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福岡市早良区はやばい?治安悪い?最初に結論
こちらの結論に至った理由を、下記から具体的な数値とともに紹介いたします。福岡市早良区の治安や住みやすさが気になる人は、是非最後までご覧ください。
本記事のデータ参照元
福岡市早良区の2022年と2023年の犯罪傾向の違い
以下に早良区の2022年と2023年の犯罪傾向の違いをまとめました。
福岡市早良区の犯罪データ比較(2022年 vs 2023年)
年度 | 総犯罪認知件数 | 凶悪犯 | 粗暴犯 | 窃盗犯 |
---|---|---|---|---|
2022年 | 1,139件 | 5件 | 192件 | 748件 |
2023年 | 1,189件 | 4件 | 115件 | 853件 |
増減率 | +4.4% | -20% | -40.1% | +14.0% |
傾向分析
- 総犯罪認知件数の増加
総犯罪認知件数は1,139件から1,189件に増加し、前年比で4.4%の上昇を記録しました。この増加の要因は窃盗犯の件数が増加したことが挙げられます。 - 凶悪犯の減少
凶悪犯は5件から4件に減少し、前年比で20%の減少となりました。地域の治安維持に一定の効果が出ていると考えられます。 - 粗暴犯の大幅な減少
粗暴犯は192件から115件に減少し、前年比で40.1%の大幅な減少を示しました。暴行や傷害事件が抑制されている可能性があります。 - 窃盗犯の増加
窃盗犯は748件から853件に増加し、前年比で14.0%の上昇を記録しました。特に自転車盗や車上ねらいなどの日常的な窃盗事件が増えたと推測されます。
福岡市早良区では、2023年に総犯罪認知件数が増加しましたが、これは窃盗犯の増加が主な要因です。一方で、凶悪犯や粗暴犯が減少しており、地域全体の安全性は一定程度維持されています。特に粗暴犯の減少は顕著で、暴力的な犯罪が抑制されていることがうかがえます。
福岡市早良区で近年発生した凶悪犯
福岡市早良区は、福岡市の7つの行政区の一つで、北部には福岡タワーや西南学院大学などの主要施設が位置しています。一般的に、早良区は治安が良いとされていますが、2000年以降、以下のような凶悪犯罪が発生しています。
- 2008年:強盗致傷事件
2008年、早良区内のコンビニエンスストアで、刃物を持った男が店員を脅し、現金を奪った上、店員に怪我を負わせる事件が発生しました。犯人はその後、警察により逮捕されました。 - 2013年:殺人事件
2013年、早良区の住宅で、高齢の女性が殺害される事件が発生しました。捜査の結果、被害者の知人である男性が逮捕され、金銭トラブルが動機とされました。 - 2019年:強盗事件
2019年、早良区内の金融機関で、男が職員を脅して現金を奪う強盗事件が発生しました。犯人は逃走しましたが、後日、監視カメラの映像などから身元が特定され、逮捕されました。
これらの事件は、早良区における凶悪犯罪の一部であり、地域社会に大きな影響を与えました。しかし、全体的な犯罪発生件数は減少傾向にあり、引き続き防犯意識を高めることが重要です。
福岡市早良区と周辺自治体の治安比較
以下に早良区の2023年の治安の傾向を周辺自治体と比較した結果をまとめました。
福岡市早良区と周辺自治体の比較(2023年)
市区町村名 | 人口 | 人口あたりの犯罪割合 | 総犯罪認知件数 | 凶悪犯 | 粗暴犯 | 窃盗犯 |
---|---|---|---|---|---|---|
福岡市早良区 | 222,718 | 0.53% | 1,189 | 4 | 115 | 853 |
福岡市西区 | 208,475 | 0.64% | 1,328 | 11 | 121 | 919 |
福岡市南区 | 268,468 | 0.53% | 1,424 | 11 | 149 | 1,015 |
福岡市中央区 | 199,590 | 1.37% | 2,734 | 27 | 246 | 1,921 |
福岡市博多区 | 242,660 | 1.25% | 3,034 | 29 | 275 | 2,109 |
福岡市城南区 | 126,564 | 0.70% | 890 | 3 | 82 | 611 |
傾向分析
- 人口あたりの犯罪割合
福岡市早良区の人口あたりの犯罪割合は0.53%で、福岡市西区(0.64%)や城南区(0.70%)より低いですが、中央区(1.37%)や博多区(1.25%)に比べるとかなり低い水準です。南区と同じ割合です。 - 総犯罪認知件数
総犯罪認知件数は1,189件で、西区や南区より少なく、中央区や博多区と比較するとかなり少ない件数となっています。 - 凶悪犯
凶悪犯の件数は4件で、福岡市内の他の区と比較すると平均的な数値です。特に西区(11件)や博多区(29件)よりは大幅に少ない状況です。 - 粗暴犯
粗暴犯は115件で、南区(149件)や西区(121件)より少ないものの、城南区(82件)よりは多い数値となっています。 - 窃盗犯
窃盗犯は853件で、西区(919件)よりは少ないものの、城南区(611件)よりは多い結果となっています。
福岡市早良区は、犯罪全体では福岡市内の他区と比較して治安が良好な傾向を示していますが、窃盗犯が依然として多い点が課題として残っています。
福岡市早良区の治安ランキング
以下に、早良区の2023年の治安傾向を、福岡県全体で見た際の治安状況と治安ランキングにまとめました。
福岡市早良区の治安評価(2023年)
福岡県全体で見た福岡市早良区の治安は、犯罪件数と人口あたりの割合の観点から、比較的良好な水準にあります。2023年の総犯罪認知件数は 1,189件、人口あたりの犯罪割合は 0.53% で、福岡県内の72自治体の中でも治安が良い方に位置します。
特に、凶悪犯の件数は 4件 と少なく、窃盗犯が犯罪全体の大部分(853件、約72%)を占めている点が特徴的です。これにより、日常生活に密接した犯罪が課題となっています。
福岡県内治安ランキング(2023年)
福岡県内72自治体を総犯罪認知件数でランキングした結果、福岡市早良区は 14位 に位置しています。
ランキング | 自治体名 | 総犯罪認知件数 | 人口あたりの犯罪割合 |
---|---|---|---|
1位 | 福岡市博多区 | 3,034 | 1.25% |
2位 | 福岡市中央区 | 2,734 | 1.37% |
3位 | 福岡市東区 | 2,082 | 0.64% |
14位 | 福岡市早良区 | 1,189 | 0.53% |
福岡市早良区は、犯罪件数全体および人口あたりの割合で見ても、治安が比較的良いと評価できます。一方で、窃盗犯の割合が高く、自転車盗や車上ねらいなどの日常生活に関連した犯罪が多いことが懸念点です。
福岡市早良区の犯罪に対する取り組み
福岡市早良区では、地域の安全と安心を確保するため、以下の防犯対策に取り組んでいます。
交通安全教室の実施
早良区では、地域住民を対象に交通安全教室を開催しています。この教室では、交通ルールの遵守や安全な歩行・運転の方法について学ぶ機会を提供し、交通事故の防止に努めています。
交通事故・犯罪統計の提供
福岡県警察のホームページを通じて、交通事故や犯罪の統計情報を提供しています。これにより、地域住民が最新の治安情報を把握し、防犯意識を高めることができます。
飲酒運転撲滅の推進
福岡県警察と連携し、飲酒運転の撲滅に向けた啓発活動を行っています。地域住民に対して、飲酒運転の危険性や法的な罰則について周知し、安全な交通環境の実現を目指しています。
これらの取り組みを通じて、早良区は地域の防犯意識を高め、安全で安心して暮らせるまちづくりを推進しています。
福岡市早良区で発生した近年の自然災害
岡市早良区では、2015年以降、以下の自然災害が報告されています。
令和2年7月豪雨(2020年7月)
2020年7月、九州北部を中心に記録的な豪雨が発生し、福岡市早良区でも大雨による被害が報告されました。市内各地で河川の増水や土砂災害の危険性が高まり、避難勧告や避難指示が発令されました。幸いにも、早良区内での人的被害は報告されていませんが、住民は引き続き警戒を続けています。
平成30年7月豪雨(2018年7月)
2018年7月、福岡市を含む西日本各地で豪雨が発生し、福岡市早良区でも大雨による影響がありました。特に、河川の増水や土砂災害のリスクが高まり、地域住民に対して避難情報が発令されました。早良区内での大規模な被害は報告されていませんが、インフラの一部に影響が出ました。
平成28年熊本地震(2016年4月)
2016年4月に発生した熊本地震では、福岡市早良区でも震度4~5程度の揺れが観測されました。直接的な被害は限定的でしたが、住民の間で地震への警戒感が高まりました。また、避難訓練や防災意識の向上が図られる契機となりました。
これらの災害を受けて、福岡市早良区では防災・危機管理体制の強化や、地域住民への防災教育の推進が進められています。具体的な取り組みとしては、避難所の整備や防災訓練の実施、ハザードマップの配布などが挙げられます。
福岡市早良区はやばい?全体の総括
福岡市早良区は、犯罪全体の件数および犯罪割合の面で、福岡市内および福岡県内で比較的治安が良好な地域として評価されています。一方で、窃盗犯の増加が課題として浮き彫りになっており、自転車盗や車上ねらいといった日常生活に関連する犯罪への対策が重要です。
また、自然災害への対応においても、防災訓練やハザードマップの整備を通じて住民の防災意識を高める取り組みが進んでいます。
福岡市早良区では2023年、総犯罪認知件数が前年比4.4%増加しましたが、これは窃盗犯の増加が主な要因です。一方、凶悪犯や粗暴犯は減少しており、地域の安全性は一定程度保たれています。
早良区は、福岡県内72自治体中14位で治安が比較的良好と評価されています。人口あたりの犯罪割合も0.53%と低く、特に凶悪犯の件数は少ないものの、窃盗犯が依然として課題です。
2015年以降、豪雨や地震といった災害に見舞われていますが、大規模な被害は少ないです。早良区では防災訓練や避難所の整備などを通じて地域防災力を強化しています。