大阪市港区の治安はやばい?悪い?周辺の区や前年と比較してみた結果

大阪市港区やばい

大阪市港区の治安はやばい?最初に結論

最初に結論
  • 犯罪認知件数が19.0%増加
    大阪市港区の2023年の犯罪認知件数は775件で、前年より約19.0%増加しました。特に窃盗犯や風俗犯が大幅に増加しています。
  • 窃盗犯が全体の約70.2%を占める
    犯罪種別では窃盗犯が最多で、自転車盗(214件)や万引き(100件)が主な要因となっています。
  • 凶悪犯が大幅減少
    凶悪犯は2022年の9件から2023年には3件に減少し、約66.7%の減少を記録しました。
コミン

こちらの結論に至った理由を、下記から具体的な数値とともに紹介いたします。大阪市港区の治安が気になる人は、是非最後までご覧ください。

本記事のデータ参照元

大阪市港区の年間犯罪認知件数

大阪市港区の2022年と2023年の犯罪傾向を比較すると、以下の変化が見られます。

1. 総犯罪認知件数の変化

年度件数増減数増減率
2022年651件
2023年775件+124件+19.0%

総犯罪認知件数は124件増加し、約19.0%の増加となっています。

2. 犯罪種別の変化

犯罪種別2022年2023年増減数増減率
凶悪犯9件3件-6件-66.7%
粗暴犯46件56件+10件+21.7%
窃盗犯457件544件+87件+19.0%
知能犯35件35件0件0.0%
風俗犯20件28件+8件+40.0%
その他の刑法犯84件109件+25件+29.8%
  • 凶悪犯: 6件減少し、約66.7%の減少。
  • 粗暴犯: 10件増加し、約21.7%の増加。
  • 窃盗犯: 87件増加し、約19.0%の増加。
  • 知能犯: 件数に変化なし。
  • 風俗犯: 8件増加し、約40.0%の増加。
  • その他の刑法犯: 25件増加し、約29.8%の増加。

3. 主な傾向

  • 総数の増加: 全体の犯罪認知件数が約19.0%増加しています。
  • 凶悪犯の減少: 凶悪犯が約66.7%減少しています。
  • 粗暴犯の増加: 粗暴犯が約21.7%増加しています。
  • 窃盗犯の増加: 窃盗犯が約19.0%増加しています。
  • 風俗犯の増加: 風俗犯が約40.0%増加しています。
  • その他の刑法犯の増加: その他の刑法犯が約29.8%増加しています。

2023年は、凶悪犯の減少が見られる一方で、粗暴犯や窃盗犯、風俗犯など多くの犯罪種別で増加が見られます。

周辺の自治体と比べた大阪市港区の治安傾向

2023年の大阪市港区とその隣接自治体(大正区、西区、此花区)の治安傾向を比較しました。

1. 総犯罪認知件数の比較

自治体犯罪認知件数人口人口1万人あたりの犯罪件数
港区775件79,449人約97.6件
大正区620件61,662人約100.5件
西区1,453件108,930人約133.4件
此花区760件64,586人約117.7件

港区は、総犯罪認知件数および人口1万人あたりの犯罪件数で中位に位置しています。

2. 犯罪種別ごとの比較

犯罪種別港区大正区西区此花区
凶悪犯3件13件11件8件
粗暴犯56件44件89件50件
窃盗犯544件430件1,108件561件
知能犯35件34件63件33件
風俗犯28件13件20件31件
その他の刑法犯109件86件164件75件

港区では、窃盗犯が全体の約70.2%を占めており、隣接自治体と比較しても高い割合であることが分かります。

3. 大阪市港区とその周辺の特徴的な犯罪の傾向

  • 港区: 自転車盗(214件)や万引き(100件)が多発しており、商業施設や駅周辺での犯罪発生率が高いと推測されます。
  • 大正区: 自転車盗(178件)や万引き(46件)が多く、住宅地での犯罪が目立ちます。
  • 西区: 自転車盗(565件)や万引き(122件)が多く、繁華街や商業施設での犯罪が多発しています。
  • 此花区: 自転車盗(220件)や万引き(81件)が多く、住宅地や商業施設での犯罪が見られます。

窃盗犯の多さが港区の特徴といえそうです。中でも自転車盗や万引きが特に多く、全犯罪の主な構成要素となっています。

大阪市港区の治安ランキング

2023年のデータを基に、大阪市港区の治安状況をランキングにしました。

1. 総犯罪認知件数ランキング

順位自治体名犯罪認知件数人口人口1万人あたりの犯罪件数
1大阪市中央区6,106件116,687人約523件
2大阪市北区4,906件139,802人約351件
3大阪市浪速区2,375件77,460人約307件
4大阪市西成区2,251件105,022人約214件
9大阪市西区1,453件108,930人約133件
13大阪市港区775件79,449人約97.6件

大阪市港区は、総犯罪認知件数で大阪府内第13位に位置しています。

2. 犯罪種別ランキング

犯罪種別港区の認知件数大阪府内順位備考
窃盗犯544件14位自転車盗と万引きが中心
粗暴犯56件15位暴行や傷害事件が目立つ
知能犯35件20位詐欺事件などが含まれる
風俗犯28件18位公然わいせつが増加
凶悪犯3件22位件数は少ないが注意が必要
その他の刑法犯109件13位様々な小規模犯罪を含む

3. 人口1万人あたり犯罪認知件数ランキング

順位自治体名人口1万人あたりの犯罪件数
1大阪市中央区約523件
2大阪市北区約351件
3大阪市浪速区約307件
4大阪市西成区約214件
9大阪市西区約133件
14大阪市港区約97.6件

大阪市港区は、人口1万人あたりの犯罪認知件数では大阪府内第14位に位置しています。

大阪府内における港区の治安ランキングを総評

大阪市港区の犯罪認知件数は775件で、大阪府内では中位に位置しています。特に窃盗犯が全体の約70.2%を占めており、自転車盗(214件)や万引き(100件)が目立ちます。一方、凶悪犯の件数は3件と少なく、深刻な犯罪は比較的少ないと言えます。

人口1万人あたりの犯罪認知件数は約97.6件で、大阪府平均を下回っているため、治安は中程度と言えるでしょう。しかし、自転車盗や万引きなどの身近な犯罪が多いエリアであり、防犯意識を高めることが重要です。

大阪市が推進する防犯対策

ここまでの内容から、大阪市港区は治安の悪いエリアと認識させてしまったと思います。事実、件数などを見るとそうなってしまうのですが、大阪市もこの状況を看過してはいません。ということで、次より大阪市の防犯への取り組みを見てみましょう。

1. 安全なまちづくり基本計画の策定

市民、事業者、警察などと連携し、「大阪市安全なまちづくり条例」に基づき、基本計画を策定。自らを守る意識の高揚、地域防犯活動の推進、推進体制の整備を基本方針としています。

大阪市公式ウェブサイト

2. 地域安全防犯対策の実施

  • 大阪市安全なまちづくり推進協議会: 関係機関と連携し、防犯活動を推進。
  • 客引き行為等の適正化: 迷惑行為の防止を図る。
  • 子どものための「見守りカメラ」の設置: 公園や通学路に防犯カメラを設置し、子どもの安全を確保。
  • 防犯ボランティア活動団体登録制度: 地域の防犯活動を支援。
  • 市職員によるあんしんパトロール: 職員が地域を巡回し、安全を確認。
  • 地域防犯活動のための市営住宅等活用: 市営住宅を防犯活動の拠点として提供。

大阪市公式ウェブサイト

コミン

これらの取り組みにより、大阪市は地域の安全と防犯意識の向上を図っています。

大阪市港区はやばい?治安を総括

大阪市港区は、犯罪認知件数が前年から増加し、特に窃盗犯が全体の約70.2%を占めています。一方で、凶悪犯は大幅に減少し、深刻な犯罪は比較的少ないと言えます。人口1万人あたりの犯罪発生率は約97.6件で、大阪府平均を下回る水準にありますが、自転車盗や万引きなどの日常的な犯罪が多発しているため、防犯意識を高めることが重要です。

大阪市では、防犯カメラの設置や地域ボランティア活動の支援など、防犯対策が進められています。これらの取り組みを通じて、地域の安全と住民の安心感がさらに向上することが期待されます。

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