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大阪市平野区の治安は悪い?やばい?最初に結論
こちらの結論に至った理由を、下記から具体的な数値とともに紹介いたします。大阪市平野区の治安が気になる人は、是非最後までご覧ください。
本記事のデータ参照元
▼別エリアの治安
犯罪傾向の概要:大阪市平野区(2022年 vs 2023年)
大阪市平野区の2022年と2023年の犯罪傾向の違いをまとめました。
犯罪認知件数の総数
年度 | 犯罪認知件数 | 増減 | 人口(約) | 人口10万人あたりの件数 |
---|---|---|---|---|
2022年 | 1,649件 | – | 187,974人 | 876件 |
2023年 | 1,790件 | +141件(約8.6%増加) | 187,974人 | 952件 |
2023年の平野区では犯罪認知件数が 約8.6%増加 しました。
主な犯罪種類別の変化
- 凶悪犯
- 2022年: 18件
- 2023年: 21件(+3件、約16.7%増加)
- 窃盗犯
- 2022年: 1,196件
- 2023年: 1,333件(+137件、約11.5%増加)
- 特に自転車盗(2022年:598件 → 2023年:671件)が増加。
- 粗暴犯
- 2022年: 110件
- 2023年: 117件(+7件、約6.4%増加)
増加が顕著な犯罪
- 窃盗犯全般:+137件(約11.5%増加)
- 自転車盗が主要な要因。
- 粗暴犯全般:+7件(約6.4%増加)
減少が見られる犯罪
- 減少が目立つ犯罪はありません。
2023年の大阪市平野区では、窃盗犯(特に自転車盗)を中心に犯罪認知件数が増加しました。凶悪犯の増加もわずかに見られますが、依然として発生率は低い水準にあります。
犯罪傾向の概要:2023年の大阪市平野区と周辺自治体の治安比較
2023年の大阪市生野区と隣接する一部周辺自治体(大阪市東住吉区、大阪市生野区、大阪府東大阪市、大阪府松原市)の治安傾向を比較しました。
犯罪認知件数(人口10万人あたりの件数)
- 大阪市生野区
- 犯罪認知件数: 1,309件
- 人口10万人あたりの件数: 1,039件
- 特徴: 周辺自治体の中で中程度の治安状況。
- 大阪市東住吉区
- 犯罪認知件数: 1,412件
- 人口10万人あたりの件数: 1,067件
- 特徴: 生野区と比較してやや高い犯罪発生率。
- 大阪府東大阪市
- 犯罪認知件数: 4,642件
- 人口10万人あたりの件数: 972件
- 特徴: 人口が多いため、件数自体は多いが、人口比の発生率は生野区より低い。
- 大阪府松原市
- 犯罪認知件数: 1,092件
- 人口10万人あたりの件数: 937件
- 特徴: 生野区より治安は良好。
2. 犯罪種別ごとの比較 (1) 凶悪犯
- 生野区: 11件
- 東住吉区: 13件
- 東大阪市: 45件
- 松原市: 11件
- 特徴: 生野区と松原市は凶悪犯の件数が同程度。
(2) 粗暴犯
- 生野区: 93件
- 東住吉区: 77件
- 東大阪市: 302件
- 松原市: 55件
- 特徴: 生野区は粗暴犯が多い傾向。
(3) 窃盗犯
- 生野区: 959件
- 東住吉区: 1,049件
- 東大阪市: 3,447件
- 松原市: 818件
- 特徴: 生野区では窃盗犯が主要な課題で、自転車盗の発生率が特に高い。
2023年の大阪市平野区は、窃盗犯が主要な課題となっており、特に自転車盗の件数が目立ちます。他の周辺自治体と比較して中程度の治安状況ですが、人口あたりの犯罪発生率ではやや低めの水準にあります。
大阪市平野区の治安ランキング
大阪府や大阪市から見た平野区の治安ランキングを見ていきましょう。
犯罪認知件数の比較
自治体 | 犯罪認知件数 | 人口(約) | 人口10万人あたりの件数 | 特徴 |
---|---|---|---|---|
大阪府全体 | 80,037件 | 8,764,509人 | 914件 | 府全体の平均値。 |
大阪市全体 | 39,408件 | 2,761,550人 | 1,426件 | 市内の平均は府全体より高い犯罪発生率。 |
平野区 | 1,790件 | 187,974人 | 952件 | 府平均を上回り、市平均を下回る。 |
大阪市平野区の犯罪発生率は、大阪府全体の平均(914件)を上回るものの、大阪市全体の平均(1,426件)を下回る、比較的治安が良好な部類に入ります。
大阪府内の治安ランキング(犯罪認知件数多い順)
順位 | 自治体名 | 犯罪認知件数 | 人口(約) | 人口10万人あたりの件数 |
---|---|---|---|---|
1 | 大阪市中央区 | 6,106件 | 116,687人 | 5,230件 |
2 | 大阪市北区 | 4,906件 | 139,802人 | 3,510件 |
… | … | … | … | … |
18 | 平野区 | 1,790件 | 187,974人 | 952件 |
平野区は大阪府内で 18位 に位置し、府内の自治体中では中程度の犯罪発生率を示しています。
大阪市平野区の治安は、大阪市内では比較的落ち着いており、大阪府全体で見ても中程度の犯罪発生率です。窃盗犯(特に自転車盗)が主要な課題となっており、引き続き防犯対策を強化する必要があります。
大阪市が推進する防犯対策
ここまでの内容から、大阪市平野区は治安の悪いエリアと認識させてしまったと思います。事実、件数などを見るとそうなってしまうのですが、大阪市もこの状況を看過してはいません。ということで、次より大阪市の防犯への取り組みを見てみましょう。
1. 安全なまちづくり基本計画の策定
市民、事業者、警察などと連携し、「大阪市安全なまちづくり条例」に基づき、基本計画を策定。自らを守る意識の高揚、地域防犯活動の推進、推進体制の整備を基本方針としています。
2. 地域安全防犯対策の実施
- 大阪市安全なまちづくり推進協議会: 関係機関と連携し、防犯活動を推進。
- 客引き行為等の適正化: 迷惑行為の防止を図る。
- 子どものための「見守りカメラ」の設置: 公園や通学路に防犯カメラを設置し、子どもの安全を確保。
- 防犯ボランティア活動団体登録制度: 地域の防犯活動を支援。
- 市職員によるあんしんパトロール: 職員が地域を巡回し、安全を確認。
- 地域防犯活動のための市営住宅等活用: 市営住宅を防犯活動の拠点として提供。
これらの取り組みにより、大阪市は地域の安全と防犯意識の向上を図っています。
大阪市平野区はやばい?治安を総括
2023年の大阪市平野区の治安状況は、前年より犯罪認知件数が約8.6%増加し、特に窃盗犯(自転車盗)が主要な課題として浮上しました。一方で、粗暴犯や凶悪犯は緩やかな増加にとどまり、全体的な治安は安定しています。
大阪府全体の平均と比較すると犯罪発生率はやや高いものの、大阪市全体の平均と比べると治安は良好な部類に入ります。住宅地が多い平野区では、防犯カメラの設置や地域住民の防犯意識向上が今後の重要な対策となるでしょう。
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大阪市平野区の2023年の犯罪認知件数は1,790件で、前年から141件増加しました。特に窃盗犯(自転車盗)が大幅に増加しています。
自転車盗が598件から671件に増加し、窃盗犯全体でも約11.5%の増加が見られます。一方で、凶悪犯や粗暴犯は緩やかな増加にとどまりました。
犯罪発生率は大阪府全体の平均(914件)を上回りますが、大阪市全体の平均(1,426件)よりは低く、治安は比較的良好な部類です。