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福岡市城南区はやばい？治安悪い？最初に結論
こちらの結論に至った理由を、下記から具体的な数値とともに紹介いたします。福岡市城南区の治安や住みやすさが気になる人は、是非最後までご覧ください。
本記事のデータ参照元
福岡市城南区の2022年と2023年の犯罪傾向の違い
以下に城南区の2022年と2023年の犯罪傾向の違いをまとめました。
福岡市城南区の犯罪データ比較（2022年 vs 2023年）
| 年度 | 総犯罪認知件数 | 凶悪犯 | 粗暴犯 | 窃盗犯 |
|---|---|---|---|---|
| 2022年 | 768件 | 4件 | 90件 | 509件 |
| 2023年 | 890件 | 3件 | 82件 | 611件 |
| 増減率 | +15.9% | -25% | -8.9% | +20.0% |
傾向分析
- 総犯罪認知件数の増加
総犯罪認知件数は768件から890件に増加し、前年比で15.9%の上昇が見られました。この増加の主因は窃盗犯の増加にあります。 - 凶悪犯の減少
凶悪犯は4件から3件へと減少し、前年比で25%の減少となりました。この結果は、地域での抑止力向上や警察活動の効果が一定程度現れたものと考えられます。 - 粗暴犯の減少
粗暴犯は90件から82件に減少し、前年比で8.9%の減少を記録しました。暴行事件や傷害事件が減少した可能性があります。 - 窃盗犯の増加
窃盗犯は509件から611件に増加し、前年比で20.0%の上昇を示しました。特に自転車盗や車上ねらいなどの日常的な窃盗が増えたと推測されます。
福岡市城南区では、2023年において総犯罪認知件数が増加する一方、凶悪犯や粗暴犯は減少しており、治安の大きな不安要素は軽減されつつあると言えます。しかしながら、窃盗犯の増加が目立ち、特に日常生活に密接した自転車盗や車上ねらいが住民の生活の安全を脅かしている点が課題として挙げられます。
福岡市城南区で近年発生した凶悪犯
福岡市城南区では、2000年以降、以下の凶悪犯罪が報告されています。
2010年：強盗事件
2010年、福岡市城南区のコンビニエンスストアで、刃物を持った男が店員を脅し、現金を奪う強盗事件が発生しました。犯人はその後、警察により逮捕されました。
2015年：殺人事件
2015年、福岡市城南区の住宅で、高齢の女性が殺害される事件が発生しました。捜査の結果、被害者の知人である男性が逮捕され、金銭トラブルが動機とされました。
これらの事件は、福岡市城南区における凶悪犯罪の一部であり、地域社会に大きな影響を与えました。近年では、犯罪発生件数は減少傾向にあるものの、引き続き防犯意識を高めることが重要です。
福岡市城南区と周辺自治体の治安比較
以下に城南区の2023年の治安の傾向を周辺自治体と比較した結果をまとめました。
福岡市城南区と周辺自治体の比較（2023年）
| 市区町村名 | 人口 | 人口あたりの犯罪割合 | 総犯罪認知件数 | 凶悪犯 | 粗暴犯 | 窃盗犯 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 福岡市城南区 | 126,564 | 0.70% | 890 | 3 | 82 | 611 |
| 福岡市西区 | 208,475 | 0.64% | 1,328 | 11 | 121 | 919 |
| 福岡市早良区 | 222,718 | 0.53% | 1,189 | 4 | 115 | 853 |
| 福岡市南区 | 268,468 | 0.53% | 1,424 | 11 | 149 | 1,015 |
| 福岡市中央区 | 199,590 | 1.37% | 2,734 | 27 | 246 | 1,921 |
| 福岡市博多区 | 242,660 | 1.25% | 3,034 | 29 | 275 | 2,109 |
傾向分析
- 人口あたりの犯罪割合
福岡市城南区の人口あたりの犯罪割合は0.70%で、福岡市西区や早良区（0.64%、0.53%）より高いものの、中央区（1.37%）や博多区（1.25%）より低い水準です。 - 総犯罪認知件数
総犯罪認知件数は890件で、周辺自治体と比較して低めです。早良区や西区より少ないですが、人口が少ないため割合がやや高くなっています。 - 凶悪犯
凶悪犯の件数は3件で、西区（11件）や中央区（27件）などと比較すると非常に少なく、安全性が高いと言えます。 - 粗暴犯
粗暴犯は82件で、周辺自治体と比較して平均的な数値です。暴行や傷害などの抑制が課題です。 - 窃盗犯
窃盗犯は611件で、総犯罪認知件数の大部分を占めています。自転車盗や車上ねらいが多い可能性があり、個人レベルの防犯対策が重要です。
福岡市城南区が犯罪率で見れば周辺自治体より若干高めですが、全体的な犯罪件数では比較的低水準であることを示しています。
福岡市城南区の治安ランキング
以下に、城南区の2023年の治安傾向を、福岡県全体で見た際の治安状況と治安ランキングにまとめました。
福岡市城南区と福岡県全体の比較
福岡県全体で見た福岡市城南区の治安は、犯罪件数の観点から中程度に位置しています。2023年の総犯罪認知件数は 890件、人口あたりの犯罪割合は 0.70% で、福岡市内の他の区と比較するとやや高めの水準です。
特に、窃盗犯が 611件 と総犯罪認知件数の約68%を占め、対策が必要とされます。一方で、凶悪犯は 3件 と少なく、安全性の確保が一定程度進んでいることが伺えます。
福岡県内治安ランキング（2023年）
福岡県内72自治体を総犯罪認知件数でランキングした結果、福岡市城南区は 18位 に位置しています。
| ランキング | 自治体名 | 総犯罪認知件数 | 人口あたりの犯罪割合 |
|---|---|---|---|
| 1位 | 福岡市博多区 | 3,034 | 1.25% |
| 2位 | 福岡市中央区 | 2,734 | 1.37% |
| 3位 | 福岡市東区 | 2,082 | 0.64% |
| 18位 | 福岡市城南区 | 890 | 0.70% |
福岡市城南区は、犯罪件数では福岡市博多区や中央区のような中心部に比べて少ないですが、人口あたりの割合では高めの水準にあり、防犯意識の向上が求められます。特に、窃盗犯の割合が高いことから、自転車盗や車上ねらいなどの日常生活に関連した犯罪への注意が必要です。
福岡市城南区の犯罪に対する取り組み
福岡市城南区では、地域の安全と安心を確保するため、以下の防犯対策に取り組んでいます。
青色防犯パトロールの実施
地域住民が主体となり、青色回転灯を装備した「青パト」を活用した防犯活動を展開しています。これにより、地域の見守り強化と犯罪抑止を図っています。
防災・防犯・交通安全対策の推進
城南消防署や防災士ネットワークと連携し、自治会単位での防災訓練を実施しています。また、交通事故や特殊詐欺の増加に対応するため、交通安全教室の開催や広報活動を通じて、地域住民への啓発を行っています。
福岡市防犯のまちづくり推進プランの策定
福岡市全体で「防犯のまちづくり推進プラン」を策定し、社会全体で防犯のまちづくりを総合的かつ効果的に推進するための施策を展開しています。城南区もこのプランに基づき、地域の防犯意識向上や環境整備に努めています。
これらの取り組みを通じて、福岡市城南区は地域住民と協力しながら、安全で安心して暮らせるまちづくりを進めています。
福岡市城南区で発生した近年の自然災害
福岡市城南区では、2015年以降、以下の自然災害が報告されています。
令和2年7月豪雨（2020年7月）
2020年7月、九州北部を中心に記録的な豪雨が発生し、福岡市城南区でも大雨による被害が報告されました。市内各地で河川の増水や土砂災害の危険性が高まり、避難勧告や避難指示が発令されました。幸いにも、城南区内での人的被害は報告されていませんが、住民は引き続き警戒を続けています。
平成30年7月豪雨（2018年7月）
2018年7月、福岡市を含む西日本各地で豪雨が発生し、福岡市城南区でも大雨による影響がありました。特に、河川の増水や土砂災害のリスクが高まり、地域住民に対して避難情報が発令されました。城南区内での大規模な被害は報告されていませんが、インフラの一部に影響が出ました。
平成28年熊本地震（2016年4月）
2016年4月に発生した熊本地震では、福岡市城南区でも震度4～5程度の揺れが観測されました。直接的な被害は限定的でしたが、住民の間で地震への警戒感が高まりました。また、避難訓練や防災意識の向上が図られる契機となりました。
これらの災害を受けて、福岡市城南区では防災・危機管理体制の強化や、地域住民への防災教育の推進が進められています。
福岡市城南区はやばい？全体の総括
福岡市城南区は、犯罪件数では比較的落ち着いた状況にある一方で、窃盗犯の増加が地域の課題として浮き彫りになっています。防犯カメラの設置や住民との連携を強化し、日常生活に関連する犯罪の抑止に注力する必要があります。また、近年発生した豪雨や地震に対しては、引き続き地域住民の防災意識を高め、備えを万全にすることが求められます。
福岡市城南区では、2023年の総犯罪認知件数が前年比で15.9%増加しました。特に窃盗犯が増加しており、防犯意識の向上が求められます。一方、凶悪犯や粗暴犯は減少しています。
福岡市城南区は、福岡市内で比較すると犯罪件数は少なめですが、人口あたりの犯罪割合がやや高めです。窃盗犯が全体の大部分を占め、地域住民の生活安全への影響が懸念されています。
城南区では、2015年以降、豪雨や地震などの災害が発生しましたが、大きな被害は報告されていません。防災訓練やハザードマップの配布を通じて、地域の防災力を強化しています。