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大阪市港区の治安はやばい?最初に結論
こちらの結論に至った理由を、下記から具体的な数値とともに紹介いたします。大阪市港区の治安が気になる人は、是非最後までご覧ください。
本記事のデータ参照元
大阪市港区の年間犯罪認知件数
大阪市港区の2022年と2023年の犯罪傾向を比較すると、以下の変化が見られます。
1. 総犯罪認知件数の変化
年度 | 件数 | 増減数 | 増減率 |
---|---|---|---|
2022年 | 651件 | – | – |
2023年 | 775件 | +124件 | +19.0% |
総犯罪認知件数は124件増加し、約19.0%の増加となっています。
2. 犯罪種別の変化
犯罪種別 | 2022年 | 2023年 | 増減数 | 増減率 |
---|---|---|---|---|
凶悪犯 | 9件 | 3件 | -6件 | -66.7% |
粗暴犯 | 46件 | 56件 | +10件 | +21.7% |
窃盗犯 | 457件 | 544件 | +87件 | +19.0% |
知能犯 | 35件 | 35件 | 0件 | 0.0% |
風俗犯 | 20件 | 28件 | +8件 | +40.0% |
その他の刑法犯 | 84件 | 109件 | +25件 | +29.8% |
- 凶悪犯: 6件減少し、約66.7%の減少。
- 粗暴犯: 10件増加し、約21.7%の増加。
- 窃盗犯: 87件増加し、約19.0%の増加。
- 知能犯: 件数に変化なし。
- 風俗犯: 8件増加し、約40.0%の増加。
- その他の刑法犯: 25件増加し、約29.8%の増加。
3. 主な傾向
- 総数の増加: 全体の犯罪認知件数が約19.0%増加しています。
- 凶悪犯の減少: 凶悪犯が約66.7%減少しています。
- 粗暴犯の増加: 粗暴犯が約21.7%増加しています。
- 窃盗犯の増加: 窃盗犯が約19.0%増加しています。
- 風俗犯の増加: 風俗犯が約40.0%増加しています。
- その他の刑法犯の増加: その他の刑法犯が約29.8%増加しています。
2023年は、凶悪犯の減少が見られる一方で、粗暴犯や窃盗犯、風俗犯など多くの犯罪種別で増加が見られます。
周辺の自治体と比べた大阪市港区の治安傾向
2023年の大阪市港区とその隣接自治体(大正区、西区、此花区)の治安傾向を比較しました。
1. 総犯罪認知件数の比較
自治体 | 犯罪認知件数 | 人口 | 人口1万人あたりの犯罪件数 |
---|---|---|---|
港区 | 775件 | 79,449人 | 約97.6件 |
大正区 | 620件 | 61,662人 | 約100.5件 |
西区 | 1,453件 | 108,930人 | 約133.4件 |
此花区 | 760件 | 64,586人 | 約117.7件 |
港区は、総犯罪認知件数および人口1万人あたりの犯罪件数で中位に位置しています。
2. 犯罪種別ごとの比較
犯罪種別 | 港区 | 大正区 | 西区 | 此花区 |
---|---|---|---|---|
凶悪犯 | 3件 | 13件 | 11件 | 8件 |
粗暴犯 | 56件 | 44件 | 89件 | 50件 |
窃盗犯 | 544件 | 430件 | 1,108件 | 561件 |
知能犯 | 35件 | 34件 | 63件 | 33件 |
風俗犯 | 28件 | 13件 | 20件 | 31件 |
その他の刑法犯 | 109件 | 86件 | 164件 | 75件 |
港区では、窃盗犯が全体の約70.2%を占めており、隣接自治体と比較しても高い割合であることが分かります。
3. 大阪市港区とその周辺の特徴的な犯罪の傾向
- 港区: 自転車盗(214件)や万引き(100件)が多発しており、商業施設や駅周辺での犯罪発生率が高いと推測されます。
- 大正区: 自転車盗(178件)や万引き(46件)が多く、住宅地での犯罪が目立ちます。
- 西区: 自転車盗(565件)や万引き(122件)が多く、繁華街や商業施設での犯罪が多発しています。
- 此花区: 自転車盗(220件)や万引き(81件)が多く、住宅地や商業施設での犯罪が見られます。
窃盗犯の多さが港区の特徴といえそうです。中でも自転車盗や万引きが特に多く、全犯罪の主な構成要素となっています。
大阪市港区の治安ランキング
2023年のデータを基に、大阪市港区の治安状況をランキングにしました。
1. 総犯罪認知件数ランキング
順位 | 自治体名 | 犯罪認知件数 | 人口 | 人口1万人あたりの犯罪件数 |
---|---|---|---|---|
1 | 大阪市中央区 | 6,106件 | 116,687人 | 約523件 |
2 | 大阪市北区 | 4,906件 | 139,802人 | 約351件 |
3 | 大阪市浪速区 | 2,375件 | 77,460人 | 約307件 |
4 | 大阪市西成区 | 2,251件 | 105,022人 | 約214件 |
9 | 大阪市西区 | 1,453件 | 108,930人 | 約133件 |
13 | 大阪市港区 | 775件 | 79,449人 | 約97.6件 |
大阪市港区は、総犯罪認知件数で大阪府内第13位に位置しています。
2. 犯罪種別ランキング
犯罪種別 | 港区の認知件数 | 大阪府内順位 | 備考 |
---|---|---|---|
窃盗犯 | 544件 | 14位 | 自転車盗と万引きが中心 |
粗暴犯 | 56件 | 15位 | 暴行や傷害事件が目立つ |
知能犯 | 35件 | 20位 | 詐欺事件などが含まれる |
風俗犯 | 28件 | 18位 | 公然わいせつが増加 |
凶悪犯 | 3件 | 22位 | 件数は少ないが注意が必要 |
その他の刑法犯 | 109件 | 13位 | 様々な小規模犯罪を含む |
3. 人口1万人あたり犯罪認知件数ランキング
順位 | 自治体名 | 人口1万人あたりの犯罪件数 |
---|---|---|
1 | 大阪市中央区 | 約523件 |
2 | 大阪市北区 | 約351件 |
3 | 大阪市浪速区 | 約307件 |
4 | 大阪市西成区 | 約214件 |
9 | 大阪市西区 | 約133件 |
14 | 大阪市港区 | 約97.6件 |
大阪市港区は、人口1万人あたりの犯罪認知件数では大阪府内第14位に位置しています。
大阪府内における港区の治安ランキングを総評
大阪市港区の犯罪認知件数は775件で、大阪府内では中位に位置しています。特に窃盗犯が全体の約70.2%を占めており、自転車盗(214件)や万引き(100件)が目立ちます。一方、凶悪犯の件数は3件と少なく、深刻な犯罪は比較的少ないと言えます。
人口1万人あたりの犯罪認知件数は約97.6件で、大阪府平均を下回っているため、治安は中程度と言えるでしょう。しかし、自転車盗や万引きなどの身近な犯罪が多いエリアであり、防犯意識を高めることが重要です。
大阪市が推進する防犯対策
ここまでの内容から、大阪市港区は治安の悪いエリアと認識させてしまったと思います。事実、件数などを見るとそうなってしまうのですが、大阪市もこの状況を看過してはいません。ということで、次より大阪市の防犯への取り組みを見てみましょう。
1. 安全なまちづくり基本計画の策定
市民、事業者、警察などと連携し、「大阪市安全なまちづくり条例」に基づき、基本計画を策定。自らを守る意識の高揚、地域防犯活動の推進、推進体制の整備を基本方針としています。
2. 地域安全防犯対策の実施
- 大阪市安全なまちづくり推進協議会: 関係機関と連携し、防犯活動を推進。
- 客引き行為等の適正化: 迷惑行為の防止を図る。
- 子どものための「見守りカメラ」の設置: 公園や通学路に防犯カメラを設置し、子どもの安全を確保。
- 防犯ボランティア活動団体登録制度: 地域の防犯活動を支援。
- 市職員によるあんしんパトロール: 職員が地域を巡回し、安全を確認。
- 地域防犯活動のための市営住宅等活用: 市営住宅を防犯活動の拠点として提供。
これらの取り組みにより、大阪市は地域の安全と防犯意識の向上を図っています。
大阪市港区はやばい?治安を総括
大阪市港区は、犯罪認知件数が前年から増加し、特に窃盗犯が全体の約70.2%を占めています。一方で、凶悪犯は大幅に減少し、深刻な犯罪は比較的少ないと言えます。人口1万人あたりの犯罪発生率は約97.6件で、大阪府平均を下回る水準にありますが、自転車盗や万引きなどの日常的な犯罪が多発しているため、防犯意識を高めることが重要です。
大阪市では、防犯カメラの設置や地域ボランティア活動の支援など、防犯対策が進められています。これらの取り組みを通じて、地域の安全と住民の安心感がさらに向上することが期待されます。
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大阪市港区の2023年の犯罪認知件数は775件で、前年より約19.0%増加しました。特に窃盗犯や風俗犯が大幅に増加しています。
犯罪種別では窃盗犯が最多で、自転車盗(214件)や万引き(100件)が主な要因となっています。
凶悪犯は2022年の9件から2023年には3件に減少し、約66.7%の減少を記録しました。