上回っており、府内の治安状況において改善の余地がある地域といえます。
大阪府治安ランキング・大東市の順位(治安が良い順)
- 大東市:48位(人口あたりの犯罪発生率:0.95%)
大東市は、府内72自治体中、下位40%の位置にあります。特に窃盗犯や粗暴犯に関する対策が課題です。
大東市は、大阪府全体と比較するとやや犯罪発生率が高く、府内ランキングでは48位に位置しています。治安改善のためには、防犯カメラの増設や地域住民への防犯啓発活動など、さらなる取り組みが必要です。
大阪府大東市の防犯の取り組み
ここまでの内容から、大東市の治安に不安を感じる方もいらっしゃると思います。事実、件数などを見るとそうなってしまうのですが、大東市もこの状況を看過してはいません。ということで、次より大東市の防犯への取り組みを見てみましょう。
防犯委員会の活動
大東市防犯委員会は、ボランティアの防犯委員で組織され、市内の犯罪防止に必要な防犯対策を協議・推進しています。主な活動内容は以下のとおりです。
- ひったくり防止カバー取り付けキャンペーンの実施
- 春の地域安全運動、全国地域安全運動への参加
- 歳末夜警の実施
- 支部長を対象にした研修の実施
これらの活動を通じて、地域の防犯意識向上と犯罪抑止に努めています。
青色防犯パトロールの実施
青色防犯パトロール(通称:青パト)は、青色回転灯を付けた車で市内を巡回する自主防犯活動です。その効果は以下のとおりです。
- 視認性の向上:青色回転灯の点灯により人目に付きやすく、犯人を寄せ付けない効果があります。
- 機動力の活用:自動車の使用により、広範囲な警戒が可能です。
- 防犯意識の向上:地域住民の防犯意識が高められます。
市内では、複数の団体がボランティアで青パト活動を行い、子どもから高齢者までの安全を見守っています。
市の防犯対策には、防犯活動や青色防犯パトロールなどの施策が含まれ、市民一人ひとりの防犯意識を高めることでさらなる治安改善が期待されます。
大東市はやばい?治安を総括
大東市では犯罪認知件数が増加し、特に窃盗犯や粗暴犯が課題となっています。しかし、市内では防犯委員会による地域安全運動や青色防犯パトロールなど、地域全体での取り組みが進められており、治安改善への意識が高まっています。
大東市では2022年から2023年にかけて犯罪認知件数が19.4%増加し、特に窃盗犯(+25.4%)や粗暴犯(+17.4%)の増加が目立っています。
大東市の犯罪発生率は0.95%で、大阪府内72自治体中48位。特に窃盗犯や詐欺など特定の犯罪種別で課題が見られます。
防犯カメラの設置や青色防犯パトロール、防犯教育の強化など、地域住民と行政が協力して犯罪抑止に取り組んでいます。