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大阪市生野区の治安はやばい？最初に結論
こちらの結論に至った理由を、下記から具体的な数値とともに紹介いたします。大阪市生野区の治安が気になる人は、是非最後までご覧ください。
本記事のデータ参照元
大阪市生野区の犯罪状況（2022年 vs. 2023年）
大阪市生野区の2022年と2023年の犯罪傾向の違いをまとめました。
犯罪認知件数の全体的な傾向
- 2022年: 犯罪認知件数は 1,182件。
- 2023年: 犯罪認知件数は 1,309件。
- 増加率: 約10.7%。
凶悪犯
- 2022年: 19件。
- 2023年: 11件。
粗暴犯
- 2022年: 70件。
- 2023年: 93件。
窃盗犯
- 2022年: 865件。
- 2023年: 959件。
- 増加（特に自転車盗が主要因）。
- 自転車盗: 440件（2022年）→ 496件（2023年）。
その他の犯罪
- 2022年: 148件。
- 2023年: 167件。
- 軽犯罪が全般的に増加。
前年対比の総評
2023年の大阪市生野区では、犯罪認知件数が全体的に増加しました。特に粗暴犯や窃盗犯の増加が目立ちます。一方、凶悪犯は減少傾向にあり、治安面での改善が見られます。
地域特性として住宅地が多い生野区では、特に自転車盗が主要な課題となっています。
大阪市生野区と周辺自治体の治安比較（2023年）
2023年における大阪市生野区と隣接する一部周辺自治体（大阪市東成区、大阪市天王寺区、大阪市平野区）の治安傾向を比較しました。
犯罪認知件数（人口10万人あたりの件数）
- 生野区
犯罪認知件数: 1,309件
人口10万人あたり: 1,040件
特徴: 周辺自治体と比較して中程度の犯罪発生率。 - 東成区
犯罪認知件数: 908件
人口10万人あたり: 1,060件
特徴: 生野区と同程度の治安状況。 - 天王寺区
犯罪認知件数: 1,135件
人口10万人あたり: 1,360件
特徴: 生野区よりも犯罪発生率が高い。 - 平野区
犯罪認知件数: 1,790件
人口10万人あたり: 950件
特徴: 人口が多いため、犯罪率は比較的低い。
犯罪種別ごとの比較
| 犯罪種類 | 生野区 | 東成区 | 天王寺区 | 平野区 | コメント |
|---|---|---|---|---|---|
| 凶悪犯 | 11件 | 6件 | 18件 | 21件 | 生野区は周辺自治体と比較して平均的。 |
| 粗暴犯 | 93件 | 52件 | 88件 | 117件 | 生野区は粗暴犯がやや多い。 |
| 窃盗犯 | 959件 | 665件 | 803件 | 1,333件 | 生野区では窃盗犯が多い。 |
2023年の大阪市生野区は、犯罪認知件数や発生率で周辺自治体と比較して平均的な治安状況です。しかし、窃盗犯（特に自転車盗）が多い点は注意が必要です。
大阪府全体で見た大阪市生野区の治安状況（2023年）
大阪市生野区の治安状況について、大阪府全体および他の自治体と比較しました。
犯罪認知件数（人口10万人あたりの件数）
| 自治体 | 犯罪認知件数 | 人口（約） | 人口10万人あたりの件数 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| 生野区 | 1,309件 | 126,076人 | 1,039件 | 大阪府全体と比較してやや高い発生率。 |
| 大阪府全体 | 80,037件 | 8,764,509人 | 914件 | 府全体の平均より高め。 |
| 大阪市全体 | 39,408件 | 2,761,550人 | 1,426件 | 大阪市全体の平均よりは良好な治安。 |
生野区は大阪市全体の平均より犯罪発生率が低いものの、大阪府全体の平均と比較するとやや高い治安状況にあります。
大阪府内治安ランキング（犯罪認知件数多い順）
| 順位 | 自治体 | 犯罪認知件数 | 人口（約） | 人口10万人あたりの件数 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 大阪市中央区 | 6,106件 | 116,687人 | 5,230件 |
| 2 | 大阪市北区 | 4,906件 | 139,802人 | 3,510件 |
| … | … | … | … | … |
| 20 | 大阪市生野区 | 1,309件 | 126,076人 | 1,039件 |
生野区は、大阪府内で20位 に位置し、治安は中間程度と評価されます。
2023年における大阪市生野区の治安状況は、大阪市内では比較的良好な部類に入ります。しかし、大阪府全体の平均と比較するとやや犯罪発生率が高く、一部の犯罪（窃盗や粗暴犯）に対する対策が求められます。
大阪市が推進する防犯対策
ここまでの内容から、大阪市生野区は治安の悪いエリアと認識させてしまったと思います。事実、件数などを見るとそうなってしまうのですが、大阪市もこの状況を看過してはいません。ということで、次より大阪市の防犯への取り組みを見てみましょう。
1. 安全なまちづくり基本計画の策定
市民、事業者、警察などと連携し、「大阪市安全なまちづくり条例」に基づき、基本計画を策定。自らを守る意識の高揚、地域防犯活動の推進、推進体制の整備を基本方針としています。
2. 地域安全防犯対策の実施
- 大阪市安全なまちづくり推進協議会: 関係機関と連携し、防犯活動を推進。
- 客引き行為等の適正化: 迷惑行為の防止を図る。
- 子どものための「見守りカメラ」の設置: 公園や通学路に防犯カメラを設置し、子どもの安全を確保。
- 防犯ボランティア活動団体登録制度: 地域の防犯活動を支援。
- 市職員によるあんしんパトロール: 職員が地域を巡回し、安全を確認。
- 地域防犯活動のための市営住宅等活用: 市営住宅を防犯活動の拠点として提供。
これらの取り組みにより、大阪市は地域の安全と防犯意識の向上を図っています。
大阪市生野区はやばい？治安を総括
2023年における大阪市生野区の治安状況は、前年より犯罪認知件数が約10.7%増加し、特に窃盗犯（自転車盗）と粗暴犯の増加が目立ちます。住宅地が多い地域特性により、自転車盗や暴行事件の発生が課題となっています。
一方で、凶悪犯は減少しており、一部の治安改善が見られる点は評価できます。犯罪発生率は大阪市全体の平均を下回るものの、大阪府全体の平均を上回るため、防犯対策の強化が引き続き重要です。
大阪市生野区の2023年の犯罪認知件数は1,309件で、前年より約10.7%増加しました。特に窃盗犯や粗暴犯が増加しています。
窃盗犯（特に自転車盗）が約17.6%増加し、粗暴犯も約37.5%増加しました。一方で、凶悪犯は減少傾向にあります。
犯罪発生率は大阪府全体の平均よりやや高く、大阪市全体の平均より低い水準で、治安は中間程度です。