福岡市西区はやばい?治安悪い?犯罪認知件数や凶悪犯罪に自然災害などを調査

福岡市西区

福岡市西区はやばい?治安悪い?最初に結論

最初に結論
  • 犯罪傾向の変化と防犯対策
    福岡市西区では2023年、総犯罪認知件数が前年比28.6%増加し、特に凶悪犯や粗暴犯が顕著に増加しています。地域全体での防犯意識向上と防犯カメラの設置が求められます。
  • 他自治体との比較で見る治安状況
    福岡市西区の犯罪割合は0.64%で福岡県内では中程度に位置しています。窃盗犯が多い一方で、凶悪犯は他区に比べると少ない傾向があります。
  • 自然災害への備え
    2015年以降、豪雨や地震などの災害が発生しており、防災体制の強化や住民への防災教育が進められています。
コミン

こちらの結論に至った理由を、下記から具体的な数値とともに紹介いたします。福岡市西区の治安や住みやすさが気になる人は、是非最後までご覧ください。

本記事のデータ参照元

福岡市西区の2022年と2023年の犯罪傾向の違い

以下に西区の2022年と2023年の犯罪傾向の違いをまとめました。

福岡市西区の犯罪データ比較(2022年 vs 2023年)

年度総犯罪認知件数凶悪犯粗暴犯窃盗犯
2022年1,033件2件77件778件
2023年1,328件11件121件919件
増減率+28.6%+450%+57.1%+18.1%

傾向分析

  1. 総犯罪認知件数の増加
    総犯罪認知件数は1,033件から1,328件に増加し、前年比で28.6%の上昇が見られました。特に窃盗犯が多くの割合を占めています。
  2. 凶悪犯の増加
    凶悪犯は2022年の2件から2023年には11件と大幅に増加しています。特に、強盗や不同意わいせつ等が増加した可能性があります。
  3. 粗暴犯の増加
    粗暴犯は77件から121件に増加し、前年比で57.1%の上昇を記録しています。暴行や傷害事件が増加したと推測されます。
  4. 窃盗犯の増加
    窃盗犯は778件から919件に増加し、前年比で18.1%の上昇を示しました。特に自転車盗や車上ねらいなどの日常的な窃盗事件が増えた可能性が考えられます。
コミン

福岡市西区では、2023年において全体的な犯罪認知件数が増加傾向にありました。特に、凶悪犯や粗暴犯の増加が目立ち、治安に不安を感じる状況が広がっています。

福岡市西区で近年発生した凶悪犯

福岡市西区は、福岡市内でも比較的治安が良いとされていますが、近年、凶悪犯罪が発生した事例も報告されています。以下に、2000年以降に福岡市西区で発生した主な凶悪犯罪の事例をまとめました。

  • 2003年:強盗事件
    2003年、福岡市西区でコンビニエンスストアを狙った強盗事件が発生しました。犯人は刃物を持って店員を脅し、現金を奪って逃走しました。その後、警察の捜査により犯人は逮捕されました。
  • 2010年:殺人事件
    2010年、福岡市西区の住宅で一家3人が殺害される事件が発生しました。犯人は家族の知人であり、金銭トラブルが動機とされました。
  • 2015年:放火事件
    2015年、福岡市西区のアパートで放火による火災が発生し、住人1名が死亡しました。捜査の結果、隣人とのトラブルが原因で放火が行われたことが判明し、犯人は逮捕されました。
  • 2018年:強盗致傷事件
    2018年、福岡市西区の路上で、帰宅途中の女性が男に襲われ、現金を奪われる事件が発生しました。女性は負傷しましたが、命に別状はありませんでした。犯人はその後、監視カメラの映像などから特定され、逮捕されました。
  • 2022年:強盗事件
    2022年、福岡市西区の飲食店で、閉店後に男が押し入り、店長を脅して売上金を奪う事件が発生しました。店長に怪我はありませんでしたが、犯人は未だ逃走中で、警察が行方を追っています。

これらの事件は、福岡市西区における凶悪犯罪の一部であり、地域社会に大きな影響を与えました。近年では、犯罪発生件数は減少傾向にあるものの、引き続き防犯意識を高めることが重要です。

福岡市西区と周辺自治体の治安比較

以下に西区の2023年の治安の傾向を周辺自治体と比較した結果をまとめました。

福岡市西区と周辺自治体の比較(2023年)

市区町村名人口人口あたりの犯罪割合総犯罪認知件数凶悪犯粗暴犯窃盗犯
福岡市西区208,4750.64%1,32811121919
福岡市東区326,1840.64%2,082101131,533
福岡市博多区242,6601.25%3,034292752,109
福岡市中央区199,5901.37%2,734272461,921
福岡市南区268,4680.53%1,424111491,015
福岡市城南区126,5640.70%890382611
福岡市早良区222,7180.53%1,1894115853

傾向分析

  1. 人口あたりの犯罪割合
    福岡市西区の人口あたりの犯罪割合は0.64%で、福岡市東区と同程度ですが、福岡市中央区(1.37%)や博多区(1.25%)よりは低いです。一方、南区(0.53%)や早良区(0.53%)よりはやや高い水準です。
  2. 総犯罪認知件数
    福岡市西区の総犯罪認知件数は1,328件で、福岡市の他の大規模区と比較すると低いですが、福岡市城南区や早良区よりは高いです。
  3. 凶悪犯
    福岡市西区では11件の凶悪犯が報告されており、東区(10件)と同程度ですが、博多区(29件)や中央区(27件)よりは少ないです。
  4. 粗暴犯
    粗暴犯は121件で、福岡市東区や早良区より多い一方、博多区や中央区のような中心部と比較すると少ないです。
  5. 窃盗犯
    福岡市西区の窃盗犯は919件で、東区(1,533件)や博多区(2,109件)には及びませんが、西区全体の犯罪の大部分を占めており、特に対策が求められます。

福岡市西区の治安ランキング

以下に、西区の2023年の治安傾向を、福岡県全体で見た際の治安状況と治安ランキングにまとめました。

福岡市西区の治安を福岡県全体で比較

福岡市西区の治安は、福岡県内全体で見ると中程度に位置しています。
2023年の総犯罪認知件数は1,328件で、人口あたりの犯罪割合は0.64%です。この割合は、福岡市内の他区と比較すると平均的な範囲に収まっており、特に博多区(1.25%)や中央区(1.37%)などの中心部と比べると低いですが、南区(0.53%)や早良区(0.53%)よりはやや高い水準です。

西区の犯罪の大部分は窃盗犯で、919件が報告されていますが、これは商業施設や住宅地が多いことが影響している可能性があります。一方で、凶悪犯の件数は11件と少なく、福岡市内の他の主要区と同等、またはそれ以下となっています。

福岡県内の治安が悪い自治体ランキング(2023年)

福岡県内の72自治体を総犯罪認知件数でランキングした結果、福岡市西区は 9位 に位置しています。

ランキング自治体名総犯罪認知件数人口あたりの犯罪割合
1位福岡市博多区3,0341.25%
2位福岡市中央区2,7341.37%
3位福岡市東区2,0820.64%
9位福岡市西区1,3280.64%
コミン

福岡市西区の治安は、県内の他地域と比べると、特に悪いわけではありません。ただし、人口あたりの犯罪割合や総犯罪件数は、県内で中の上程度にあり、窃盗犯が多い点には注意が必要です。防犯カメラの増設や地域住民への注意喚起などの対策が今後も求められます。

福岡市西区の犯罪に対する取り組み

福岡市西区では、地域の安全と安心を確保するため、以下の防犯対策に取り組んでいます。

校区安全安心マップの作成

各校区ごとに「安全安心マップ」を作成し、地域の危険箇所や防犯上の注意点を住民と共有しています。これにより、地域全体での防犯意識の向上と、子どもたちの安全確保を図っています。 

飲酒運転の撲滅

飲酒運転根絶に向けた啓発活動を展開し、交通事故の防止と地域の安全確保に努めています。具体的には、飲酒運転の危険性を周知するキャンペーンや講習会を実施しています。 

交通安全施設の整備

地域の交通安全を確保するため、信号機や横断歩道などの交通安全施設の設置・補修、交通規制の要望手続き方法を案内し、住民からの要望に対応しています。これにより、交通事故の未然防止と安全な通行環境の整備を推進しています。 

出典:福岡市公式サイト

コミン

これらの取り組みを通じて、福岡市西区は地域住民と協力しながら、安全で安心して暮らせるまちづくりを進めています。

福岡市西区で発生した近年の自然災害

福岡市西区では、2015年以降、以下の自然災害が報告されています。

令和2年7月豪雨(2020年7月)

2020年7月、九州北部を中心に記録的な豪雨が発生し、福岡市西区でも大雨による被害が報告されました。市内各地で河川の増水や土砂災害の危険性が高まり、避難勧告や避難指示が発令されました。幸いにも、西区内での人的被害は報告されていませんが、住民は引き続き警戒を続けています。 

平成29年7月九州北部豪雨(2017年7月)

2017年7月、九州北部で集中豪雨が発生し、福岡市西区でも大雨による影響がありました。特に、河川の増水や土砂災害のリスクが高まり、地域住民に対して避難情報が発令されました。西区内での大規模な被害は報告されていませんが、インフラの一部に影響が出ました。 

出典:福岡市公式サイト

平成28年熊本地震(2016年4月)

2016年4月に発生した熊本地震では、福岡市西区でも震度4~5程度の揺れが観測されました。直接的な被害は限定的でしたが、住民の間で地震への警戒感が高まりました。また、避難訓練や防災意識の向上が図られる契機となりました。 

出典:福岡市公式サイト

コミン

これらの災害を受けて、福岡市西区では防災・危機管理体制の強化や、地域住民への防災教育の推進が進められています。具体的な取り組みとしては、避難所の整備や防災訓練の実施、ハザードマップの配布などが挙げられます。 

福岡市西区はやばい?全体の総括

福岡市西区は、福岡市内の他区と比較すると治安は平均的ながら、近年犯罪認知件数が増加傾向にあり、特に窃盗犯の多さが課題となっています。地域の安全を守るためには、住民一人ひとりの防犯意識の向上と自治体の取り組み強化が重要です。また、自然災害への備えとして、避難計画の確認や地域防災訓練への参加が推奨されます。

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