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貝塚市は治安悪い?最初に結論
こちらの結論に至った理由を、下記から具体的な数値とともに紹介いたします。貝塚市の治安が気になる人は、是非最後までご覧ください。
本記事のデータ参照元
▼別エリアの治安
大阪府貝塚市の2022年と2023年の犯罪傾向の違い
貝塚市の2022年と2023年の犯罪認知件数を比較し、その違いを以下にまとめました。
貝塚市の犯罪傾向(2022年 vs 2023年)
犯罪項目 | 2022年認知件数 | 2023年認知件数 | 増減 | 備考 |
---|---|---|---|---|
総犯罪認知件数 | 435 | 572 | +137 | 犯罪全体が大幅に増加している |
凶悪犯 | 3 | 6 | +3 | わずかに増加 |
粗暴犯 | 32 | 45 | +13 | 増加が顕著 |
窃盗犯 | 322 | 403 | +81 | 窃盗犯が全体の増加に寄与 |
傾向分析
- 総犯罪認知件数は前年から137件増加しており、犯罪全体が増加傾向にあります。
- 凶悪犯が3件増加した点は注視が必要です。
- 粗暴犯の大幅な増加が見られ、地域内での暴力事件やトラブルが増加している可能性があります。
- 窃盗犯が依然として主要な犯罪の割合を占めており、防犯対策の強化が求められます。
2023年は2022年と比べて犯罪認知件数が増加し、特に窃盗犯の割合が高い傾向にあります。自転車盗や置引きが目立ち、注意喚起が必要です。また、凶悪犯や粗暴犯も増加していることから、安全対策の強化が求められます。
貝塚市と周辺自治体の治安比較(2023年)
貝塚市の2023年における治安傾向について、周辺自治体との比較をまとめました。
貝塚市と周辺自治体の犯罪傾向(2023年)
自治体 | 人口 | 総犯罪認知件数 | 凶悪犯 | 粗暴犯 | 窃盗犯 | 人口1000人あたり犯罪件数 |
---|---|---|---|---|---|---|
貝塚市 | 82,146 | 572 | 6 | 45 | 403 | 0.70% |
岸和田市 | 187,394 | 1,433 | 11 | 66 | 1,081 | 0.76% |
泉佐野市 | 99,080 | 782 | 10 | 50 | 538 | 0.79% |
傾向分析
- 総犯罪認知件数
- 貝塚市は572件で、岸和田市や泉佐野市と比較して少ないものの、人口比率での犯罪率は周辺自治体とほぼ同水準です。
- 凶悪犯
- 貝塚市の凶悪犯は6件で、岸和田市(11件)や泉佐野市(10件)より少ないです。
- 粗暴犯
- 粗暴犯の件数は貝塚市が45件で、岸和田市(66件)や泉佐野市(50件)よりも少ないですが、大きな差はありません。
- 窃盗犯
- 窃盗犯は貝塚市が403件で、岸和田市(1,081件)や泉佐野市(538件)より少なく、防犯対策が一定程度機能していることが考えられます。
2023年の貝塚市は、周辺自治体(岸和田市や泉佐野市)よりも犯罪率は低いものの、窃盗犯が多い点は共通しています。小規模自治体の熊取町や泉南市と比較すると犯罪率がやや高いものの、地域全体で治安が大きく悪化しているとは言えません。
貝塚市の治安ランキング(大阪府全体との比較)
以下は、2023年の大阪府全体における大阪府貝塚市の治安状況を基に、大阪府72自治体中の順位をまとめました。
大阪府全体での貝塚市の治安状況(2023年)
項目 | 大阪府全体平均 | 貝塚市 | コメント |
---|---|---|---|
総犯罪認知件数 | 80,037件 | 572件 | 府全体の約0.7%を占める |
凶悪犯 | 734件 | 6件 | 府全体平均よりかなり少ない |
粗暴犯 | 4,819件 | 45件 | 府平均より少ない |
窃盗犯 | 58,282件 | 403件 | 窃盗犯が犯罪全体の大半を占める |
人口1000人あたり犯罪件数 | 0.91% | 0.70% | 府平均より低い水準 |
大阪府全体の犯罪データと比較
- 大阪府総犯罪認知件数: 80,037件
- 人口あたりの犯罪率: 0.91%
- 貝塚市の犯罪率: 0.70%
貝塚市の犯罪率は大阪府平均(0.91%)より低く、比較的治安が良いエリアに分類されます。
治安が悪い順ランキングTOP5(犯罪率)
- 大阪市中央区: 5.23%(6,106件)
- 大阪市北区: 3.51%(4,906件)
- 大阪市浪速区: 3.07%(2,375件)
- 大阪市西成区: 2.14%(2,251件)
- 大阪市天王寺区: 1.36%(1,135件)
これらのエリアは人口あたりの犯罪率が高く、特に繁華街や密集地域に多い傾向があります。
大阪府貝塚市の位置付け
- 犯罪率順位: 全72市町村中 46位
- ※治安が「比較的良い」中間層に位置します。
- 犯罪認知件数: 572件
- 特徴:
- 貝塚市の犯罪は窃盗犯が多く、403件(全体の約70%)を占めています。
- 凶悪犯や粗暴犯の件数は少なく、凶悪犯は6件と非常に低水準です。
貝塚市は 大阪府平均より治安が良く、犯罪率ランキングでは 46位 に位置しています。治安が悪い上位5エリアと比べると犯罪率は大幅に低く、落ち着いた環境と言えます。しかし、窃盗犯(特に自転車盗難)が中心であり、対策強化が求められます。
大阪府貝塚市の防犯の取り組み
ここまでの内容から、貝塚市の治安に不安を感じる方もいらっしゃると思います。事実、件数などを見るとそうなってしまうのですが、貝塚市もこの状況を看過してはいません。ということで、次より貝塚市の防犯への取り組みを見てみましょう。
1. こ・あ・らメール
- 市民に向けた防犯・防災メール配信サービスです。
- 犯罪発生情報や防犯対策に関する情報を迅速にメールで通知し、地域の安全向上を図っています。
2. 防犯灯の設置
- 市内の暗い場所や住宅街の安全確保のため、防犯灯の設置を推進しています。
- 地域住民の安心・安全な生活をサポートし、夜間の犯罪抑止に貢献しています。
3. 犯罪発生状況の提供
- 定期的に市内で発生した犯罪情報を公開し、市民の防犯意識向上に努めています。
- 特に窃盗犯や自転車盗難の注意喚起を行い、具体的な対策の強化を促しています。
4. 安全パトロールの実施
- 市内では貝塚市や警察署と連携したパトロール活動が行われています。
- 地域住民やボランティア団体と協力し、見守り活動や防犯強化に取り組んでいます。
5. 貝塚警察署からのお知らせ
- 貝塚警察署と連携し、地域に密着した犯罪予防活動を実施。
- 市民向けに防犯講習や犯罪抑止に関する情報提供を行っています。
出典元: 貝塚市防犯情報ページ
貝塚市は「こ・あ・らメール」や防犯灯設置、安全パトロールなどを通じて、地域の安全強化に積極的に取り組んでいます。市民の防犯意識を高めるための情報提供とパトロール活動が、犯罪抑止に大きく貢献しています。
貝塚市はやばい?治安を総括
貝塚市は犯罪認知件数が増加しているものの、隣接自治体や大阪府全体と比較して治安は安定しており、特に凶悪犯や粗暴犯の件数は少ない状況です。しかし、窃盗犯(特に自転車盗難)が大きな割合を占めるため、市民一人ひとりの防犯意識と共に、地域全体での安全対策が今後も重要となります。
2023年の犯罪認知件数は572件で、前年の435件から+137件増加。特に窃盗犯が中心で、自転車盗難が目立っています。
貝塚市の犯罪率は0.70%で、北隣の岸和田市(0.76%)や南隣の泉佐野市(0.79%)より低いですが、熊取町(0.44%)と比較するとやや高い傾向です。
大阪府内72市町村中46位に位置し、府平均(0.91%)より犯罪率が低い中間層に分類されます。