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北九州市八幡東区はやばい?治安悪い?最初に結論
こちらの結論に至った理由を、下記から具体的な数値とともに紹介いたします。北九州市八幡東区の治安や住みやすさが気になる人は、是非最後までご覧ください。
本記事のデータ参照元
北九州市八幡東区の2022年と2023年の犯罪傾向の違い
以下に八幡東区の2022年と2023年の犯罪傾向の違いをまとめました。
犯罪件数比較表
項目 | 2022年 | 2023年 | 増減数 | 増減率 |
---|---|---|---|---|
総犯罪認知件数 | 315件 | 439件 | +124件 | +39.4% |
凶悪犯 | 2件 | 1件 | -1件 | -50.0% |
粗暴犯 | 36件 | 47件 | +11件 | +30.6% |
窃盗犯 | 192件 | 276件 | +84件 | +43.8% |
傾向分析
- 総犯罪認知件数
2023年は2022年に比べて124件増加しており、大幅な増加傾向が見られます。特に窃盗犯の増加が総件数の上昇を牽引していると考えられます。 - 凶悪犯
凶悪犯は2023年に1件減少し、件数としては抑えられているものの、依然として注意が必要です。特に地域社会の安全意識を維持することが重要です。 - 粗暴犯
粗暴犯は2022年の36件から2023年には47件と30.6%増加しており、暴力事件の発生リスクが高まっていることが示唆されます。 - 窃盗犯
窃盗犯は2022年の192件から2023年に276件と43.8%の増加が見られ、犯罪の中で最も大きな増加傾向を示しています。特に空き巣や車上荒らし、自転車盗が発生している可能性が高いです。
2023年の北九州市八幡東区では、総犯罪件数が大幅に増加しており、特に窃盗犯の増加が顕著です。一方で凶悪犯は減少しており、地域の治安維持において一定の効果が見られるものの、暴力事件や窃盗事件の増加は懸念材料です。
北九州市八幡東区で近年発生した凶悪犯
福岡県北九州市八幡東区で近年の凶悪犯罪に関する報道は確認できませんが、2022年には以下の暴力事件が報告されています。
- 2022年10月4日: ショッピングセンターで女性が男性の肩に噛みつき負傷させた。
- 2022年10月16日: 駐車場で女性が他の女性を蹴った。
- 2022年10月30日: 住宅内で男性が包丁を突き付け脅迫した。
これらの事件は凶悪犯罪とは言えませんが、安全対策が重要です。2023年、八幡東区の総犯罪認知件数は439件で、市内で2番目に治安が悪い地域となっています。
一方、北九州市全体では刑法犯が減少し、市民の86.6%が治安を良好と感じています。八幡東区でも防犯活動や地域コミュニティの活性化がさらなる治安改善につながると期待されます。
北九州市八幡東区と周辺自治体の治安比較
以下に八幡東区の2023年の治安の傾向を周辺自治体と比較した結果をまとめました。
治安データ比較表(2023年)
地区 | 総犯罪認知件数 | 凶悪犯 | 粗暴犯 | 窃盗犯 | 人口あたりの犯罪割合 |
---|---|---|---|---|---|
八幡東区 | 439 | 1 | 47 | 276 | 0.70% |
門司区 | 426 | 1 | 53 | 263 | 0.46% |
若松区 | 347 | 2 | 40 | 215 | 0.44% |
戸畑区 | 297 | 1 | 32 | 173 | 0.54% |
小倉北区 | 1,908 | 22 | 281 | 1,104 | 1.08% |
小倉南区 | 1,241 | 9 | 150 | 833 | 0.61% |
八幡西区 | 1,386 | 16 | 159 | 730 | 0.56% |
傾向分析
- 総犯罪認知件数
八幡東区は439件で、小倉北区や八幡西区、小倉南区と比較すると少ないが、門司区や若松区、戸畑区より多い。 - 凶悪犯
凶悪犯は1件であり、門司区や戸畑区と同水準。小倉北区や八幡西区に比べると発生が少ない。 - 粗暴犯
粗暴犯の発生は47件で、若松区や戸畑区より多く、小倉北区や八幡西区に比べて少ない。 - 窃盗犯
窃盗犯は276件で、門司区や若松区、戸畑区より多いが、小倉北区や八幡西区より少ない。 - 人口あたりの犯罪割合
八幡東区の犯罪割合は0.70%で、比較した地区の中では最も高い。小倉北区に次ぐ割合であり、治安上の注意が必要。
八幡東区は、周辺自治体に比べて人口あたりの犯罪割合が高く、特に窃盗犯の発生件数が目立つ傾向にあります。一方で、凶悪犯の発生は少なく、他地区よりも深刻な犯罪リスクは低いと言えます。治安改善に向けて、地域住民や行政による防犯意識の向上が引き続き求められます。
北九州市八幡東区の治安ランキング
福岡県全体で見ると、北九州市八幡東区の治安は以下のような特徴があります。
治安の良し悪しについて
福岡県北九州市八幡東区は、2023年において人口あたりの犯罪割合が0.70%と高く、福岡県内72自治体の中で治安が悪い部類に入ります。総犯罪認知件数は439件で、特に窃盗犯(276件)の割合が高いのが特徴です。凶悪犯は1件と少なく、重犯罪のリスクは低めといえます。
北九州市八幡東区の治安状況(2023年)
項目 | 値 |
---|---|
人口 | 62,852人 |
人口あたり犯罪割合 | 0.70% |
刑法犯合計 | 439件 |
凶悪犯 | 1件 |
粗暴犯 | 47件 |
窃盗犯 | 276件 |
知能犯 | 51件 |
風俗犯 | 5件 |
その他 | 59件 |
福岡県内治安ランキング(犯罪割合が高い順)
順位 | 市区町村名 | 人口あたり犯罪割合 |
---|---|---|
1位 | 福岡市中央区 | 1.37% |
2位 | 福岡市博多区 | 1.25% |
3位 | 北九州市小倉北区 | 1.08% |
… | … | … |
13位 | 北九州市八幡東区 | 0.70% |
北九州市八幡東区は、犯罪割合が0.70%で県内72自治体中13位となります。これは福岡市中央区や博多区など治安が悪い地域に比べると低いものの、全体としては中間やや上位に位置する状況です。
北九州市八幡東区の犯罪に対する取り組み
北九州市八幡東区では、地域の安全・安心を確保するため、以下の防犯対策が実施されています。
1. 防犯灯の設置と補助制度
自治会が主体となり、夜間の犯罪や交通事故防止を目的に防犯灯を設置しています。市はこれらの設置費用や維持管理費の一部を補助し、地域の安全性向上を支援しています。
2. 生活安全パトロール隊の活動
地域住民が自主的に結成した「生活安全パトロール隊」が、犯罪防止や子どもの見守り活動を行っています。市は安全・安心指導員による助言や、パトロール用品の提供などでこれらの活動を支援しています。
3. 住まいの防犯対策の推進
市は、住民一人ひとりの防犯意識向上を目的に、在宅時や短時間の外出時でも施錠の徹底を呼びかけています。また、防犯設備の活用や不審者への注意喚起など、具体的な防犯対策を提案しています。
4. 防犯コミュニティガイドの作成
犯罪が起きにくい環境づくりを推進するため、「防犯コミュニティガイド」を作成し、公共施設や住宅の防犯対策の具体的手法を提供しています。これにより、市民や企業が防犯意識を持って行動することを促進しています。
出典:北九州市公式サイト
これらの取り組みにより、八幡東区では地域全体で協力し、安全・安心なまちづくりを推進しています。
北九州市八幡東区で発生した近年の自然災害
2015年以降、福岡県北九州市八幡東区で発生した主な自然災害として、以下の事例があります。
2017年7月:九州北部豪雨
2017年7月、九州北部を中心に記録的な豪雨が発生し、北九州市八幡東区でも土砂災害や浸水被害が報告されました。この豪雨により、地域の交通網や住宅地に影響が出ました。
2018年7月:平成30年7月豪雨
2018年7月の西日本豪雨では、八幡東区でも大雨による被害が発生しました。特に、河川の増水や土砂災害の危険性が高まり、避難勧告が出される地域もありました。
2019年8月:台風10号
2019年8月、台風10号が九州北部に接近し、八幡東区でも強風や大雨による被害が懸念されました。事前の対策や避難情報の周知が行われ、住民の安全確保が図られました。
これらの災害を受け、北九州市では防災ガイドブックやハザードマップを作成し、住民への防災情報の提供や避難場所の確認を促進しています。最新のハザードマップは北九州市の公式ウェブサイトで公開されており、土砂災害や洪水、高潮、津波などのリスク情報や避難場所の情報が掲載されています。
自然災害はいつ発生するかわからないため、日頃からの備えや情報収集が重要です。北九州市の防災ガイドブックやハザードマップを活用し、災害時に適切な行動が取れるよう準備しておくことをおすすめします。
北九州市八幡東区はやばい?全体の総括
北九州市八幡東区では、2023年に犯罪件数が大幅に増加し、特に窃盗犯が治安悪化の主要因となっています。一方で、凶悪犯の件数は減少しており、地域の安全活動の成果が一部見られます。周辺自治体と比較すると、八幡東区の犯罪割合は高く、さらなる防犯対策が必要です。
また、近年の自然災害の経験を踏まえ、地域では防災意識の向上が進んでいます。住民が協力して防犯・防災活動を強化することで、安全で安心なまちづくりが期待されます。
2023年、北九州市八幡東区の総犯罪認知件数は前年の315件から439件に増加し、特に窃盗犯が顕著に増加しました(+43.8%)。凶悪犯は減少したものの、粗暴犯が30.6%増加しています。
八幡東区の犯罪割合は0.70%で、周辺の門司区や若松区、戸畑区より高く、小倉北区に次ぐ割合となっています。特に窃盗犯の発生件数が多く、治安改善が課題です。
近年の豪雨や台風による災害を受けて、北九州市では防災ガイドブックやハザードマップを活用し、住民への防災意識向上を図っています。