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大阪市東住吉区の治安は悪い?最初に結論
こちらの結論に至った理由を、下記から具体的な数値とともに紹介いたします。大阪市東住吉区の治安が気になる人は、是非最後までご覧ください。
本記事のデータ参照元
▼別エリアの治安
犯罪傾向の概要:大阪市東住吉区(2022年 vs 2023年)
大阪市東住吉区の2022年と2023年の犯罪認知件数、一部犯罪内容を比較しました。
犯罪認知件数の総数
年度 | 犯罪認知件数 | 増減 | 人口(約) | 人口10万人あたりの件数 |
---|---|---|---|---|
2022年 | 1,209件 | – | 132,314人 | 914件 |
2023年 | 1,412件 | +203件(約16.8%増加) | 132,314人 | 1,067件 |
犯罪認知件数は総数で 約16.8%増加 しました。
主な犯罪種類別の変化
- 凶悪犯
- 2022年: 9件
- 2023年: 13件(+4件、約44.4%増加)
- 窃盗犯
- 2022年: 892件
- 2023年: 1,049件(+157件、約17.6%増加)
- 特に自転車盗(2022年:435件 → 2023年:491件)が増加。
- 粗暴犯
- 2022年: 56件
- 2023年: 77件(+21件、約37.5%増加)
増加が顕著な犯罪
- 窃盗犯全般:+157件(約17.6%増加)
- 自転車盗が主な要因。
- 粗暴犯全般:+21件(約37.5%増加)
- 暴行事件や傷害が増加。
減少が見られる犯罪
- 減少が目立つ犯罪はありません。
2023年の大阪市東住吉区では、窃盗犯(特に自転車盗)を中心に犯罪認知件数が増加しました。粗暴犯の増加も目立つ一方で、凶悪犯の発生率は比較的低い水準に留まっています。
大阪市東住吉区の治安傾向・周辺の区との比較
2023年の大阪市東住吉区の治安傾向について、隣接する一部自治体(住吉区、平野区、阿倍野区)と比較しました。
犯罪認知件数の総数比較
- 東住吉区: 1,412件
- 住吉区: 1,470件
- 平野区: 1,790件
- 阿倍野区: 1,324件
東住吉区の犯罪認知件数は、隣接する平野区や住吉区より少ないものの、阿倍野区よりは多いです。
犯罪の内訳・窃盗犯
- 東住吉区: 1,049件
- 住吉区: 1,121件
- 平野区: 1,333件
- 阿倍野区: 1,047件
窃盗犯の件数は隣接区と比較して平均的ですが、平野区が最も高い結果となっています。
凶悪犯(殺人、強盗など)
- 東住吉区: 13件
- 住吉区: 14件
- 平野区: 21件
- 阿倍野区: 7件
東住吉区の凶悪犯の発生率は住吉区に近い一方で、阿倍野区よりは高く、平野区よりは低いです。
粗暴犯(暴行、傷害など)
- 東住吉区: 77件
- 住吉区: 80件
- 平野区: 117件
- 阿倍野区: 73件
粗暴犯の件数も同様に、阿倍野区より高く、平野区より低い傾向が見られます。
東住吉区の治安は隣接する平野区や住吉区に比べると比較的良好と言えますが、阿倍野区と比べると犯罪認知件数はやや高いです。特に窃盗犯の件数が全体の中で大部分を占めており、地域全体で窃盗対策を強化することが重要と考えられます。凶悪犯や粗暴犯については、周辺区と大きな差はありませんが、警戒を怠らないことが必要です。
大阪市東住吉区の治安ランキング
大阪府内の東住吉区の治安ランキングを紹介します。
犯罪認知件数の比較
自治体 | 犯罪認知件数 | 人口(約) | 人口10万人あたりの件数 | 特徴 |
---|---|---|---|---|
大阪府全体 | 80,037件 | 8,764,509人 | 914件 | 府全体の平均。 |
大阪市全体 | 39,408件 | 2,761,550人 | 1,426件 | 市内の平均は府全体よりも高い。 |
東住吉区 | 1,412件 | 132,314人 | 1,067件 | 府平均より高く、市平均より低い水準。 |
東住吉区の犯罪発生率は、大阪府全体の平均(914件)を上回りますが、大阪市全体の平均(1,426件)より低い治安状況です。
大阪府内の治安ランキング
2023年における大阪府内の犯罪発生率ランキングで、大阪市東住吉区は 約22位 に位置しています。隣接する自治体と比較して、中程度の治安状況です。
大阪市東住吉区の治安は、大阪市全体の平均を下回るものの、大阪府全体の平均よりは高い犯罪発生率を示しています。窃盗犯(特に自転車盗)が主要な課題であり、引き続き防犯対策が必要とされています。
大阪市が推進する防犯対策
ここまでの内容から、大阪市東住吉区は治安の悪いエリアと認識させてしまったと思います。事実、件数などを見るとそうなってしまうのですが、大阪市もこの状況を看過してはいません。ということで、次より大阪市の防犯への取り組みを見てみましょう。
1. 安全なまちづくり基本計画の策定
市民、事業者、警察などと連携し、「大阪市安全なまちづくり条例」に基づき、基本計画を策定。自らを守る意識の高揚、地域防犯活動の推進、推進体制の整備を基本方針としています。
2. 地域安全防犯対策の実施
- 大阪市安全なまちづくり推進協議会: 関係機関と連携し、防犯活動を推進。
- 客引き行為等の適正化: 迷惑行為の防止を図る。
- 子どものための「見守りカメラ」の設置: 公園や通学路に防犯カメラを設置し、子どもの安全を確保。
- 防犯ボランティア活動団体登録制度: 地域の防犯活動を支援。
- 市職員によるあんしんパトロール: 職員が地域を巡回し、安全を確認。
- 地域防犯活動のための市営住宅等活用: 市営住宅を防犯活動の拠点として提供。
これらの取り組みにより、大阪市は地域の安全と防犯意識の向上を図っています。
大阪市東住吉区はやばい?治安を総括
2023年の大阪市東住吉区は、犯罪認知件数が前年より約16.8%増加しました。特に窃盗犯(自転車盗)や粗暴犯(暴行・傷害)の増加が目立つ一方で、凶悪犯の発生率は比較的低く抑えられています。
犯罪発生率は大阪府平均を上回るものの、大阪市平均よりは低い水準であり、治安は中程度といえます。地域住民の防犯意識向上や防犯設備の充実を通じて、さらなる治安改善が期待されます。
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大阪市東住吉区の2023年の犯罪認知件数は1,412件で、前年より約16.8%増加しました。特に窃盗犯(自転車盗)の増加が顕著です。
粗暴犯の発生件数は2023年に77件と、前年より約37.5%増加しました。暴行事件や傷害が主な要因です。
犯罪発生率は大阪府平均(914件)を上回る一方で、大阪市平均(1,426件)を下回り、中程度の治安状況です。