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四條畷市は治安悪い?最初に結論
こちらの結論に至った理由を、下記から具体的な数値とともに紹介いたします。大阪府四條畷市の治安が気になる人は、是非最後までご覧ください。
本記事のデータ参照元
大阪府四條畷市の2022年と2023年の犯罪傾向の違い
以下に四條畷市の2022年と2023年の犯罪傾向の違いをまとめました。
総犯罪認知件数
- 2022年: 432件
- 2023年: 504件
- 増減: +72件(16.7%増加)
凶悪犯
- 2022年: 2件
- 2023年: 6件
- 増減: +4件(200%増加)
粗暴犯
- 2022年: 10件
- 2023年: 17件
- 増減: +7件(70%増加)
窃盗犯
- 2022年: 356件
- 2023年: 398件
- 増減: +42件(11.8%増加)
2023年の四條畷市では、総犯罪認知件数が前年より16.7%増加しました。特に、凶悪犯が200%増加し、粗暴犯も70%増加しています。一方で、窃盗犯も11.8%増加しており、犯罪全体に占める割合が依然として高いことがわかります。
四條畷市と周辺自治体の治安比較(2023年)
以下に、大阪府四條畷市の2023年の治安傾向を周辺自治体と比較してまとめました。
総犯罪認知件数
- 四條畷市: 504件
- 交野市: 351件
- 大東市: 1,108件
- 寝屋川市: 1,597件
分析:
四條畷市の総犯罪認知件数は交野市より多いですが、大東市や寝屋川市よりは大幅に少なく、治安の良好な地域に分類されます。
凶悪犯
- 四條畷市: 6件
- 交野市: 1件
- 大東市: 5件
- 寝屋川市: 10件
分析:
四條畷市の凶悪犯の発生件数は交野市より多いものの、大東市や寝屋川市とほぼ同程度で、重大犯罪の発生は限定的といえます。
粗暴犯
- 四條畷市: 17件
- 交野市: 17件
- 大東市: 54件
- 寝屋川市: 70件
分析:
四條畷市の粗暴犯発生件数は交野市と同じですが、大東市や寝屋川市よりはるかに少なく、暴力的な犯罪は抑制されている状況です。
窃盗犯
- 四條畷市: 398件
- 交野市: 227件
- 大東市: 840件
- 寝屋川市: 1,087件
分析:
四條畷市の窃盗犯発生件数は交野市より多いですが、大東市や寝屋川市と比較するとかなり少ない水準にあります。特に自動車盗や置引きなどの犯罪は顕著ではありません。
四條畷市は周辺自治体と比較して総犯罪認知件数や粗暴犯の発生が抑えられており、治安が良好な地域といえます。ただし、窃盗犯や凶悪犯の発生が見られるため、防犯意識を高める取り組みが求められます。
四條畷市の治安ランキング(大阪府全体との比較)
以下に、2023年の四條畷市を大阪府全体で見た治安の良し悪しと、犯罪率に基づくランキングをまとめました。
総犯罪認知件数と犯罪率
- 総犯罪認知件数: 504件
- 犯罪率(人口あたりの犯罪認知件数割合): 0.93%
大阪府全体の犯罪率との比較
- 大阪府全体の犯罪率: 0.91%
- 四條畷市の犯罪率は、大阪府平均をわずかに上回っています。
主な犯罪の状況(大阪府全体との比較)
- 凶悪犯: 6件(府全体: 734件)
- 粗暴犯: 17件(府全体: 4,819件)
- 窃盗犯: 398件(府全体: 58,282件)
犯罪率に基づくランキング(犯罪率が高い順)
- 大阪市中央区: 5.23%
- 大阪市北区: 3.51%
- 大阪市浪速区: 3.07% …
- 四條畷市: 0.93%(72自治体中30位)
四條畷市は大阪府内で犯罪率がやや高めの部類に属します。特に窃盗犯の割合が高く、全体の犯罪件数の約79%を占めています。一方で、凶悪犯や粗暴犯の発生件数は府全体と比較して非常に少ない水準で、これらの観点からは比較的安全な地域と言えます。
四條畷市が推進する防犯対策
ここまでの内容から、四條畷市は治安の課題を抱えている地域と感じる方もいらっしゃると思います。事実、犯罪件数の増加傾向が見られる一方で、四條畷市は安全で安心なまちづくりを目指し、防犯対策を積極的に推進しています。以下に四條畷市の取り組みを紹介します。
防犯カメラの設置
- 通学路への設置: 児童の安全を守るため、主に通学路に防犯カメラを設置しています。
- 自治会への補助: 公共性の高い場所に防犯カメラを設置する自治会に対し、設置費用の一部を市が補助しています。 四條畷市
防犯灯の設置
- 公共施設周辺: 市内の公共施設周辺に防犯灯を設置し、夜間の安全性を向上させています。 四條畷市
防犯情報の提供
- 安まちメール: 市民に防犯情報を提供するため、「安まちメール」サービスを活用しています。 四條畷市
防犯教室の実施
- 学校での取り組み: 四條畷警察署の協力を得て、全小学校で実地防犯教室を実施し、児童の防犯意識を高めています。 四條畷市
これらの取り組みにより、四條畷市は市民と行政が一体となって安全・安心なまちづくりを推進しています。
四條畷市はやばい?治安を総括
四條畷市は、大阪府全体で見た場合、犯罪率がやや高めの部類に分類されます。特に窃盗犯が犯罪全体の約79%を占めており、この分野での防犯対策が重要です。一方で、凶悪犯や粗暴犯の発生件数は非常に少なく、地域の安全性は一定程度保たれています。四條畷市では防犯カメラの設置や防犯灯の整備、地域住民による防犯活動を通じて、安全・安心なまちづくりを目指しています。
四條畷市では、2023年の総犯罪認知件数が前年より16.7%増加し、特に凶悪犯(200%増加)や粗暴犯(70%増加)が顕著な増加を示しました。一方で、窃盗犯が全犯罪の79%を占めています。
総犯罪認知件数は交野市より多いものの、大東市や寝屋川市より少なく、粗暴犯や窃盗犯の発生率が抑えられた地域といえます。
犯罪率0.93%で大阪府内72自治体中30位に位置しており、府平均(0.91%)をわずかに上回る結果となりましたが、凶悪犯や粗暴犯の発生率は低水準に留まっています。