大阪市福島区はやばい?治安悪い?周辺や1年前と比べた治安について

大阪市福島区やばい

大阪市福島区の治安はやばい?最初に結論

最初に結論
  • 犯罪認知件数の増加: 大阪市福島区の2023年の犯罪認知件数は879件で、前年の707件から約24.3%増加。特に窃盗犯が全体の約69.8%を占めています。
  • 治安ランキング: 総犯罪認知件数および人口1万人あたりの犯罪件数で府内中位に位置し、人口1万人あたり約136件と平均をやや上回る結果となっています。
  • 防犯対策の必要性: 商業施設や駅周辺での自転車盗(356件)や万引き(25件)が多発しており、地域住民や訪問者への防犯意識向上と対策強化が求められています。
コミン

こちらの結論に至った理由を、下記から具体的な数値とともに紹介いたします。大阪市福島区の治安が気になる人は、是非最後までご覧ください。

本記事のデータ参照元

大阪市福島区の年間犯罪認知件数比較

大阪市福島区の2022年と2023年の犯罪認知件数の変化を以下にまとめます。

1. 総犯罪認知件数の変化

年度件数増減数増減率
2022年707件
2023年879件+172件+24.3%

2. 犯罪種別の変化

犯罪種別2022年2023年増減数増減率
凶悪犯6件12件+6件+100.0%
粗暴犯57件70件+13件+22.8%
窃盗犯509件614件+105件+20.6%
知能犯52件54件+2件+3.8%
風俗犯10件19件+9件+90.0%
その他の刑法犯73件110件+37件+50.7%

3. 主な傾向

  • 総数の増加: 全体の犯罪認知件数が約24.3%増加しています。
  • 凶悪犯の増加: 凶悪犯が100.0%増加しています。
  • 粗暴犯の増加: 粗暴犯が22.8%増加しています。
  • 窃盗犯の増加: 窃盗犯が20.6%増加しています。
  • 知能犯の微増: 知能犯が3.8%増加しています。
  • 風俗犯の増加: 風俗犯が90.0%増加しています。
  • その他の刑法犯の増加: その他の刑法犯が50.7%増加しています。

2023年は、凶悪犯や粗暴犯、窃盗犯など多くの犯罪種別で増加が見られ、特に凶悪犯の増加が顕著です。

コミン

凶悪犯とは?:殺人・強盗・放火・強制性交などの罪が凶悪犯に分類されます。

周辺の自治体と比べた大阪市福島区の治安傾向

2023年の大阪市福島区とその隣接自治体(北区、此花区、西区)の治安傾向を比較しました。

1. 総犯罪認知件数の比較

自治体犯罪認知件数人口人口1万人あたりの犯罪件数
北区4,906件139,802人約351件
福島区879件64,586人約136件
此花区760件64,586人約118件
西区1,453件108,930人約133件

福島区は北区に次ぐ犯罪認知件数が高い自治体で、人口1万人あたりの犯罪件数は中程度の水準にあります。

2. 犯罪種別ごとの比較

犯罪種別北区福島区此花区西区
凶悪犯41件12件8件11件
粗暴犯352件70件50件89件
窃盗犯3,667件614件561件1,108件
知能犯277件54件33件164件
風俗犯136件19件31件28件
その他の刑法犯433件110件75件164件

窃盗犯が福島区の犯罪総数の約69.8%を占めており、隣接自治体と比較しても高い割合であることが分かります。

3. 大阪市福島区とその周辺の特徴的な犯罪の傾向

  • 福島区:
    • 自転車盗: 356件(福島区内で最多)
    • 万引き: 25件(窃盗犯全体の約4.1%)
    • 商業施設や駅周辺での犯罪発生率が高いと推測されます。
  • 北区:
    • 自転車盗: 1,115件
    • 万引き: 891件
    • 繁華街や商業施設が多く、窃盗犯の発生率が高い傾向があります。
  • 此花区:
    • 自転車盗: 220件
    • 万引き: 81件
    • 住宅地が多く、侵入窃盗の発生も見られます。
  • 西区:
    • 自転車盗: 565件
    • 万引き: 122件
    • 比較的犯罪発生率は低いものの、自転車盗が主要な犯罪となっています。
コミン

窃盗犯の多さが福島区の特徴といえそうです。中でも自転車盗や万引きが特に多く、全犯罪の主な構成要素となっています。

大阪市福島区の治安ランキング

大阪市福島区の2023年における治安状況を、大阪府全体の市区町村と比較したランキング形式でお伝えします。

大阪府全体 犯罪認知件数ランキング

順位自治体名犯罪認知件数コメント
1大阪市中央区6,106件繁華街・商業地が多く、犯罪発生率が非常に高い。
2大阪市北区4,906件商業地が集中し、犯罪が多発している。
3大阪市浪速区2,375件観光地や繁華街が多く、犯罪認知件数が高い。
4大阪市西成区2,251件犯罪率が非常に高いエリアで、防犯対策が重要。
5大阪市淀川区1,902件人口が多いエリアで犯罪認知件数も高め。

※上記は2023年のデータに基づく一部抜粋です。

大阪市福島区の位置づけ

  • 犯罪認知件数: 879件
  • ランキング外: 大阪府内で 16位 にランクインしています。
  • 特徴:
    福島区は人口10万人あたりの犯罪発生率が比較的低いエリアですが、窃盗犯や粗暴犯が一定数発生しており、防犯意識の向上が求められます。
コミン

大阪市福島区は、犯罪認知件数および人口1万人あたりの犯罪認知件数の両方で、大阪府内の市区町村の中で中位に位置しています。特に、人口1万人あたりの犯罪件数は約136件であり、府内平均をやや上回っています。

大阪市が推進する防犯対策

ここまでの内容から、大阪市福島区は治安の悪いエリアと認識させてしまったと思います。事実、件数などを見るとそうなってしまうのですが、大阪市もこの状況を看過してはいません。ということで、次より大阪市の防犯への取り組みを見てみましょう。

1. 安全なまちづくり基本計画の策定

市民、事業者、警察などと連携し、「大阪市安全なまちづくり条例」に基づき、基本計画を策定。自らを守る意識の高揚、地域防犯活動の推進、推進体制の整備を基本方針としています。

大阪市公式ウェブサイト

2. 地域安全防犯対策の実施

  • 大阪市安全なまちづくり推進協議会: 関係機関と連携し、防犯活動を推進。
  • 客引き行為等の適正化: 迷惑行為の防止を図る。
  • 子どものための「見守りカメラ」の設置: 公園や通学路に防犯カメラを設置し、子どもの安全を確保。
  • 防犯ボランティア活動団体登録制度: 地域の防犯活動を支援。
  • 市職員によるあんしんパトロール: 職員が地域を巡回し、安全を確認。
  • 地域防犯活動のための市営住宅等活用: 市営住宅を防犯活動の拠点として提供。

大阪市公式ウェブサイト

コミン

これらの取り組みにより、大阪市は地域の安全と防犯意識の向上を図っています。

大阪市福島区の治安を総括

大阪市福島区の治安を総括

大阪市福島区は、JR環状線や阪神本線が通り、大阪駅や梅田へのアクセスが便利なエリアです。個性的な飲食店やおしゃれなカフェが多く、グルメ好きに人気があります。また、住宅街としての落ち着きを持ちながら、公園や緑地が多く、子育て世代にも住みやすい環境です。

そのような魅力溢れる地域でもありますが、ここまでで紹介した通り、大阪市福島区は犯罪が増加傾向にあります。特に窃盗犯が全体の約69.8%を占め、自転車盗(356件)や万引き(25件)が多発しています。人口1万人あたりの犯罪件数は約136件で、大阪府内では中位に位置し、平均をやや上回る結果となっています。

コミン

大阪市も防犯に対して積極的な取り組みを行なっている一方、もし福島区へ引越しを検討されている人は、防犯に対し意識を高めるようにしましょう。

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