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北九州市門司区はやばい?治安悪い?最初に結論
こちらの結論に至った理由を、下記から具体的な数値とともに紹介いたします。北九州市門司区の治安や住みやすさが気になる人は、是非最後までご覧ください。
本記事のデータ参照元
北九州市門司区の2022年と2023年の犯罪傾向の違い
以下に門司区の2022年と2023年の犯罪傾向の違いをまとめました。
北九州市門司区における2022年と2023年の犯罪傾向の比較
犯罪項目 | 2022年 | 2023年 | 傾向 |
---|---|---|---|
総犯罪認知件数 | 364件 | 426件 | 増加(+62件、約17%増) |
凶悪犯 | 4件 | 1件 | 減少(-3件) |
粗暴犯 | 53件 | 53件 | 横ばい |
窃盗犯 | 196件 | 263件 | 増加(+67件、約34%増) |
解説
- 総犯罪認知件数:
- 2022年から2023年にかけて、総犯罪認知件数は増加しました。特に窃盗犯の増加が大きな要因となっています。
- 凶悪犯:
- 凶悪犯は減少傾向にあり、安全性の向上が見られます。
- 粗暴犯:
- 粗暴犯に関しては変動がなく、安定した水準を維持しています。
- 窃盗犯:
- 2023年には窃盗犯が大幅に増加しており、注意が必要です。特に空き巣や忍び込みが増えた可能性があります。
北九州市門司区で近年発生した凶悪犯
北九州市門司区では、近年以下のような凶悪犯罪が報道されています。
- 警察官による妹への暴行致死事件(2023年12月31日): 2023年12月31日の夜、門司区東本町で、福岡県警田川署の警部補である兄(57歳)が、妹(55歳)の顔を拳で複数回殴打し、死亡させる事件が発生しました。 FNN
- 女児への不審者接触事案(2024年11月29日): 2024年11月29日午後2時50分頃、門司区藤松一丁目付近の路上で、女児が見知らぬ男から名前や住所を尋ねられ、顔を1分間程度触られる事案が発生しました。 The Headline
これらの事件は地域社会に大きな衝撃を与えました。特に、警察官による家庭内での暴行致死事件は、警察組織への信頼にも影響を及ぼす深刻な事案として報道されています。
北九州市門司区と周辺自治体の治安比較
以下に門司区の2023年の治安の傾向を周辺自治体と比較した結果をまとめました。
2023年の北九州市門司区と周辺自治体の治安比較
項目 | 門司区 | 若松区 | 戸畑区 | 小倉北区 | 小倉南区 | 八幡東区 | 八幡西区 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
総犯罪認知件数 | 426件 | 347件 | 297件 | 1,908件 | 1,241件 | 439件 | 1,386件 |
凶悪犯 | 1件 | 2件 | 1件 | 22件 | 9件 | 1件 | 16件 |
粗暴犯 | 53件 | 40件 | 32件 | 281件 | 150件 | 47件 | 159件 |
窃盗犯 | 263件 | 215件 | 173件 | 1,104件 | 833件 | 276件 | 730件 |
解説
- 総犯罪認知件数:
- 北九州市門司区は426件で、周辺自治体の中では中程度の水準です。ただし、小倉北区や小倉南区に比べて大幅に少ないです。
- 凶悪犯:
- 凶悪犯の発生は1件と非常に少なく、比較的安全と言えます。
- 粗暴犯:
- 粗暴犯は53件で、若松区や戸畑区よりやや多いですが、八幡西区や小倉北区に比べればかなり少ないです。
- 窃盗犯:
- 窃盗犯は263件で、総犯罪認知件数に占める割合が高いです。しかし、同規模の自治体と比べると突出して多いわけではありません。
門司区は凶悪犯が少なく、総犯罪認知件数や粗暴犯も比較的抑えられているため、治安面では周辺自治体に比べて良好な傾向があります。ただし、窃盗犯が一定数発生しているため、防犯意識を高めることが重要です。
北九州市門司区の治安ランキング
以下に、福岡県門司区の2023年の治安傾向を、福岡県全体で見た際の治安状況と治安ランキングにまとめました。
福岡県北九州市門司区の2023年治安評価
項目 | 門司区 | 福岡県平均 | コメント |
---|---|---|---|
総犯罪認知件数 | 426件 | 574件 | 福岡県平均より少なく、治安は比較的良好。 |
凶悪犯 | 1件 | 3件 | 凶悪犯の発生は極めて少なく、安全性が高い。 |
粗暴犯 | 53件 | 72件 | 福岡県平均よりやや少ない。 |
窃盗犯 | 263件 | 400件 | 窃盗犯の発生件数は少なく、安心して暮らせる環境がある。 |
結論: 門司区は福岡県全体と比較して、総犯罪認知件数や各種犯罪件数が平均より低く、治安が良好であると評価できます。
福岡県内72自治体の治安ランキング
犯罪認知件数の多い順に並べると:
- 福岡市博多区: 3,034件
- 福岡市中央区: 2,734件
- 福岡市東区: 2,082件
…
30位 北九州市門司区: 426件
門司区は30位に位置します。これは、福岡県内72自治体中で犯罪認知件数が比較的少ない部類に入ります。
門司区の犯罪発生件数は福岡市中心部に比べると少なく、治安が良いエリアといえます。また、凶悪犯が1件と非常に少ない点が、特に安全性を高めています。
北九州市門司区の犯罪に対する取り組み
北九州市門司区では、地域の安全・安心を確保するため、以下の防犯対策が実施されています。
1. 防犯灯の設置と補助制度
自治会が主体となり、夜間の犯罪や交通事故防止を目的に防犯灯を設置しています。市はこれらの設置費用や維持管理費の一部を補助し、地域の安全性向上を支援しています。
2. 生活安全パトロール隊の活動
地域住民が自主的に結成した「生活安全パトロール隊」が、犯罪防止や子どもの見守り活動を行っています。市は安全・安心指導員による助言や、パトロール用品の提供などでこれらの活動を支援しています。
3. 住まいの防犯対策の推進
市は、住民一人ひとりの防犯意識向上を目的に、在宅時や短時間の外出時でも施錠の徹底を呼びかけています。また、防犯設備の活用や不審者への注意喚起など、具体的な防犯対策を提案しています。
4. 防犯コミュニティガイドの作成
犯罪が起きにくい環境づくりを推進するため、「防犯コミュニティガイド」を作成し、公共施設や住宅の防犯対策の具体的手法を提供しています。これにより、市民や企業が防犯意識を持って行動することを促進しています。
これらの取り組みにより、門司区では地域全体で協力し、安全・安心なまちづくりを推進しています。
北九州市門司区で発生した近年の自然災害
北九州市門司区では、近年以下の自然災害が報告されています。
1. 平成30年7月豪雨による土砂災害(2018年7月)
2018年7月6日、門司区羽山地区で大規模な土砂崩れが発生し、民家5軒に土砂が流入する被害がありました。幸いにも、事前の避難により人的被害は避けられました。
2. 豪雨による土砂災害の危険性(2019年7月)
2019年7月、門司区奥田地区では、前年の豪雨で大規模な土砂災害が発生し、2名が亡くなる被害がありました。その後も土砂災害の危険性が指摘されており、地域住民の不安が続いています。
3. 大雨による避難指示(2021年8月)
2021年8月11日、門司区では短時間に激しい雨が降り、午前1時半までの1時間に77ミリの雨量を観測しました。これにより、土砂災害の恐れが高まり、北九州市全域で警戒レベル4の避難指示が発令されました。
これらの災害を受け、門司区では防災意識の向上や避難体制の強化が求められています。地域住民は、日頃からハザードマップの確認や避難経路の把握、非常持ち出し品の準備などを心掛けることが重要です。
北九州市門司区はやばい?全体の総括
北九州市門司区は、凶悪犯の発生が少なく、治安が比較的良好なエリアとして評価されています。しかし、2023年の窃盗犯の増加や自然災害のリスクを踏まえると、防犯対策の強化と防災意識の向上が引き続き求められます。地域住民や行政が一丸となり、安心して暮らせる街づくりを進めることが、より安全な地域の実現に繋がるでしょう。
2022年から2023年にかけて総犯罪認知件数は増加したものの、凶悪犯は減少しており、地域全体の治安は比較的安定しています。特に窃盗犯の増加が注目されています。
門司区は福岡県内72自治体中30位と、犯罪認知件数が少ない部類に入り、県内平均より治安が良好と評価されています。
門司区では防犯灯の設置、生活安全パトロール隊の活動、住まいの防犯強化など、地域住民と行政が協力して防犯に取り組むとともに、災害への備えも強化されています。