南河内郡太子町は治安悪い?やばい?前年の犯罪認知件数や他のエリアと治安を比較

太子町やばい

南河内郡太子町は治安悪い?最初に結論

最初に結論
  • 犯罪件数の増加と課題
    2023年の太子町の総犯罪認知件数は57件で、前年より3件増加しました。犯罪の種類別では大きな変化はありませんが、窃盗犯が全体の約80%を占めており、防犯対策が求められています。
  • 周辺自治体および府内での位置付け
    太子町の治安は、総犯罪認知件数で河南町に次ぎ、千早赤阪村より多い水準にあります。ただし、大阪府全体の平均よりも犯罪率が低く、府内72自治体中60位と比較的安全な地域です。
  • 防犯対策の推進
    太子町では、防犯灯設置補助や青色防犯パトロールの活動、鍵かけ啓発、防犯カメラ設置など、住民が安心して暮らせる環境づくりを推進しています。
コミン

こちらの結論に至った理由を、下記から具体的な数値とともに紹介いたします。大阪府南河内郡太子町の治安が気になる人は、是非最後までご覧ください。

本記事のデータ参照元

太子町の2022年と2023年の犯罪傾向の違い

以下に南河内郡太子町の2022年と2023年の犯罪傾向の違いをまとめました。

太子町における犯罪傾向(2022年 vs 2023年)

犯罪項目2022年認知件数2023年認知件数増減備考
総犯罪認知件数5457+3緩やかな増加
凶悪犯11±0横ばい
粗暴犯11±0横ばい
窃盗犯4746-1わずかに減少

傾向分析

  • 総犯罪認知件数は若干増加しましたが、他の主要項目では大きな変動は見られません。
  • 窃盗犯が1件減少しており、侵入窃盗や置き引き等の対策が一定の成果を上げている可能性があります。
  • 太子町の治安状況は全体的に安定しており、大幅な悪化や改善は見られません。
コミン

2023年の総犯罪認知件数は前年に比べて3件増加しましたが、犯罪の種類別ではほとんど変化がありません。窃盗犯は1件減少しましたが、依然として太子町の犯罪全体の大半を占めています。凶悪犯や粗暴犯は2022年と同様に低水準を維持しています。

太子町と周辺自治体の治安比較(2023年)

以下に、大阪府南河内郡太子町の2023年における犯罪傾向を、周辺自治体(南河内郡河南町、千早赤阪村)と比較しました。

南河内郡(2023年犯罪傾向)

自治体人口総犯罪認知件数凶悪犯粗暴犯窃盗犯人口1000人あたり犯罪件数
太子町12,7625711464.46
河南町14,7006902474.69
千早赤阪村4,750170173.58

傾向分析

  1. 総犯罪認知件数
    • 太子町の犯罪件数は57件で、河南町の69件より少ないが、千早赤阪村の17件よりは多い。
    • ただし、人口比で考えると、河南町が最も高く、次いで太子町、千早赤阪村の順となります。
  2. 凶悪犯
    • 凶悪犯の件数は太子町で1件、河南町と千早赤阪村では0件。
  3. 粗暴犯
    • 粗暴犯の発生件数は河南町が2件で最も多く、太子町と千早赤阪村はそれぞれ1件。
  4. 窃盗犯
    • 窃盗犯の件数では、太子町が46件、河南町が47件、千早赤阪村が7件。
  • 太子町は周辺自治体と比較して治安状況は中間的といえます。犯罪件数全体では河南町より少ないが、人口比での犯罪率ではやや高めです。
コミン

太子町は、総犯罪認知件数や窃盗犯の発生率が河南町と同程度であり、千早赤阪村より治安面で課題があります。特に窃盗犯が犯罪全体の大部分を占めている点が共通の特徴です。ただし、凶悪犯や粗暴犯の発生率は周辺自治体と比べて低水準にあります。

太子町の治安ランキング(大阪府全体との比較)

大阪府全体で見た際の南河内郡太子町の治安の評価と、72自治体中の治安が悪い順のランキングにおける太子町の位置を以下にまとめました。

治安の状況

太子町の総犯罪認知件数は57件で、大阪府全体の平均総犯罪認知件数(約1,112件)に比べて非常に低い水準です。また、犯罪率(人口比)は 0.45% で、大阪府全体の犯罪率(0.91%)を大きく下回っています。

指標太子町大阪府平均
総犯罪認知件数57件約1,112件
凶悪犯1件約10件
粗暴犯1件約67件
窃盗犯46件約810件
犯罪率(人口比)0.45%0.91%

大阪府内72自治体での順位

2023年の犯罪認知件数に基づき、治安が悪い順にランク付けした結果、太子町は 60位(治安が良い側)に位置します。

治安が良い自治体のトップ3

  1. 千早赤阪村 – 総犯罪認知件数:17件
  2. 豊能町 – 総犯罪認知件数:41件
  3. 能勢町 – 総犯罪認知件数:44件

治安が悪い自治体のトップ3

  1. 大阪市中央区 – 総犯罪認知件数:6,106件
  2. 大阪市北区 – 総犯罪認知件数:4,906件
  3. 大阪市西成区 – 総犯罪認知件数:2,251件
コミン

太子町は大阪府内の中でも比較的治安が良い自治体の一つであり、犯罪率は府平均を大幅に下回ります。犯罪件数全体の約80%が窃盗犯で構成されており、特に侵入窃盗への対策が今後の課題です。また、凶悪犯や粗暴犯の発生率は非常に低い水準にあり、安全性は高いと言えます。

太子町が推進する防犯対策

ここまでの内容から、太子町は治安の課題を抱えている地域と感じる方もいらっしゃると思います。事実、犯罪件数の増加傾向が見られる一方で、太子町は安全で安心なまちづくりを目指し、防犯対策を積極的に推進しています。以下に太子町の取り組みを紹介します。

防犯対策

  • 防犯灯の設置補助
    各町会・自治会が新規に防犯灯を設置したり、老朽化した防犯灯を取り換えた場合、設置費用の一部を町が補助しています。 
  • 青色防犯パトロール隊の活動
    「太子の子どもは地域で守る」を合言葉に、講習を受けた隊員が青色防犯パトロール車で町内を巡回し、不審者を寄せつけない環境づくりを推進しています。 
  • 地域安全センターの開設
    「子どもの安全見守り隊」や「地域青色防犯パトロール隊」などの団体が連携し、犯罪のない安全・安心なまちを目指して活動しています。また、地域安全の日(毎月5日)には登校時間帯の見守り活動を行っています。 
  • 鍵かけの推奨
    町内での盗難被害防止のため、住民に対して日頃から確実な施錠を心がけるよう啓発しています。具体的には、住宅侵入窃盗防止のための「ワンドア・ツーロック」や、車上ねらい防止のための車内の貴重品管理、バイク・自転車の二重施錠などを推奨しています。 
  • 防犯カメラの設置
    犯罪の未然防止と迅速な対応を目的として、町内の必要な場所に防犯カメラを設置しています。設置に際しては、個人のプライバシー保護に十分配慮しています。 

    出典:太子町 防犯の取り組み
コミン

これらの取り組みにより、太子町は地域の防犯体制を強化し、住民が安心して暮らせるまちづくりを推進しています。

太子町はやばい?治安を総括

太子町は大阪府内でも比較的治安の良い自治体として評価されています。犯罪率は府平均を下回り、凶悪犯や粗暴犯の発生も低水準を維持しています。しかし、総犯罪認知件数の大部分を占める窃盗犯への対策は依然として重要な課題です。

町が実施している防犯灯設置補助や青色防犯パトロール活動、地域安全センターを活用した連携の取り組みは、住民の安全・安心を支える重要な施策です。

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