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羽曳野市は治安悪い?最初に結論
こちらの結論に至った理由を、下記から具体的な数値とともに紹介いたします。大阪府羽曳野市の治安が気になる人は、是非最後までご覧ください。
本記事のデータ参照元
大阪府羽曳野市の2022年と2023年の犯罪傾向の違い
以下の表に、大阪府羽曳野市における2022年と2023年の犯罪認知件数の比較結果をまとめました。
犯罪認知件数の比較(2022年・2023年)
犯罪項目 | 2022年 | 2023年 | 傾向 |
---|---|---|---|
総犯罪認知件数 | 438 | 537 | 増加(+99件) |
凶悪犯 | 2 | 6 | 増加(+4件) |
粗暴犯 | 28 | 28 | 変化なし |
窃盗犯 | 309 | 391 | 増加(+82件) |
傾向の詳細
- 総犯罪認知件数
総犯罪認知件数は前年より99件増加しており、特に窃盗犯の増加が全体を押し上げた主因となっています。 - 凶悪犯
凶悪犯は2件から6件へと増加しており、重大事件への警戒が必要です。 - 粗暴犯
粗暴犯は28件で前年から変化がなく、安定しています。 - 窃盗犯
窃盗犯は82件増加し、特に自転車盗の増加が目立つ結果となっています。
羽曳野市の治安は、総犯罪認知件数と窃盗犯の増加により、2022年と比較してやや悪化している傾向が見られます。一方、粗暴犯の件数が安定している点は地域の治安を維持する要素と考えられます。治安向上のためには窃盗犯を中心とした対策が重要です。
羽曳野市と周辺自治体の治安比較(2023年)
以下の表に、大阪府羽曳野市と周辺自治体における2023年の犯罪傾向を比較し、まとめました。
自治体 | 総犯罪認知件数 | 凶悪犯 | 粗暴犯 | 窃盗犯 | 特徴と傾向 |
---|---|---|---|---|---|
羽曳野市 | 537 | 6 | 28 | 391 | 窃盗犯の割合が高く、犯罪認知件数が増加。 |
藤井寺市 | 345 | 4 | 23 | 249 | 総件数は羽曳野市より少ない。 |
富田林市 | 538 | 6 | 20 | 359 | 羽曳野市と同程度の総件数。窃盗犯が多い。 |
大阪狭山市 | 218 | 0 | 10 | 156 | 犯罪認知件数が少なく、治安が比較的良好。 |
河内長野市 | 371 | 4 | 27 | 239 | 総件数は羽曳野市より少ないが粗暴犯が目立つ。 |
傾向と解説
- 総犯罪認知件数
羽曳野市の総犯罪認知件数は537件で、周辺自治体の中では富田林市と同程度の水準ですが、藤井寺市や大阪狭山市より多い。 - 凶悪犯
凶悪犯は6件で、富田林市と同数ですが、藤井寺市や河内長野市より多い点が懸念されます。 - 粗暴犯
粗暴犯は28件で、周辺自治体と比べてやや多め。暴行や傷害事件の抑制が課題です。 - 窃盗犯
窃盗犯は391件と、全犯罪認知件数の多くを占めています。特に自転車盗が増加傾向にあります。
羽曳野市は、犯罪認知件数が周辺自治体と比較して多く、特に窃盗犯の割合が高い点が特徴です。周辺自治体と連携した防犯活動の強化が求められます。
羽曳野市の治安ランキング(大阪府全体との比較)
以下に、2023年における大阪府羽曳野市の治安状況を、大阪府全体の72自治体と比較しました。
羽曳野市の治安評価
- 総犯罪認知件数: 羽曳野市は537件で、人口あたりの犯罪発生率は 0.50% です。
大阪府全体の平均(0.91%)より低く、治安は比較的良好と言えます。 - 主要犯罪項目:
- 凶悪犯: 6件(大阪府全体で734件)
- 粗暴犯: 28件(大阪府全体で4,819件)
- 窃盗犯: 391件(大阪府全体で58,282件)
羽曳野市は、犯罪件数が府平均を下回り、特に窃盗犯の割合が大きな特徴ですが、全体的には治安が良い自治体として評価できます。
大阪府72自治体ランキング(治安が悪い順)
1位(治安が悪い):大阪市中央区(総犯罪認知件数: 6,106件)
…
羽曳野市は 45位 に位置しています。
この順位は、大阪府内で治安が良い中間よりやや良好な部類に属することを示しています。
羽曳野市は、犯罪件数が増加傾向にあるものの、大阪府全体の中では比較的治安が良い地域です。今後も防犯活動を通じて安全な街づくりを推進することが期待されます。
羽曳野市が推進する防犯対策
ここまでの内容から、羽曳野市は治安の課題を抱えている地域と感じる方もいらっしゃると思います。事実、犯罪件数の増加傾向が見られる一方で、羽曳野市は安全で安心なまちづくりを目指し、防犯対策を積極的に推進しています。以下に羽曳野市の取り組みを紹介します。
防犯灯設置補助金制度
自治会等が防犯灯を設置する際、その費用の一部を市が補助しています。補助額は1灯につき10,000円(既設の電柱を使用する場合は8,000円を上限)で、同一年度内での申請上限は5灯までです。
防犯カメラ設置事業補助金
自治会等が防犯カメラを設置する際、費用の3分の2(上限20万円/台、年度内最大3台まで)を市が補助しています。設置場所は公共の場所に限られ、プライバシー保護のための規定も設けられています。
大阪府警察安まちメール
大阪府警察が提供する「安まちメール」では、犯罪発生情報や防犯対策情報をリアルタイムで配信しています。
これらの取り組みを通じて、羽曳野市は地域の防犯強化と市民の安心・安全な生活環境の実現を目指しています。
羽曳野市はやばい?治安を総括
羽曳野市は、犯罪認知件数が増加傾向にあり、特に窃盗犯の増加が課題となっています。しかし、大阪府内で比較すると治安は良好な部類に属し、市の取り組みとして防犯灯や防犯カメラ設置の補助制度、地域住民との協力体制を通じて安全な街づくりが進められています。これからも市民一人ひとりが防犯意識を高めるとともに、市全体で連携した防犯対策が重要です。
羽曳野市では2022年から2023年にかけて犯罪認知件数が99件増加し、特に窃盗犯の増加が目立っています。
大阪府内72自治体中45位と、治安は比較的良好な部類に属しますが、窃盗犯対策が今後の課題です。
羽曳野市では、防犯灯や防犯カメラ設置に対する補助制度や、大阪府警察による「安まちメール」を活用した情報共有を通じて、防犯意識向上に取り組んでいます。