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茨木市は治安悪い?最初に結論
こちらの結論に至った理由を、下記から具体的な数値とともに紹介いたします。茨木市の治安が気になる人は、是非最後までご覧ください。
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大阪府茨木市の2022年と2023年の犯罪傾向の違い
大阪府茨木市の2022年と2023年の犯罪傾向の違いを以下のようにまとめました。
2022年の犯罪傾向
総認知件数: 1,583件
主な内訳:
- 凶悪犯: 15件
- 粗暴犯: 82件
- 窃盗犯: 1,121件
- 自転車盗: 440件
- その他刑法犯: 266件
2023年の犯罪傾向
総認知件数: 2,062件
主な内訳:
- 凶悪犯: 20件
- 粗暴犯: 76件
- 窃盗犯: 1,425件
- 自転車盗: 612件
- その他刑法犯: 323件
2022年と2023年の比較
- 総認知件数: 2022年の1,583件から2023年の2,062件へと約30%増加しました。
- 凶悪犯: 2022年の15件から2023年は20件に増加しました。
- 粗暴犯: 2022年は82件でしたが、2023年は76件と微減しました。
- 窃盗犯: 2022年は1,121件、2023年は1,425件と大幅に増加しました。
- 自転車盗: 2022年の440件から2023年は612件へと増加しました。
- その他刑法犯: 2022年は266件でしたが、2023年には323件となり増加が見られました。
2023年は2022年に比べて犯罪件数が増加しており、特に窃盗犯と自転車盗の増加が目立ちます。
茨木市と周辺自治体の治安比較(2023年)
茨木市
- 総認知件数: 2,062件
- 人口あたりの犯罪率: 0.72%
- 主な内訳:
- 凶悪犯: 20件
- 粗暴犯: 76件
- 窃盗犯: 1,425件
- 自転車盗: 612件
- その他刑法犯: 323件
隣接する自治体の治安傾向
高槻市
- 総認知件数: 1,844件
- 人口あたりの犯罪率: 0.53%
- 主な内訳:
- 凶悪犯: 10件
- 粗暴犯: 122件
- 窃盗犯: 1,326件
- 自転車盗: 637件
- その他刑法犯: 190件
枚方市
- 総認知件数: 1,708件
- 人口あたりの犯罪率: 0.43%
- 主な内訳:
- 凶悪犯: 18件
- 粗暴犯: 95件
- 窃盗犯: 1,143件
- 自転車盗: 466件
- その他刑法犯: 238件
吹田市
- 総認知件数: 1,774件
- 人口あたりの犯罪率: 0.46%
- 主な内訳:
- 凶悪犯: 12件
- 粗暴犯: 70件
- 窃盗犯: 1,315件
- 自転車盗: 642件
- その他刑法犯: 171件
箕面市
- 総認知件数: 809件
- 人口あたりの犯罪率: 0.58%
- 主な内訳:
- 凶悪犯: 4件
- 粗暴犯: 38件
- 窃盗犯: 605件
- 自転車盗: 240件
- その他刑法犯: 82件
茨木市の治安傾向の特徴
- 総認知件数は2,062件で、隣接自治体(高槻市、枚方市、吹田市、箕面市)と比較して件数が多い。
- 人口あたりの犯罪率は0.72%であり、隣接自治体と比較するとやや高い。
- 高槻市(0.53%)や枚方市(0.43%)と比べると高い傾向がある。
- 自転車盗の件数が612件と多く、隣接自治体の中でも高い割合を占めている。
- 粗暴犯(76件)は高槻市(122件)より少ないが、他の自治体(枚方市や吹田市)と比較すると依然として多い。
総じて茨木市は、隣接する自治体と比べると総認知件数と人口あたりの犯罪率が高い傾向があり、特に窃盗犯や自転車盗の件数が目立ちます。
茨木市の治安ランキング(大阪府全体との比較)
大阪府全体における茨木市の治安の傾向とランキングについてまとめました。
- 茨木市の犯罪認知件数: 2,062件
- 人口あたりの犯罪率: 0.72%
- 特徴:
茨木市は大阪府全体の犯罪認知件数(80,037件)および人口あたりの犯罪率(0.91%)と比較して、犯罪率は平均を下回る水準です。
特に窃盗犯(1,425件)と自転車盗(612件)が多い点は目立つものの、大阪市内の一部の区や堺市などと比較すると治安は良好な部類に入ります。
大阪府の治安が悪い自治体ランキング(犯罪率が高い順)
- 大阪市中央区(犯罪率: 5.23%)
- 大阪市北区(犯罪率: 3.51%)
- 大阪市浪速区(犯罪率: 3.07%)
- 大阪市西成区(犯罪率: 2.14%)
- 大阪市天王寺区(犯罪率: 1.36%)
茨木市の順位
茨木市の犯罪率は0.72%であり、大阪府全体の72自治体中25位に位置しています。
治安が特に悪い上位自治体(大阪市内中心部)と比較すると、茨木市の治安は比較的良好と言えます。
総じて、茨木市は大阪府内で見ると犯罪率が低く、治安の面では中堅~良好な部類に位置しています。特に自転車盗など窃盗関連の対策を強化することで、さらに安全な地域になる可能性があります。
大阪府茨木市の防犯の取り組み
ここまでの内容から、茨木市の治安に不安を感じる方もいらっしゃると思います。事実、件数などを見るとそうなってしまうのですが、茨木市もこの状況を看過してはいません。ということで、次より茨木市の防犯への取り組みを見てみましょう。
1.「安まちアプリ」の活用
- 大阪府警察が提供する「安まちアプリ」により、犯罪発生情報や防犯対策情報を提供。地図上で犯罪発生状況を確認できる機能や防犯ブザー機能も搭載。
2. 侵入等多発警報の発令
- 空き巣や忍び込み等の侵入盗事件が市内で多発していることを受けて警報を発令し、注意喚起を行う。
3. 振り込め詐欺対策
- 振り込め詐欺やオレオレ詐欺被害が増加していることから、具体的な対策を市民に周知。
4. ナンバープレート盗難対策
- ナンバープレートの盗難被害対策として、盗難防止ネジの取り付けを推奨。
5.防犯グッズの紹介
- 市民が利用できる防犯グッズを紹介し、防犯意識の向上を図る。
6.相談窓口の設置
茨木警察署や防犯関連の相談窓口を案内し、市民の不安解消に努める。
詳細は茨木市の公式防犯ページをご参照ください。
出典元URL: https://www.city.ibaraki.osaka.jp/kikou/soumu/kikikanri/menu/crime_prevention_infomation/bohan_katsudo.html
茨木市では防犯対策として「安まちアプリ」や振り込め詐欺対策、侵入等多発警報の発令などを実施し、市民の安全を守る取り組みが行われています。市民一人ひとりが防犯意識を高めることで、さらに安心して暮らせる街づくりが期待されます。
茨木市はやばい?治安を総括
2022年から2023年にかけて、大阪府茨木市では犯罪認知件数が増加し、特に窃盗犯と自転車盗が目立つ結果となりました。しかし、大阪府全体で見ると茨木市の犯罪率は平均を下回り、特に大阪市内中心部の治安が悪い地域と比較すると、治安は比較的良好と言えるでしょう。
茨木市の犯罪認知件数は2022年から2023年にかけて約30%増加し、特に窃盗犯と自転車盗の増加が目立ちます。
茨木市は隣接する高槻市や枚方市と比べて総認知件数と人口あたりの犯罪率が高く、自転車盗の多さが特徴的です。
茨木市は大阪府内72自治体中25位に位置し、府全体の平均よりも犯罪率が低く、治安は比較的良好と評価されます。