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河内長野市は治安悪い?最初に結論
こちらの結論に至った理由を、下記から具体的な数値とともに紹介いたします。寝屋川市の治安が気になる人は、是非最後までご覧ください。
本記事のデータ参照元
▼別エリアの治安
河内長野市の2022年と2023年の犯罪傾向の違い
2022年と比較して2023年の河内長野市では、犯罪認知件数が増加しています。
特に窃盗犯と自転車盗難の増加が目立ち、防犯対策がさらに重要視されています。
2022年と2023年の犯罪動向の違い
分類 | 2022年件数 | 2023年件数 | 増減 |
---|---|---|---|
総認知件数 | 327件 | 371件 | +44件 |
凶悪犯 | 1件 | 4件 | +3件 |
粗暴犯 | 27件 | 27件 | ±0件 |
窃盗犯 | 212件 | 239件 | +27件 |
自転車盗 | 40件 | 53件 | +13件 |
その他刑法犯 | 39件 | 42件 | +3件 |
ポイント解説|河内長野市の2023年の治安
- 犯罪認知件数が約13.5%増加
2022年の327件から2023年には371件に増加しています。 - 窃盗犯と自転車盗難が増加傾向
- 窃盗犯:239件(前年比 +27件)
- 自転車盗難:53件(前年比 +13件)
依然として自転車盗が多く、窃盗被害全体の割合も高いです。
- 凶悪犯は微増したものの依然少数
凶悪犯は 1件 → 4件 と増加しましたが、依然として重大犯罪は少ない状況です。 - 粗暴犯は変わらず
27件と前年と同じ件数で、暴力事件の増加は抑えられています。
2023年の河内長野市では、犯罪認知件数が増加し、特に窃盗犯と自転車盗難が目立つ結果となりました。一方で、重大犯罪である凶悪犯は依然として少なく、市内の治安は比較的落ち着いています。
河内長野市と周辺自治体の治安比較(2023年)
河内長野市の2023年の犯罪認知件数は371件で、人口あたりの犯罪率は0.38%でした。これは大阪府平均(0.91%)を大きく下回り、比較的治安の良いエリアと言えます。
周辺自治体の犯罪状況(2023年)
自治体 | 総認知件数 | 犯罪率(%) | 凶悪犯 | 粗暴犯 | 窃盗犯 | 自転車盗 |
---|---|---|---|---|---|---|
河内長野市 | 371件 | 0.38% | 4件 | 27件 | 239件 | 53件 |
富田林市 | 538件 | 0.50% | 6件 | 20件 | 359件 | 95件 |
大阪狭山市 | 218件 | 0.38% | 0件 | 10件 | 156件 | 54件 |
和泉市 | 1,250件 | 0.68% | 7件 | 54件 | 909件 | 340件 |
泉南市 | 344件 | 0.59% | 2件 | 15件 | 259件 | 51件 |
ポイント解説
- 犯罪認知件数と犯罪率
- 河内長野市は371件、犯罪率0.38%であり、大阪狭山市(同率0.38%)と並び、周辺自治体の中では最も治安が良い水準です。
- 和泉市や富田林市は総認知件数が1,000件超もしくはそれに近く、犯罪率も0.50%以上と高い傾向です。
- 凶悪犯の少なさ
- 河内長野市は凶悪犯が4件と少なく、周辺自治体と比較しても安全性が高いことが分かります。
- 大阪狭山市では凶悪犯が0件で、治安の良さが際立っています。
- 窃盗犯と自転車盗難
- 河内長野市では窃盗犯239件と全体の犯罪の大部分を占めており、その中でも自転車盗難53件が目立ちます。
- 和泉市(自転車盗難340件)や富田林市(95件)と比較すると、件数は少ないものの注意が必要です。
河内長野市は2023年、犯罪認知件数371件、犯罪率0.38%と周辺自治体の中でもトップクラスの治安の良さを維持しています。特に凶悪犯の少なさが特徴です。しかし、窃盗犯や自転車盗が多く発生しているため、市民一人ひとりの防犯意識向上が求められます。
河内長野市の治安ランキング(大阪府全体との比較)
2023年の大阪府全体の犯罪認知件数は80,037件、人口あたりの犯罪率は0.91%でした。
一方で、河内長野市の犯罪認知件数と犯罪率は以下の通りです。
- 総犯罪認知件数:371件
- 人口あたりの犯罪率:0.38%
(大阪府平均:0.91%)
この数値から、河内長野市は大阪府平均よりも低い犯罪率であり、比較的治安が良い地域といえます。
大阪府内の治安ランキング
大阪府全体の72自治体を対象に、犯罪率が高い順で治安が悪いエリアをランキング化すると下記のようになりました。
治安が悪い自治体トップ5
- 大阪市中央区:犯罪率 5.23%
- 大阪市北区:犯罪率 3.51%
- 大阪市浪速区:犯罪率 3.07%
- 大阪市西成区:犯罪率 2.14%
- 大阪市天王寺区:犯罪率 1.36%
河内長野市の順位(犯罪率が高い順)
河内長野市は 犯罪率0.38% で、大阪府全体72自治体中 65位 に位置します。
河内長野市は2023年、大阪府内で65位と治安が良い自治体に分類されます。犯罪率0.38%は府平均0.91%を下回り、凶悪犯も少なく、安心して暮らせる地域です。一方で、窃盗犯の割合が高いため、自転車盗難や空き巣対策に注意が必要です。
河内長野市で発生した凶悪犯の事例
2023年・2024年に「河内長野市で発生した凶悪犯罪事件」として、大手新聞・テレビ局・通信社のニュースサイトやアーカイブを確認しても、広く報道された事例は確認できませんでした。
大阪府河内長野市の防犯の取り組み
ここまでの内容から、河内長野市の治安に不安を感じる方もいらっしゃると思います。事実、件数などを見るとそうなってしまうのですが、河内長野市もこの状況を看過してはいません。ということで、次より河内長野市の防犯への取り組みを見てみましょう。
1. 防犯カメラ設置費用の補助
自治会や町会などが防犯カメラを設置する際に、費用の一部を補助し、地域全体の防犯力を向上させています。
2. 防犯灯の整備と補助制度
市内の暗がりを減らし、犯罪を抑止するため、防犯灯の設置・維持管理に関する補助を実施しています。
3. 自動通話録音装置の無料貸し出し
特殊詐欺防止対策として、自動通話録音装置を無料で貸し出し、詐欺被害の抑止を図っています。
4. ランニングパトロール活動
地域住民がランニングをしながらパトロールを行い、不審者や犯罪の早期発見と地域の安全を守る取り組みです。
5. 子ども110番の家運動
子どもたちが危険を感じた際に、近くの「子ども110番の家」に駆け込める体制を整え、地域全体で子どもを守る活動を展開しています。
6. 防犯声かけ運動
市民や地域の団体が協力して、不審者の監視や犯罪抑止のための声かけ運動を推進し、地域全体で防犯意識を高めています。
出典元:河内長野市公式サイト
市では防犯カメラ設置の支援やランニングパトロール、特殊詐欺防止策など、犯罪抑止の取り組みを積極的に進めています。今後も市民一人ひとりが防犯意識を高めることで、より安心して暮らせるまちづくりが期待されます。
河内長野市の自然災害について
河内長野市は、大阪府の南東部に位置し、周囲を山地に囲まれた地域です。そのため、大雨による土砂災害などへの警戒が必要とされる地域のひとつです。以下、近年大きな被害報告があった事例を中心に挙げます。
2018年 大阪府北部地震(平成30年大阪府北部地震)
- 発生日時
2018年6月18日(月)午前7時58分頃 - 概要
大阪府北部を震源としたマグニチュード6.1の地震で、大阪市や北摂地域を中心に大きな被害が発生しました。河内長野市は震源からはやや離れているものの、各地でブロック塀の点検や建物の被害調査が行われるなど、一定の影響がありました。
2018年 台風第21号(平成30年台風21号)
- 発生時期
2018年9月4日前後 - 概要
非常に強い勢力を持って近畿地方を直撃し、関西空港の冠水など大規模な被害をもたらしました。河内長野市内でも、強風による倒木や建物被害、停電、交通網の混乱などが発生し、一部で避難勧告が出される地域もありました。
豪雨・土砂災害関連
- 主な事例
- 2017年や2019年など、近畿地方を襲った線状降水帯や台風による大雨で、大阪府内各地で土砂災害警戒情報が出されたことがあります。河内長野市においても一部地域で避難勧告が出たほか、崖崩れや道路冠水などの被害がみられました。
- 近年(2021年・2023年等)も、台風や線状降水帯による大雨で道路浸水が起きるなど、小規模ながら被害が散発しているケースがあります。
河内長野市はやばい?全体を総括
2023年の河内長野市は、大阪府全体と比較して犯罪率が低く65位/72自治体と治安の良い地域に分類されます。特に窃盗犯や自転車盗難の増加が目立つ一方で、重大犯罪である凶悪犯はわずか4件と少ない水準です。
ただし、河内長野市の立地の関係から土砂災害などには注意が必要なエリアです。その点は認識しておいた方が良いでしょう。
2023年の河内長野市は371件の犯罪が認知され、窃盗犯や自転車盗が増加傾向にあります。
犯罪率は0.38%で、大阪府平均0.91%を下回り、府内72自治体中65位に位置しています。
防犯カメラ設置補助やランニングパトロール、特殊詐欺対策など、行政と市民が一体となって防犯意識を高めています。