大阪市鶴見区は治安悪い?やばい?前年の犯罪認知件数や他のエリアと治安を比較

大阪市鶴見区の治安はやばい?最初に結論

最初に結論
  • 犯罪認知件数が約12%増加
    大阪市鶴見区の2023年の犯罪認知件数は882件で、前年より約12%増加しました。窃盗犯(特に自転車盗)の増加が目立ちます。
  • 凶悪犯が大幅減少
    2023年の凶悪犯発生件数は5件で、前年から約44%減少しました。粗暴犯もわずかに増加したものの、全体的に低い水準を保っています。
  • 大阪府内で治安が良好なエリア
    鶴見区の人口10万人あたりの犯罪発生率は790件で、大阪府全体(914件)や大阪市全体(1,426件)の平均を下回り、治安が良好な地域と評価されています。
コミン

こちらの結論に至った理由を、下記から具体的な数値とともに紹介いたします。大阪市鶴見区の治安が気になる人は、是非最後までご覧ください。

本記事のデータ参照元

▼別エリアの治安

大阪市鶴見区の犯罪傾向の概要

大阪市鶴見区の2022年と2023年の犯罪認知件数を比較しました。

1. 犯罪認知件数の総数

  • 2022年: 787件
  • 2023年: 882件
    前年と比較して 95件増加(約12%の増加)しました。

2. 主な犯罪種類別の変化

  • 凶悪犯
    • 2022年:9件
    • 2023年:5件(-4件、約44%減少)
  • 窃盗犯
    • 2022年:592件
    • 2023年:690件(+98件、約17%増加)
    • 特に、自転車盗(2022年:307件 → 2023年:335件)が増加。
  • 粗暴犯
    • 2022年:40件
    • 2023年:43件(+3件、約8%増加)

3. 増加が顕著な犯罪

  • 窃盗犯全般:98件増加(約17%増加)
    • 自転車盗:+28件
    • 万引き:+14件(2022年:81件 → 2023年:95件)
  • 粗暴犯:+3件(暴行や傷害など)

4. 減少が見られる犯罪

  • 凶悪犯:-4件(2022年:9件 → 2023年:5件)
  • その他の刑法犯:微減。
コミン

2023年の鶴見区では、窃盗犯を中心とした犯罪認知件数が増加しました。特に自転車盗や車上ねらいの発生が顕著です。一方、凶悪犯は減少しており、地域全体の治安は引き続き改善が求められます。

大阪市鶴見区と隣接の治安の比較

大阪市鶴見区の2023年の治安状況を、隣接する周辺自治体(旭区、城東区、守口市、大東市)と比較しました。

犯罪認知件数の比較

自治体犯罪認知件数人口(約)人口10万人あたりの件数
鶴見区882件111,725人790件
旭区797件90,135人884件
城東区1,274件169,379人752件
守口市1,261件140,974人895件
大東市1,108件116,193人953件

鶴見区の犯罪発生率(人口10万人あたりの件数)は、旭区や守口市より低く、城東区より高めですが、周辺自治体と大きな差はありません。

犯罪種別ごとの比較

  • 窃盗犯
    • 鶴見区: 690件
    • 旭区: 529件
    • 城東区: 920件
    • 守口市: 952件
    • 大東市: 840件

→ 鶴見区の窃盗犯発生件数は、城東区や守口市に次いで高く、特に自転車盗(335件)が多い傾向にあります。

  • 粗暴犯
    • 鶴見区: 43件
    • 旭区: 44件
    • 城東区: 75件
    • 守口市: 43件
    • 大東市: 54件

→ 鶴見区の粗暴犯発生件数は、隣接自治体と同程度です。

  • 凶悪犯
    • 鶴見区: 5件
    • 旭区: 13件
    • 城東区: 11件
    • 守口市: 7件
    • 大東市: 5件

→ 鶴見区の凶悪犯発生件数は低い水準にあります。

コミン

2023年の大阪市鶴見区は、隣接自治体と比較して全体的な犯罪発生率は中間程度です。窃盗犯が主な犯罪で、特に自転車盗が目立ちます。一方で、凶悪犯や粗暴犯の発生率は低い水準を保っています。防犯意識の向上が、治安改善のための課題となっています。

大阪府全体で見た大阪市鶴見区の治安状況(2023年)

犯罪認知件数(人口10万人あたりの件数)

自治体犯罪認知件数人口(約)人口10万人あたりの件数特徴
鶴見区882件111,725人790件大阪府平均および大阪市平均を下回る犯罪発生率。
大阪府全体80,037件8,764,509人914件府平均より治安は良好。
大阪市全体39,408件2,761,550人1,426件市平均と比較して治安は非常に良好。

鶴見区の犯罪発生率(人口10万人あたり)は、大阪府全体や大阪市全体の平均を下回り、治安が良好な地域と評価されます​。

鶴見区の治安ランキング(犯罪認知件数多い順)

順位自治体犯罪認知件数人口(約)人口10万人あたりの件数
1大阪市中央区6,106件116,687人5,230件
2大阪市北区4,906件139,802人3,510件
51大阪市鶴見区882件111,725人790件

鶴見区は、大阪府内で 51位 に位置し、府内でも治安が良好なエリアの一つとされています。

コミン

2023年における大阪市鶴見区の治安状況は、大阪府全体および大阪市全体の平均を大きく下回り、非常に良好です。犯罪の種類では、窃盗犯が主ですが、凶悪犯や粗暴犯の発生は低い水準にとどまっています。

大阪市が推進する防犯対策

ここまでの内容から、大阪市鶴見区は治安の悪いエリアと認識させてしまったと思います。事実、件数などを見るとそうなってしまうのですが、大阪市もこの状況を看過してはいません。ということで、次より大阪市の防犯への取り組みを見てみましょう。

1. 安全なまちづくり基本計画の策定

市民、事業者、警察などと連携し、「大阪市安全なまちづくり条例」に基づき、基本計画を策定。自らを守る意識の高揚、地域防犯活動の推進、推進体制の整備を基本方針としています。

大阪市公式ウェブサイト

2. 地域安全防犯対策の実施

  • 大阪市安全なまちづくり推進協議会: 関係機関と連携し、防犯活動を推進。
  • 客引き行為等の適正化: 迷惑行為の防止を図る。
  • 子どものための「見守りカメラ」の設置: 公園や通学路に防犯カメラを設置し、子どもの安全を確保。
  • 防犯ボランティア活動団体登録制度: 地域の防犯活動を支援。
  • 市職員によるあんしんパトロール: 職員が地域を巡回し、安全を確認。
  • 地域防犯活動のための市営住宅等活用: 市営住宅を防犯活動の拠点として提供。

大阪市公式ウェブサイト

コミン

これらの取り組みにより、大阪市は地域の安全と防犯意識の向上を図っています。

大阪市鶴見区はやばい?治安を総括

2023年における大阪市鶴見区の治安状況は、大阪府全体および大阪市全体の平均を下回る非常に良好な状態です。特に凶悪犯や粗暴犯の発生率が低く、治安が安定している点が特徴です。一方で、窃盗犯が全体の約78%を占めており、自転車盗や万引きが主な課題として挙げられます。

地域住民の防犯意識を高めることや、自転車盗対策の強化が求められます。大阪市が進める地域防犯活動や見守りカメラの設置といった取り組みを活用することで、さらなる治安向上が期待されます。

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