高槻市は治安悪い?やばい?前年の犯罪認知件数や他のエリアと治安を比較

高槻市やばい

高槻市は治安悪い?最初に結論

最初に結論
  • 犯罪認知件数の増加傾向
    高槻市では2022年から2023年にかけて総犯罪認知件数が約12.9%増加しました。特に粗暴犯と窃盗犯の増加が目立っています。
  • 隣接自治体との比較での特徴
    高槻市の総犯罪認知件数は隣接する茨木市より少ない一方で、枚方市や島本町より高い水準にあります。粗暴犯の件数が隣接自治体中で最も多く、窃盗犯が総犯罪件数の約72%を占めています。
  • 大阪府全体での治安評価
    高槻市は大阪府内で60位/72地域(犯罪率が高い順)に位置し、府全体と比較すると治安は比較的良い地域に分類されます。
コミン

こちらの結論に至った理由を、下記から具体的な数値とともに紹介いたします。高槻市の治安が気になる人は、是非最後までご覧ください。

本記事のデータ参照元

高槻市の2022年と2023年の犯罪傾向の違い

以下に高槻市の2022年と2023年の犯罪傾向の違いをまとめました。

高槻市の犯罪傾向(2022年 vs 2023年)

犯罪項目2022年認知件数2023年認知件数増減備考
総犯罪認知件数1,6331,844+211犯罪件数全体で増加傾向が見られる
凶悪犯1110-1わずかに減少
粗暴犯74122+48増加が顕著
窃盗犯1,1411,326+185窃盗犯が全体の増加に大きく寄与

傾向分析

  • 総犯罪認知件数が前年比で211件増加しており、特に窃盗犯が増加していることが全体の増加に影響を与えています。
  • 粗暴犯の増加が目立ち、地域内での暴力事件やトラブルの対策が求められます。
  • 凶悪犯は若干減少しており、治安の維持に一定の成果が見られますが、全体として注意が必要です。
コミン

高槻市は2023年に犯罪認知件数が前年比で約12.9%増加しました。粗暴犯や窃盗犯の増加が課題となっている一方で、凶悪犯や器物損壊の件数は減少しており、一部では治安改善の兆しも見られます。

高槻市と周辺自治体の治安比較(2023年)

以下に、大阪府高槻市の2023年における治安の傾向を隣接する自治体と比較しました。

高槻市と周辺自治体の犯罪傾向(2023年)

自治体人口総犯罪認知件数凶悪犯粗暴犯窃盗犯人口1000人あたり犯罪件数
高槻市346,1891,844101221,3260.53%
茨木市285,7292,06220761,4250.72%
枚方市393,1991,70818951,1430.43%

傾向分析

  1. 総犯罪認知件数
    • 高槻市の犯罪件数は1,844件で、枚方市を上回るものの茨木市には及びません。
    • 人口比では高槻市は枚方市よりやや高めですが、茨木市よりは低い水準です。
  2. 凶悪犯
    • 高槻市の凶悪犯は10件で、茨木市(20件)や枚方市(18件)より少ないです。
  3. 粗暴犯
    • 高槻市の粗暴犯は122件で、茨木市(76件)や枚方市(95件)より多い点が目立ちます。
  4. 窃盗犯
    • 窃盗犯は高槻市が1,326件で、枚方市(1,143件)より多いものの、茨木市(1,425件)より少ないです。
コミン

2023年の高槻市では、総犯罪件数は隣接する茨木市より少ないものの、枚方市や島本町より高い水準にあります。特に粗暴犯の件数が隣接自治体より突出して多く、防犯対策の強化が求められる状況です。

大阪府高槻市の治安ランキング(大阪府全体との比較)

2023年の高槻市の治安状況と、大阪府72自治体を治安が悪い順でランキングした際の高槻市の順位を以下にまとめました。

大阪府全体での高槻市の治安状況(2023年)

項目大阪府全体平均高槻市コメント
総犯罪認知件数80,037件1,844件府全体の約2.3%を占め、やや高め
凶悪犯734件10件府全体平均より少ない
粗暴犯4,819件122件府平均と同程度の傾向
窃盗犯58,282件1,326件窃盗犯が犯罪全体の大部分を占める
人口1000人あたり犯罪件数0.91%0.53%府全体平均より低い水準

高槻市の治安ランキング

  • 大阪府72自治体中、治安の悪さで60位となります。

傾向分析

  • 高槻市は府全体で見ると犯罪件数がやや多いものの、人口比での犯罪率は平均を下回っており、比較的安定した治安を維持しています。
コミン

高槻市は大阪府全体の犯罪発生率と比較して治安が良い地域に分類されます。特に凶悪犯の発生率が低い点が特徴ですが、窃盗犯が総犯罪件数の大半を占めているため、防犯カメラ設置や地域住民によるパトロール活動を通じた防犯対策のさらなる強化が期待されます。

高槻市が推進する防犯対策

ここまでの内容から、高槻市は治安の課題を抱えている地域と感じる方もいらっしゃるかもしれません。実際、犯罪件数の増加が見られる一方で高槻市は、市民が安全で安心して暮らせるまちを目指し、防犯対策を積極的に推進しています。以下に、高槻市の取り組みを紹介します。

1. 安全・安心まちづくり条例の策定

高槻市では、「安全で安心して暮らせるまちづくり条例」を制定し、市民や地域団体、事業者、警察などが一体となって防犯活動を行っています。この条例を基に、犯罪抑止や地域防犯意識の向上を図る仕組みづくりを進めています。

2. 防犯カメラの設置促進

犯罪の未然防止と抑止効果を高めるため、市内の公共施設や通学路、商業施設周辺などに防犯カメラを設置しています。特に、地域住民や自治会の協力のもと、設置場所の選定や運用を行うことで、地域全体の防犯意識を高めています。

3. 防犯灯の整備

高槻市は、夜間の安全性を高めるため、防犯灯の設置と維持管理を推進しています。自治会や地域団体と連携し、防犯灯の設置費用を補助することで、夜間の犯罪抑止を図っています。

4. 青色防犯パトロールの実施

地域住民やボランティアが主体となり、青色防犯パトロールを実施しています。専用車両を使用し、犯罪が発生しやすい場所や時間帯を巡回することで、犯罪発生を抑制し、地域住民に安心感を提供しています。

5. 子どもの見守り活動

通学路や学校周辺での見守り活動を通じて、子どもの安全確保に取り組んでいます。地域住民やボランティアが協力し、登下校時のパトロールや声掛けを実施することで、子どもたちが安心して通学できる環境を整えています。

6. 防犯活動支援

防犯活動を行う地域団体やボランティア団体に対し、活動資金の補助や防犯グッズの提供を行っています。また、活動拠点としての施設利用の支援も行い、防犯活動を通じた地域住民の連携強化を図っています。

【出典】高槻市公式サイト – 防犯対策
高槻市防犯ページ

コミン

高槻市は、防犯カメラの設置や青色防犯パトロール、防犯灯の整備をはじめとした多角的な防犯対策を推進しています。これらの取り組みを通じて、地域全体の犯罪抑止効果を高め、市民が安心して暮らせるまちづくりを目指しています。特に、地域住民の自主的な防犯活動を支援する仕組みづくりが特徴的であり、防犯意識のさらなる向上が期待されます。

高槻市はやばい?治安を総括

高槻市は2023年の犯罪認知件数が前年比で約12.9%増加しており、特に粗暴犯と窃盗犯の増加が目立っています。一方で、凶悪犯や器物損壊の減少は治安改善の兆しといえます。大阪府内の治安ランキングでは比較的良い地域に位置しており、防犯カメラ設置や地域住民の防犯活動など、さらなる対策が求められます。

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