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柏原市は治安悪い?最初に結論
こちらの結論に至った理由を、下記から具体的な数値とともに紹介いたします。大阪府柏原市の治安が気になる人は、是非最後までご覧ください。
本記事のデータ参照元
大阪府柏原市の2022年と2023年の犯罪傾向の違い
以下の表に、大阪府柏原市における2022年と2023年の犯罪認知件数の比較結果をまとめました。
傾向の詳細
- 総犯罪認知件数
総犯罪認知件数は前年より32件増加しています。特に窃盗犯の増加が全体を押し上げています。 - 凶悪犯
凶悪犯は3件から6件へと増加しており、重大事件への警戒が必要です。 - 粗暴犯
粗暴犯は27件から26件にわずかに減少し、安定した傾向が見られます。 - 窃盗犯
窃盗犯は55件増加しており、特に自転車盗が目立つ結果となっています。
柏原市の治安は、総犯罪認知件数と窃盗犯の増加により、2022年と比較してやや悪化している傾向が見られます。一方で、粗暴犯の減少は治安維持における明るい要素と考えられます。治安改善に向けた窃盗犯対策が重要です。
柏原市と周辺自治体の治安比較(2023年)
自治体 | 総犯罪認知件数 | 凶悪犯 | 粗暴犯 | 窃盗犯 | 特徴と傾向 |
---|---|---|---|---|---|
柏原市 | 368 | 6 | 26 | 245 | 窃盗犯の割合が高く、犯罪認知件数が増加。 |
羽曳野市 | 537 | 6 | 28 | 391 | 総件数は柏原市より多く、窃盗犯が目立つ。 |
富田林市 | 538 | 6 | 20 | 359 | 柏原市と比較して犯罪全体の件数が高い。 |
河内長野市 | 371 | 4 | 27 | 239 | 柏原市と同程度の総件数だが粗暴犯が多い。 |
大阪狭山市 | 218 | 0 | 10 | 156 | 犯罪認知件数が少なく、治安が良好。 |
傾向と解説
- 総犯罪認知件数
柏原市の総犯罪認知件数は368件で、河内長野市と同程度ですが、羽曳野市や富田林市より少ない。一方、大阪狭山市よりは多い。 - 凶悪犯
凶悪犯は6件で、羽曳野市や富田林市と同数です。 - 粗暴犯
粗暴犯は26件で、河内長野市の27件に次ぐ件数です。 - 窃盗犯
窃盗犯は245件で、柏原市の総犯罪認知件数の多くを占めています。特に自転車盗が目立つ結果となっています。
柏原市は、犯罪認知件数が増加傾向にあり、特に窃盗犯の割合が高い点が特徴です。治安改善には窃盗関連の犯罪対策が求められます。
柏原市の治安ランキング(大阪府全体との比較)
以下は、2023年における大阪府柏原市の治安状況を大阪府全体で比較した結果とランキングです。
柏原市の治安評価
- 総犯罪認知件数: 柏原市は368件で、人口あたりの犯罪発生率は 0.55%。
大阪府全体の平均(0.91%)より低く、治安は比較的良好と言えます。 - 主要犯罪項目:
- 凶悪犯: 6件(大阪府全体で734件)
- 粗暴犯: 26件(大阪府全体で4,819件)
- 窃盗犯: 245件(大阪府全体で58,282件)
柏原市は、犯罪件数が府平均を下回り、特に窃盗犯の割合がやや高いものの、全体的には治安が良い自治体として評価できます。
大阪府72自治体ランキング(治安が悪い順)
- 1位(治安が悪い): 大阪市中央区(総犯罪認知件数: 6,106件)
… - 柏原市の順位: 49位
柏原市は、治安が府内の中で比較的良好な部類に属します。この順位は、大阪府内で中間的な治安の状況を示しています。
柏原市は、犯罪認知件数が増加傾向にありますが、大阪府全体と比較して治安が良い自治体に分類されます。窃盗犯の割合が多いことが課題であり、今後の対策として地域住民との連携による防犯活動が期待されます。
柏原市が推進する防犯対策
ここまでの内容から、柏原市は治安の課題を抱えている地域と感じる方もいらっしゃると思います。事実、犯罪件数の増加傾向が見られる一方で、柏原市は安全で安心なまちづくりを目指し、防犯対策を積極的に推進しています。以下に柏原市の取り組みを紹介します。
特殊詐欺被害防止講座の開催
市内で多発する還付金詐欺などの特殊詐欺に対し、市民が被害に遭わないよう「特殊詐欺被害防止講座」を開催しています。この講座では、詐欺の手口や対策について学ぶことができます。
防犯カメラの設置支援
地域の安全を強化するため、自治会などが防犯カメラを設置する際に、市が補助金を提供しています。これにより、犯罪抑止効果を高めています。
LED防犯灯の設置推進
市内の街路灯をLED化する取り組みを進めています。LED街路灯は明るさが向上し、消費電力の削減や維持管理コストの低減にも寄与しています。
地域安全情報の提供
市民に最新の防犯情報を提供するため、「安まちメール」などのサービスを活用し、犯罪発生情報や防犯対策情報をリアルタイムで配信しています。
これらの取り組みを通じて、柏原市は地域の防犯強化と市民の安心・安全な生活環境の実現を目指しています。
柏原市はやばい?治安を総括
羽曳野市は、犯罪認知件数が増加傾向にあり、特に窃盗犯の増加が課題となっています。しかし、大阪府内で比較すると治安は良好な部類に属し、市の取り組みとして防犯灯や防犯カメラ設置の補助制度、地域住民との協力体制を通じて安全な街づくりが進められています。これからも市民一人ひとりが防犯意識を高めるとともに、市全体で連携した防犯対策が重要です。
柏原市では2022年から2023年にかけて犯罪認知件数が32件増加し、特に窃盗犯の割合が高い点が目立っています。
柏原市は、大阪府全体の72自治体中49位で、治安は府平均より良好ですが、窃盗犯対策が今後の課題です。
柏原市では、防犯カメラやLED防犯灯の設置補助、特殊詐欺防止講座の実施を通じて、安全で安心な街づくりに取り組んでいます。